ロサンゼルス、カリフォルニア/USA(2018年3月9日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、 新しい制度、パートナーシップ、流通チャンネルを2018年のチャンピオンシップ・ツアー(CT)シーズン開幕直前にアナウンスした。
WSLは、2018年に北米とオーストラリアのLifeproof、オーストラリアのBoost Mobile、初めての「ファウンダーズ カップ」のプレゼンティング・パートナーであるMichelob ULTRAを含むWSLファミリーを新しいオフィシャル・パートナーとして迎え、詳細は順次発表される。
Facebook LIVEでWSL解説者とインタラクティブに
また、今年の初めには、男女チャンピオンシップ・ツアー・イベントを含む、クオリファイング・シリーズ10,000、ビッグウェイブ・ツアー・イベント、ワールド・ジュニア・チャンピオンシップといった2018と2019のトップ・ライブ・イベントにおける、Facebookとの独占的なデジタルホームとしてのパートナーシップを発表したWSL。
そのパートナーシップの一環として、ライブを楽しむ視聴者はブロードキャスト・グラフィックスが強化されたFacebook LIVEで、Facebook LIVEコメントを使ってWSL解説者とのインタラクティブなやりとり、Facebook WatchでのWSLオリジナル・プログラミングなどが利用できるようになる。
100カ国以上で2018年シーズンのテレビ配信
また史上初となるスペイン語放送が、英語とポルトガル語に加わり、そのフェイスブック・パートナーシップに加えて、WSLはアメリカ、ブラジル、オーストラリア、フランス、ポルトガル、日本の主要マーケットで、リニアテレビ契約を再開。新規および既存の放送パートナーを通じて、100カ国以上で2018年シーズンのテレビ配信を行う予定。
今年のWSL CTブロードキャストは、新しい試みがたくさん行われる予定で、2018シーズンは、コメンタリーパネルを通じて、アスリート、レジェンド、ユニークなキャラクターを紹介。視聴者は、各イベントでコメントチームやVIPヘッドセットを使ったサーファーを見て、試合の全体像を見ることができる。
ライブ・イベント中にバレルのスピード、エアの高さと時間を測定。
そして、WSLは、バーチャルアイとのパートナーシップを通じて「コースマップ」を提供する予定で、コースマップ機能を使用すると、ツアーのコンテスト会場の位置を示すだけでなく、世界で最高の波を生み出すダイナミクスをアニメーション・グラフィックスを使用して表示。この最新版に加えて、GPSによるグラフィックスとデータから、ライブ・イベント中のバレルのスピード、エアの高さと時間を測定。さらに解説者はテレストレーター・ツールを使用して、試合のアクションをより詳しく分析して解説できるようになる。
WSLは、サーフィンをより一般の人が理解しやすくするために、すべてのWSLチャネルを通して、サーフィンの理解しにくい複雑な要素をしっかりと伝えるためのキャンペーンを実施しようとしている。
2018年のCTカレンダーに新しい会場
2018年のCTカレンダーには、カリフォルニア州レモーにあるサーフ・ランチ、インドネシア・バリのクラマスなどの新しい会場が追加されている。 世界最高のウイメンズ・サーファーは、メンズのみが開催されてきた南アフリカのジェフリーズベイで試合が追加。
チャンピオンシップ・ツアー史上初となるワールド・クラスの人工波でのサーフィンも加わり、 ケリー・スレーターによるスタジアム・サーフィンが、カリフォルニア州レモーのサーフ・ランチで開催。 もう1つのイノベーションとして、チーム対抗戦となるスペシャルイベント、ファウンダーズ・カップ・オブ・サーフィンがサーフ・ランチで5月に開催される。
男子ラウンド5、女子ラウンド4が消える
WSLチャンピオンシップ・ツアーの更なる変化は、メンズ・イベントからラウンド5、そして、ウイメンズ・イベントからラウンド4が消えるということ。これまで男女共3人ヒートの敗者なしのラウンドとして行われていたが、今シーズンからは1位と2位がクォーターファイナル進出、3位の選手は9位でフィニッシュとなる。
オーバーラッピング・フォーマットの追加
また、コンディションによっては実施されていた、同時に2つのヒートを進行するオーバーラッピング・フォーマットが、既に許可が出ているベルズ・ビーチ、ジェフリーズ・ベイ、パイプラインに加え、ゴールド・コーストとフランス会場でも実施することが可能となった。ファンとコンテストの向上に焦点を当てて、これらの変更はイベントの長さを縮め、選手が最良の条件で試合をできるよう考え出されたものだ。
兎にも角にも、エンターテインメント性を向上する様々な変更が加えられ始めたWSL。どんな形で我々の前に姿を表すのか楽しみにしたい。
更なる情報は、http://www.worldsurfleague.com/