Volcom Pipe Proが 8-12フィートのパイプで再開。ニューヨークのルーキー、バララム・スタックがパーフェクト10をスコア。

Volcom Pipe Proが 8-12フィートのパイプで再開。ニューヨークのルーキー、バララム・スタックがパーフェクト10をスコア。(2/1)

 

Balaram Stack, a long way from New York but finding perfection at Pipeline. Photo: Volcom/Bielmann

 

ノースショア、オアフ(2012年1月31日):昨日までの巨大なスウェルはドロップし、Volcom Pipe Proは 8-12フィートのパイプで再開された。波は巨大なままではあるが、少しずつサイズダウンするも、素晴しいコンディションをキープ。そんな中で、20才のニューヨークのルーキー、バララム・スタックは、Volcomパイプ・プロの勇士が認めた物凄いコンディションの中でパーフェクト10をスコアした。

危険を伴う巨大なパイプでは、多くのサーフボードが折れ、サーファーのプライドは無いのも同然。そんな状況で、ニューヨークから来たキッズがショーを独り占めするとは、誰も想像していなかった。しかも無傷でだ。スタックは今日、パイプラインで最もリスペクトされたライダー、カラニ・チャップマン、グレンジャー・ラーソン、トニーノ・ベンソンといった新進気鋭のハワイアン・スターと直面した。

スタートから厳しい波に突っ込むスタック。追い打ちをかける短いチューブ・ライドでノックアウト状態だった。しかし、危険なラインナップで他の選手も悪戦苦闘しており、スタックは驚くべきことに、僅かなリードをとっていた。そして彼は、無重力状態でドロップ。彼のサーフボードのレールをセットして、大きく口を開けたホロー・バレルに包まれて行った。そして、彼が凄まじい水飛沫とともに現れたとき、それを信じられないかのように彼は手を後で組んでさりげなく立っていた。この波でスタックは、エレクトリック・パーフェクト10ボーナスアワードで1,000ドルを獲得。彼はいまベスト32に残り、昨年のイベント・チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)と次のラウンドで戦う事となる。

「パンピング・ウェイブでヒートを戦いたいと、いつも思っていました。」と、スタックが言った。「波が来たら絶対に行ってやる。行かなかったら絶対に後悔するからと思っていました。波が凄いのは分かってましたけど、4人だけでパイプでサーフする機会なんてないですからね。だから波に乗る事だけを望んでました。

ヒート中は、気が狂いそうでした。僕が望んでいたのは、次のラウンドまで辿り着く事でした。でも僕は今、それが今までで最高のものだったので、本当にどうでも良くなっちゃいました。ここでのコンテストは初めてですが、間違いなく自分が思い描いていた夢ですね。」

また午後に遅くには、プエルトリコのディラン・グレイヴスとマウイのダスティー・ペインもパーフェクト10をスコア。バララムのように ― それぞれ1,000ドルのボーナスを獲得。マウイのイアン・ウォルシュは、今日を「今年のベストデイ」と言った。しかし、うねりは激しく脈打ち、ラインアップは巨大なチューブと巨大なピークがぶつかり合い、時にホワイトウォーターで埋め尽くされた。

Alex Gray Photo: Volcom/Bielmann

カリフォルニアのアレックス・グレイは、最もヘビーなバレルにチャージした。

カリフォルニアのアレックス・グレイは、今日のファースト・ヒートに登場。昨日アウター・リーフの巨大な波でサーフィン中に大怪我を負ったが、それを乗り越えてヒートに挑んだ。彼のふくらはぎには、縫った傷を保護するテープが貼られていた。それでも慎重さを捨て去った彼は、今日最もヘビーなバレルにチャージした。

「我々は昨日、アウター・リーフでサーフィンした。そして残念なことに、僕は自分の足でフィンを折って、昨夜7時ごろ入院したんだ。」と、グレイが言った。「それほどクレイジーではなかった。でも、今朝は痛くて、どうするか悩んだんだ。でも我々はサーフするためにパイプラインに来た。昨日の傷でやめることはできないよ。」

また、ブルース・アイアンズ(ハワイ)は、9.40と8.07 のシングルスコをマーク、17.47で今日のハイエスト・ヒート・スコアを記録した。その他にも多くのシングル・ウェイブ・ハイ・スコアがマークされ、イアン・ウォルシュ(ハワイ)が9.87、ゲイブ・クリング(フロリダ)が9.70、カルロス・ムニョス(コスタリカ)が9.27、ネイト・ヨーマンズ(カリフォルニア)が9.23、そして、メイソン・ホー(ハワイ)が9.17をスコアした。

Tanner Gudauskas Photo: Volcom/BRENT

昨年のボルコム・パイプ・プロ・チャンピオンであるジョン・フローレンス(ハワイ)は、ファイナルとも言えるヒートを辛うじて勝ち上がった。前パイプ・チャンピオンのブルース・アイアンズ、オーストラリアのアンソニー・ウォルシュ、ノースショア・ローカルのショーン・ムーディに対して、フローレンスは窮地に追い込まれていた。終了間際にバレルを掴んだフローレンスは、2位に滑り込んでラウンドアップした。

「首の筋を違えたみたいで、手が痺れるんです。ヒート中は座っているだけで、やっと最後に波を掴めてラッキーでした。アンソニー・ウォルシュは、とても危険です。確かに怖いヒートでした…ムーディとブルースも…お化けセットも入って来て、楽しかったですけど、ダブルアップするクレイジーな奴も入って来ていました。」

今日のパイプで敗退した選手の中には、バックドアでパーフェクト10をスコアしたがバックアップを見つけられなかったダスティー・ペインをはじめ、マイルス・パダカ、オラ・エレオグラム、マーカス・ヒックマン、ロイ・パワーズ、パンチョ・サリヴァン、ケコア・バカルソといった多くのハワイアンの姿があった。

予報では明日も素晴しいコンディションのパイプラインが見られそうで、現地午前7時30分にオフィシャルコール。そして、ファイナルまで行われる予定である。

RESULTS:
Surfers listed in order of 1st through 4th. 1st & 2nd advance.
Remainder of ROUND 2
H14: Alexander Grey (USA) 13.00pts ; Olaman Eleogram (HAW) 8.93pts ; Sidney Guimaraes (BRA)  5.93pts ; Dylan Goodale (HAW) 2.67pts
H15: Evan Valiere (HAW) 9.24pts ; Koa Rothman (HAW) 5.27pts ; Franklin Serpa (BRA) 4.17pts ; Jason Shibata (HAW) 3.10pts
H16: Ian Walsh (HAW) 15.14pts ; Pancho Sullivan (HAW) 11.84pts ; Brett Barley (USA) 9.33pts ; Krystian Kymerson (BRA) 2.70pts

Round 3
H1: Torry Meister (HAW) 11.97pts ; Fredrick Patacchia (HAW) 8.73pts ; Kevin Sullivan (HAW) 7.50pts ; Gony Zubizarreta (ESP)  5.60pts
H2: Kai Barger (HAW) 13.17pts ; BIlly Kemper (HAW) 9.17pts ; Nils Schweizer (USA) 7.30pts ; Dean Morrison (AUS) 5.17pts
H3: Ezekiel Lau (HAW) 12.34pts ; Mason Ho (HAW) 12.17pts ; Hank Gaskell (HAW) 8.83pts ; Dane Gudauskas (USA) 6.47pts
H4: Tanner Gudauskas (USA) 10.34pts ; Tim Reyes (USA) 6.67pts ;Makai McNamara (HAW) 5.10pts ; Derek Peters (USA) 4.03pts
H5: Tyler Newton (HAW) 9.20pts ; Tanner Hendrickson (HAW) 5.50pts ; Shaun Joubert (ZAF) 3.27pts ; Brandon Jackson (ZAF) 2.47pts
H6: Gabe Kling (USA) 14.03 ; Ramzi Boukhiam (MAR) 9.83pts ; Gabriel Villaran (PER) 8.26pts ; Maxime Huscenot (FRA) 6.10pts
H7: Jamie O’Brien (HAW) 8.94pts ; Ricardo Dos Santos (BRA) 8.17pts ; Gavin Gillette (HAW) 6.34pts ; Joel Centeio (HAW) 4.53pts
H8: Reef McIntosh (HAW) 9.17pts ; Flynn Novak (HAW) 9.13pts ; Josh Kerr (AUS) 7.20pts ; Koa Smith (HAW) 1.47pts
H9: Bruce Irons (HAW) 17.47pts ; John John Florence (HAW) 9.26pts ; Anthony Walsh (AUS) 8.57pts ; Sean Moody (HAW) 7.17pts
H10: Chris Ward (USA) 14.40pts ; Joan Duru (FRA) 7.50pts ; Kiron Jabour (HAW) 3.27pts ; Stephen Walsh (AUS) 1.67pts
H11: Balaram Stack (USA) 13.67pts ; Kalani Chapman (HAW) 5.10pts ; Granger Larson (HAW) 2.23pts ; Tonino Benson (HAW) 2.00pts
H12: Carlos Munoz (CRI) 15.60pts ; Sebastien Zietz (HAW) 9.26pts ; Wiggolly Dantas (BRA) 6.76pts ; Rudy Palmboom (ZAF) 3.76pts
H13: Nathan Yeomans (USA) 11.23pts ; Jonathan Gonzalez (CNY) 10.56pts ; Olamana Eleogram (HAW) 10.33 ; Myles Padaca (HAW) 5.90pts
H14: Dylan Graves (PRI) 15.00pts ; Alexander Grey (USA) 12.00pts ; Leandro Usuna (ARG) 6.50pts ; Kekoa Bacalso (HAW) 2.23pts
H15: Evan Valiere (HAW) 12.00pts ; Mitchel Coleborn (AUS) 5.90pts ; Roy Powers (HAW) 5.53pts ; Pancho Sullivan (HAW) 2.73pts
H16: Koa Rothman (HAW) ; Ian Walsh (HAW) 12.26pts ; Dusty Payne (HAW) 10.00 ; Marcus Hickman (HAW) 8.60pts

 

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