サンクレメンテ、カリフォルニア/USA(2017年9月11日月曜日)レイデーが続いていたWSL−CT第8戦「Hurley Pro at Trestles」は、3−4フィートのロウワー・トラッソルズで本日よりスタート。男子ラウンド1からラウンド2のヒート4までが終了した。
本日は、ワイルドカードで出場のエヴァン・ガイゼルマンと大原洋人が、ワールド・タイトル・コンテンダーであるウィルキンソンとライトを下す番狂わせが発生。またトップ・シードのジョーディ・スミス、ジョン・ジョン・フローレンス、ジュリアン・ウィルソンがハイパフォーマンス・サーフィンでラウンド3へ勝ち上がった。
ラウンド1ヒート5では、トライアルで優勝し、ワイルドカードを手に入れた日本期待の大原洋人が、イタロ・フェレイラ(BRA)とWSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と対戦。
しかし惜しくも3位となり敗者復活をかけたラウンド2を戦うこととなった大原洋人。その模様はこちら。
試合前のインタビューでは、「僕はこのイベントに出ることを本当に楽しみにしています。特にジョン・ジョン[フローレンス]とヒートで戦えるのが楽しみですね。」と語り、「初めてCTに出た2015年の時は、ラウンド2で破れたので、今年はそれを上回る成績を残すのが目標です。」と言っていた大原洋人。
ラウンド2で大原洋人は、ワールド・タイトル・コンテンダーのひとりであるオーウェン・ライトと対戦。波数、サイズ共ダウン傾向のなかで行われたヒートは、開始から10分、セットが入らずに両者波に乗らずにリスタート。
オープニング・ライドはオーウェン・ライトがレフトブレイクで7.50をスコア。大原洋人もパワフルなフォアハンド・サーフィンで6.83をスコアして応戦する。ライトはすぐにバックアップ6.53を見つけてヒートスコア14.03でヒートをリードした。
Wildcard @hirotoohara1 eliminates @RealOwenWright in #HurleyPro Rd 2, Heat 2 https://t.co/v5Zhd0kHRX pic.twitter.com/9Xwxxvka1C
— World Surf League (@wsl) 2017年9月11日
優先権を持って波を待ち続ける大原は、ヒート後半に入りレイバック・スナップとブローテールリバースをコンビネーションさせて、エクセレントの8.90をスコア。ヒートスコア15.73で大逆転。ライトを残り時間10分でニード8.24と追い込む。
ヒート終盤にバックハンドでチャージするライトだったが7.93と逆転ならず。大原洋人が逃げ切り、見事ラウンド3進出を決めた。
「オーウェン・ライトとのヒートで、勝ち負けは考えずに、自分が良い波に乗って良いサーフィンが出来れば良いなと思ってやってました。
こうやって世界のトップ選手と戦えるチャンスも中々ないので、自分のサーフィンを100パーセント出して、どんな風に彼らと戦えるか知りたくて今回出場したので、それが出来て良かったです。
優勝できたら良いですけど、先ずはヒートごと集中して、その時自分が何ができるか判断して、やれたら良いなと思います。」と、大原洋人は試合後のインタビューでコメント。
ラウンド3で大原洋人は、再び世界チャンピオンである、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とマン・オン・マンで対戦することとなった。相手にとって不足なし。大原洋人のサーフィンをジョン・ジョンに見せてやれ! GO! 洋人!
イベント主催者は、現地時間午前8時00分のスタートを目指して午前7時30分(日本時間23時30分)にネクストコール。予報では現在のスウェルは続き、より大きなスウェルが水曜日に入り、木曜日にピークに達して、金曜日にはダウン傾向。
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1935/hurley-pro-at-trestles/live
ハーレー・プロ・ラウンド1結果:
ヒート1:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)14.50、ミゲル・プポ(BRA)9.67、ウィゴリー・ダンタス(BRA)6.90
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.27、カイオ・イベリ(BRA)10.90、ジャドソン・アンドレ(BRA)10.84
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)14.40、オーウェン・ライト(AUS)12.63、ジョシュ・カー(AUS)11.17
ヒート4:ビード・ダービッジ(AUS 13.43、マット・ウィルキンソン(AUS)10.20、イーサン・ユーイング(AUS)6.33
ヒート5:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.07、イタロ・フェレイラ(BRA)15.90、洋人大原(JPN)12.40
ヒート6:ジョーディ・スミス(ZAF)13.23、イアン・ゴウベイア(BRA)10.70、エヴァン・ガイゼルマン(USA)9.76
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.67、ナット・ヤング(USA)13.03、エイドリアン・バカン(AUS)9.30
ヒート8:コナー・コフィン(USA)14.67、ストゥー・ケネディ(AUS)6.67、ジョエル・パーキンソン(AUS)4.66
ヒート9:フィリーペ・トリード(BRA)17.60、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)15.86、ジョアン・ドゥルー(FRA)14.07
ヒート10:セバスチャン・ジーツ(HAW)16.83、コナー・オリアリー(AUS)9.26、カノア五十嵐(USA)7.90
ヒート11:フレデリコ・モライス(PRT)14.90、ジャック・フリーストーン(AUS)12.34、コロへアンディーノ(USA)8.13
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)14.10、イズキール・ラウ(HAW)13.43、ミシェル・ボレーズ(PYF)13.00
ハーレー・プロ・ラウンド2結果(ヒート1 – 4):
ヒート1:エヴァン・ガイゼルマン(USA)15.50 def.マット・ウィルキンソン(AUS)12.96
ヒート2:大原洋人(JPN)15.73 def.オーウェン・ライト(AUS)15.43
ヒート3:イーサン・ユーイング(AUS)11.03 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)9.07
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)16.50 def.コナー・オリアリー(AUS)13.00
残っているハーレー・プロ・ラウンド2マッチアップ(ヒート5 – 12):
ヒート5:コロへ・アンディーノ(USA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート6:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ミゲル・プポ(BRA)
ヒート7:ジョアン・ドゥルー(FRA)対ナット・ヤング(USA)
ヒート8:エイドリアン・バカン(AUS)対スチュアート・ケネディ(AUS)
ヒート9:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート10:カイオ・イベリ(BRA)対カノア五十嵐(USA)
ヒート11:イタロ・フェレイラ(BRA)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート12:イアン・ゴウベイア(BRA)対イズキール・ラウ(HAW)
スウォッチ・プロ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:カリッサ・ムーア(HAW)対マリア・マニュエル(HAW)
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対ポーリン・アドゥ(FRA)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対メイシー・キャラハン(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)対ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート5:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ローラ・エネバー(AUS)
ヒート6:レイキー・ピーターソン(USA)対ココ・ホー(HAW)