Competition Day 6 – 2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
写真、リポート:山本貞彦 「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」大会6日目。天候は晴れ。空気が入れ替わり、秋の気配。風はオフ。波のサイズはコシハラ、セットでムネ。サイズダウンの予想はなんのその、うねりをキープ。なので、急遽スケジュールを変更して+8ヒートを追加。
日本人選手の勝ち上がり組が多く、2会場を二手に分かれて応援ということに。
今日はボーイズのU-18、U-16はR-5、リパはU-18、U-16ははR-8まで。
→追加で、U-18、U-16はR-6まで。リパはU-18、U-16はR-9まで。
ガールズはU-18、U-16はR-4、リパはU-18、U-16はR-6まで
→追加で、U-18、U-16はR-5まで。リパはU-18、U-16はR-7までを消化。
大会6日目を終わり、12名中6名が生き残るチームUSAは、チームポイントで僅差ながらトップを独走。2位にはチーム・ハワイが5位からジャンプアップ。ホスト・チームの日本は第3位、第4位にチーム・フランスが続く。USAとハワイは6人のアスリートがファイナルデイに残り、そのうち2人はグランドファイナルでメダルが確定。チーム・ハワイも、グランドファイナルに3人のアスリートが決定。
3位のチーム日本は3名がファイナルデイに残っており、上山キアヌ久里朱が本戦からのグランド・ファイナル進出決定でメダルが確実。川合美乃里、安室丈はリパチャージのファイナル進出で、そこで2アップでグランドファイナルとなる。がんばれ!日本!
今日の結果。
U-18ボーイズ/R-5 三輪紘也→リパR-8。ここで敗退。今大会9位で終了。
U-18ボーイズ/リパR-6 小笠原由織→リパR-7。ここで敗退。今大会13位で終了。
U-16ボーイズ/R-5 上山キアヌ久里朱→R6→Finalへ。
U-16ボーイズ/R-5 安室丈→R6→リパR-10へ。
U-16ボーイズ/リパR-6 伊東李安琉はここで敗退。今大会17位で終了。
U-16ボーイズ/リパR-5 鈴木仁→リパR-6→リパR-7→リパR-8→リパR-9。ここで敗退。今大会8位で終了。
U-18ガールズ/R-4 川合美乃里→R-5→リパR-8へ。
U-16ガールズ/R-4 中塩佳那→リパR-6。ここで敗退。今大会9位で終了。
U-16ガールズ/リパR-5 野中美波→リパR-6→リパR-7。ここで敗退。今大会7位で終了。
最終日の日本人選手は
U-16ボーイズ/ グランドファイナル進出の上山キアヌ久里朱。
U-18ガールズ/リパR-8 川合美乃里。ラウンドアップでFinalへ。
U-16ボーイズ/リパR-10 安室丈。ラウンドアップでFinalへ。
明日はチーム戦の「ISA Aloha Cup」を10時から開催。
出場チームは下記の通り。
SF#1 France, Japan, USA, South Africa
SF#2 Australia, Hawaii, Brazil, Costa Rica
鈴木仁
敗者復活戦を勝ち上がり、なんと今日だけで5回も戦う。勝ち上がるとともインターバルは短くなって、疲労が蓄積。縦に上がるところを、横に流す。今日の最終ヒートリパR-9では、力も入らずか、波に乗れない。起死回生のエアーもインコプリートで、ここで力尽きた。悔しい気持ちもあるだろうに、子供たちの応援に対して、爽やかな笑顔。お疲れ様でした!
三輪紘也
日を追うことに上手くなっていた紘也。焦らず、波を待つことができるようになった。だが、R-5では逃げ切られて、リパR-8へ。気持ちを切り替えて臨むも、やはり調子のいいNoah Hill (USA)、Marco Mignot (FRA)に阻まれた。
小笠原由織
出だしは調子がよく、リパR-6は1位でラウンドアップするものの、次のリパR-7で敗退。負けは多くの勉強材料。次につなげましょう。
上山キアヌ久里朱
波のセレクトもいいが、とにかく自信を持ってサーフィンしているのが、こちらにも伝わってくる。自分の波乗りを理解して、今できることを100%やっている。日本人選手でただ一人、本戦勝ち上がりで決勝進出!
安室丈
サーフィンの調子は決して悪いわけじゃない。敗者復活戦に回ったものの、今の調子なら間違いなくファイナルへ行くことができるだろう。
伊東李安琉
波を選びすぎたか。もしくは綺麗なサーフィンが仇となったか。パワーがもう少し欲しいとも言えるが、今は成長期。じっくり体格、体力を作りましょう。
川合美乃里
美乃里もヒートを追うごとに調子を上げて、やっと自分の波乗りが出来るようになってきた。このR-5では波もさることながら、リエントリー連発のスピードある演技で、9.97ポイントを叩き出す。外人選手からも10ポイントの声も上がるほど。
しかし、急遽、次のラウンドもやることがコールされ、試合でのコンセートレーションが立て直せなかったか。波のセレクトに苦労して、4位でリパへ回る。
野中美波
美波も今日は3回戦う。技のバリエーションが足りなかったか。体力と集中力。ここが課題か。でも、前のヒートのジャッジで、試合開始が20分ほど遅れても、集中力切らさなかったのは評価できる。
中塩佳那
攻めてました。今の体格でできることはやってたと思う。パワーはこれから。ならば、レールを使って、もう少しスピードが欲しいところか。そうすれば、当てる位置が変わるし、ワイプアウトもなく、踏ん張れるはず。
今日のスケジュール変更のコール。
波が良かったからという理由のようだが、もう少し早く言って欲しかったかと。
メディアもどこでどのヒートが行われるかは、MCで聞くか、ウェブで見るか。
掲示板に貼られたらしいけど、撮影で現場を離れられないし。
ウェブも更新が遅れたりで、あてにならず、もう、現場は大混乱でした。
そして、選手、コーチ、スタッフは戦略練り直し。
選手自身もコンセントレーションを立て直すことに一苦労。
まあ全員、条件は一緒だし、勝つ奴は勝つわけで。
これも修行の一環と思うしかないか。
コンペを戦うには「タフ」であれということなんだろうな。
The schedule for Saturday’s competition is as follows*:
ISA Aloha Cup
10:00am – Semifinal #1 (France, Japan, USA, South Africa)
11:00am – Semifinal #2 (Australia, Hawaii, Brazil, Costa Rica)
12:00pm – Final
2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権日本代表選手
U-18ボーイズクラス/大音凛太、小笠原由織、西優司、三輪紘也
U-16ボーイズクラス/伊東李安琉、上山キアヌ久里朱、安室丈、鈴木仁
U-18ガールズクラス/加藤里菜、川合美乃里
U-16ガールズクラス/野中美波、中塩佳那
■大会開催概要
大会名称 :2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権
(英字)2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
開催期日 :2017年9月23日(土)~10月1日(日) =9日間=
開催場所 :宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸
大会公式ページ:http://isaworlds.com/juniors/2017/en/