

ハレイワ、オアフ/ハワイ(2017年11月14日火曜日)第35回となるVANSトリプルクラウン・オブ・サーフィンがスタート。その開幕戦となるQS10000「ハワイアン・プロ」が、3-5フィートの WNWスウェルがヒットした、スモールコンディションのハレイワ、アリイ・ビーチで開幕した。

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— World Surf League (@wsl) 2017年11月14日
QSイベントも大詰めで来年CTクオリファイを目指すサーファーにとっては、今回のハレイワと第2戦のサンセットのQS10000イベントは落とせない大事なイベント。
本日のトリプルクラウン初戦の「ハワイアン・プロ」には、世界を目指す大原洋人と新井洋人が日本から参戦。ハワイから喜納海人も登場した。
Hawaiian Pro 2017: Day 1 Highlights | Vans Triple Crown of Surfing | VANS
現在QSランク18位の大原洋人。彼は目前に迫ったCTクオリファイを目指して、チャージを見せてた。ラウンド2から出場の大原洋人は、ブレット・シンプソン、ソリ・ベイリー、カラニ・ボールと対戦。ヒートはスタートからベイリーがバックハンドで6.00をスコアしてスタート。大原洋人もバックハンドでチャージを見せるヒートを開始する。

ブレット・シンプソンはバックハンドでエクセレントの8.00をスコア。ソリ・ベイリーはセカンドウェイブで7.00して、トータル13.00でヒートをコントロール。4位を強いられた大原は優先権を持ってセットを待つも、焦りからか思わぬ波に手を出しスコアを伸ばせない。3位のカラニ・モールがノーグラブのバックハンド・エアリバースをメイクしていく。

追い込まれた大原だったが、後半に入りバックハンド6.03をスコアして反撃を開始。残り時間10分を切り、ニード4.98の大原は、アンダー・プライオリティで再びレフトをキャッチ。バックハンドでフィンアウトのブローテール・リエントリーをクローズ・セクションでメイク。7.00をスコアして一気に1位のポジションへ。
しかし2位のベイリーに再びトップのポジションを奪われて2位となった大原。3位でヒートの最高点となるエクセレントの8.00を持っていたシンプソンとの2位争いとなった。
残り1分を切り、優先権を持っていた大原は、シンプソンから波を奪ってラストウェイブを掴んだ。しかし、その次の波でシンプソンはバックハンドでチャージ。その波は6.07となり、1位ヘジャップアップするシンプソン。大原洋人は3位に押し出されて、まさかのファーストラウンド敗退となった。
現在QSランク18位の大原洋人にとって、残り2戦のQS10000はクオリファイするためには絶対落とせない大事な試合だったが、今回のラウンド2での敗退でかなり厳しい状況へ追い込まれた。残すはサンセットのみ。最後まで諦めずにチャージを見せて欲しい。

一方、新井洋人は、ラウンド1でマテウス・ハーディ、ケオニ・ヤン、喜納海人と対戦。ヒート前半に入ったセットで各選手がスコアを重ね、ハーディがトップ、喜納海人が2位につける。プライオリティを維持して波を待ち続けた新井洋人は、オープンフェイスのレフトのセットをキャッチ。得意のバックハンドで何度もターンを繰り返しコンプリート。6.27をスコアする。

ケオニ・ヤンもバックハンドのパワーサーフィンで7.5をスコアしてヒートをリード。ヒート後半に入り、バックアップを探していた新井は再びバックハンドで、クリティカルなセクションへのソリッドなターン2発を決めて5.33をスコアして2位に浮上。更にバックアップを5.57に塗り替えて、2位でラウンドアップを決めた。喜納海人もチャージを繰り返すも逆転できず4位で敗退となった。
明日試合が再開されれば、新井洋人は朝一のヒートでマーク・ラコマー、キロン・ジャボー、ピーターソン・クリサントと対戦する。頑張れ!新井洋人。
ネクストコールは現地時間2017年11月15日7時は、日本時間の 2017年11月16日2時です。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1972/hawaiian-pro
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/2017