現地時間2018年3月30日金曜日:カリブ海のバルバドス、ドリル・ホール・ビーチで開催中のWSLカリビアン・レッグ男女QS3000「バルバドス・サーフ・プロ」は大会4日目。本日は男子ラウンド4と女子ラウンド2と3が行われ、男子ベスト16、女子ベスト8が決定した。
男子ラウンド4のヒート1には、日本男子で唯一人勝ち上がった新井洋人が登場。バルバドスのジョシュ・バーク、南アフリカのマシュー・マギリヴレイ、元CTサーファーのアレックス・リベイロという強豪と対戦した。
ジョシュ・バークはスタートから先制攻撃を仕掛け、波数の少ないヒートの中でも的確な波を選んでスコアを重ねてヒートをリード。新井洋人もキレのあるバックハンドで4.83をスコアしてヒートを開始。
フォアハンドのリベイロは、スピード感のある圧倒的なマニューバーで7.00をスコアする。ジョシュ・バークはさらにエクセレントスコアをたたき出しリードを広げる。残り5分を切ってニード7.74と追い込まれた新井洋人は、優先権を使って5.40をスコアするもそこまで。
新井洋人は3位で敗退となり、17位でフィニッシュとなった。
女子のラウンド2ではヒート3に黒川日菜子が登場。モード・ル・カー、フランキー・ハラー、エラ・ウィリアムスと対戦。ヒートはル・カーがバックハンドで5.50をスコアして開始。続けてバックアップ4.83をスコアしてヒートを完全にリード。
ヒート中盤にセットが入り黒川は優先権を使い、伸びのあるバックハンドターンで5.93をスコア。続けて5.33をスコアした黒川はトップに躍り出る。残り時間は10分を切っても攻撃の手を緩めない黒川はアンダープライトリティで8.67のエクセレントをスコア。圧倒的なサーフィンで1位でラウンドアップを決めた。
前田マヒナはクレア・ベヴィラックァ、サマンサ・シブリー、ブリアナ・コープと対戦。ヒートは前田が開始直後にロングライドを決めて4.67をスコアしてスタート。続けてスピードに乗ったカーヴィンターンをコネクトし6.17をスコアしてトップに躍り出る前田は、更に7.33をスコア。ヒート前半にも関わらず2位以下を大きく引き離し、そのままラウンドアップを決めた。
ラウンド3では前田マヒナと黒川日菜子が同じヒートで、ポーリン・アドゥとレティシア・カナレス・ビルバオと対戦。スローなスタートの中で黒川はオープニングから5.67をスコアして幸先の良い滑り出し、じっくりと波を待った前田はクリティカル・スナップと大きな弧を描くラウンドハウス・カットバックで8.0のエクセレントをスコアしヒートをリードする。
黒川はヒート終盤に5.73をスコア。 前田も5.17をスコアして再びトップヘ返り咲き、前田と黒川がワンツーフィニッシュでクオーターファイナル進出を決めた。
クオーターファイルで黒川はヒート1でレイラニ・マクゴナグルと、前田マヒナはヒート2でサマンサ・シブリーと対戦する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2666/barbados-surf-pro