カノア五十嵐、大原洋人がトップ通過。稲葉玲王もR3進出。QS6000バートン・オートモーティブ・プロ

日の丸を掲げた記念すべき第1ヒートを勝ち上がったカノア。

メレウェザー、NSW/AUS(2018年2月21日水曜日)昨日のレイデーを経て、WSLメンズQS6000「バートン・オートモーティブ・メンズ・プロ」とウイメンズQS6000「グランドスタンド・スポーツ・クリニック・ウイメンズ・プロ」は3~5フィートのコンディションで再開。

大会3日目はメンズのトップシードが登場するラウンド2が行われ、2017年のチャンピオンシップ・ツアー・ルーキー・オブ・ザ・イヤーのコナー・オリアリー(AUS)が、ここまでのイベント・ハイエスト・ヒート・トータルを記録した。

柄沢明美さんの長男であるコナー。Credit: © WSL / Tom Bennett
柄沢明美さんの長男であるコナー。Credit: © WSL / Tom Bennett

 

コナー・オリアリー(AUS)は、ジャック・フリーストーン(AUS)、マット・バンティング(AUS)、リューイル・フェリペ(BRA)と対戦。ファーストウェイブで8.50のエクセレントをスコアし、直ぐに8.73をスコア。ここまでの最高得点17.23で圧勝した。

 

コナーとルーク・イーガン
コナーとルーク・イーガン

 

「激しいヒートでしたね。今シーズン初のヒートなのに、いきなりCTのファイナルのようでした。自分の戦略は早くにまともなスコアを見つけ出すことでした。自分のコーチであるルーク・イーガンはメレウェザーの出身で、確かに彼からのヒート前の情報は助けになりましたね。」

 

 

本日行われた男子ラウンド2では、H2に大原洋人と新井洋人のWヒロトが登場。各選手ともラフでトリッキーなコンディションのなかで、クリーンなスコアリング・ウェイブを探していた。

 

1位で勝ち上がった大原洋人。
1位で勝ち上がった大原洋人。

 

そんな中でスタートからチャージを見せた新井洋人が先制攻撃を仕掛けた。ヒート終盤までトップを維持した新井に対し、エンジンのかからない大原は4位。

 

ヒート前半にチャージを繰り返した新井だったが。Credit: © WSL / Tom Bennett
ヒート前半にチャージを繰り返した新井だったが。Credit: © WSL / Tom Bennett

 

しかし残り時間10分を切って、得意のレイバック・スナップで反撃を開始した大原は、ラスト数分でクリティカルターンを決め5.50と5.60をスコアして、大逆転でトップ通過。最後までチャージした新井は惜しくも3位敗退となった。

 

昨日も絶好調だった仲村拓久未はH8に登場、オープニング・ライドでバックハンドのビッグターンを決めて5.73をスコア。バックアップを3.40として、アダム・メリングに次いで2位で後半戦へ。しかし終盤に3位のヴァーガスが6.33でトップへ。最後までバックハンドでチャージした仲村だったが惜しくも4位で敗退となった。

 

日の丸を掲げた記念すべき第1ヒートを勝ち上がったカノア。
日の丸を掲げた記念すべき第1ヒートを勝ち上がったカノア。

 

H17に登場したカノア五十嵐は、スタートからフォアハンドで6.50をスコア。更にヒート後半にはバックハンドノビッグリエントリーで7.10をスコア。日本リージョンでの初ヒートを余裕のトップ通過でラウンドアップを果たした。

 

H18の大橋海人は、じっくりと波を待ち、ファーストウェイブでクリティカルなセクションで激しく板を切り返し4.67をスコア。ヒート終盤にニード6.1でコンビネーション・マニューバーを見せるも5.67と僅かに逆転ならず。惜しくもここで敗退となった。
H24の稲葉玲王は、ソリ・ベイリーがスタートからグッド・スコアを集める中、スコアリング・ウェイブを吟味して、ビッグセットをキャッチ。クローズセクションでのフォアハンド・ブローテール・スラッシュをメイクしヒートのベストスコア7.43をマーク。しかし後が続かない稲葉だったが、残り10分を切り3.77をマークし2位でラウンドアップを決めた。

 

 

明日、男子ラウンド3が行われれば、H1に大原洋人、H9 カノア五十嵐、H11稲葉玲王がクレジット。

 

女子ラウンド1がスタートとなれば、H3松田詩野、H4西元エミリー、H5都筑有夢路、H6田代凪沙。ラウンド2からはH3黒川日菜子、H4橋本恋、H-6大村奈央、H7にはカノア同様ハワイリージョンから日本へリージョンを移した前田マヒナ、H8には川合美乃里がクレジットされている。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2617/burton-automotive-pro

 

ネクトコールは現地時間の22日6時30分は、日本時間の22日4時30分です。