大原洋人がCT第8戦「Hurley Pro at Trestles」の2度目の出場に対する意気込みを語る

トライアルで優勝してワイルドカードをゲットした大原洋人
コンテスト会場のロウワー・トラッソルズ
コンテスト会場のロウワー・トラッソルズ

 

サンクレメンテ、カリフォルニア/USA、WSLチャンピオンシップ・ツアー第8戦「Hurley Pro at Trestles」(9月6日から17日。Swatch Pro同時開催)が開幕まで1週間を切った。2017年のメンズWSLタイトル・レースも後半戦に突入。シーズン前半は全試合が全て異なった勝者で、トップ5の差は僅か5,000ポイント未満と極めてタイトな状況となっている。

 

 

今回のカリフォルニアを含め、フランス、ポルトガル、ハワイと残り4戦。誰が勝つのか予測できない混戦状態。そんな状況で今回はタイトルレースに関わる大事な一戦となってくる。

 

 

20170814

 

2011年以来の世界ナンバー1のポジションにいるジョーディ・スミス(ZAF)は、昨年のイベントチャンピオンとして出場。それを僅か950ポイント差で追いかけるのは、現在世界ランク2位であるWSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)。サンクレメンテ在住のスミスにとって、このトラッソルズでもう一勝をあげて、ライバルたちとの差を広げておきたいところだ。

 

日本の大原洋人が2度目のCTイベントのワイルドカードをゲット

大原洋人 WSL / Kelly Cestari
大原洋人 WSL / Kelly Cestari

 

もう一つの今回のイベントの注目は、日本の大原洋人が、Hurley Pro at Trestles」のワイルドカードをかけたトライアルで優勝し、一昨年に続き2度目のCTイベントのワイルドカードをゲットしたことだろう。

 

2015年に出場した時は、ジョシュ・カー(AUS)にラウンド2で破れた大原。今回はラウンド1で、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)と対戦する。

 

現在クオリファイング・シリーズ・ランキング第10位の大原は、前回の第25位という成績を上回る結果を残したいと思っている。

 

「僕はこのイベントに出ることを本当に楽しみにしています。特にジョン・ジョン[フローレンス]とヒートで戦えるのが楽しみですね。」と、大原は言った。

 

「初めてCTに出た2015年の時は、ラウンド2で破れたので、今年はそれを上回る成績を残すのが目標です。トラッソルズのコンテストのために、特別なトレーニングをしたわけではないですが、たくさん練習して、イベントの準備は万端です。

 

初めてこの試合をビーチで見たのは15歳の時で、将来、自分がこの同じステージで戦っているなんてことはイメージできなかったですね。僕がこのイベントで2年前に初めて出場したとき、QSと比較してレベルの違いを感じました。それは良い経験でした。

 

あれから2年が経って、自分のサーフィンレベルも向上していると実感しているので、今回はより良い成績を残せたらなと思っています。」

 

大原同様にエヴァン・ガイゼルマン(USA)も、トライアル・イベントからメインイベントの出場権を手に入れた。「僕は トライアルに勝った時から、ローワーズでサーフィン出来るチャンスを楽しみにしていたんです。」と、ガイゼルマンは言った。

 

現在クオリファイング・シリーズの世界ランキング第10位の大原洋人。このまま順位をキープできれば来年度は悲願のCT入りという日本のサーフィン史に刻まれる偉業達成となる。今回のCTイベントでも活躍してくれることだろう。がんばれ!大原洋人!

 

 

 

ハーレー・プロ・ラウンド1マッチアップ:
ヒート1:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ミゲル・プポ(BRA)
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、カイオ・イベリ(BRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジョシュ・カー(AUS)
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート5:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)、大原洋人(JPN)
ヒート6:ジョーディ・スミス(ZAF)、イアン・ゴウベイア(BRA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)、エイドリアン・バカン(AUS)、ナット・ヤング(USA)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)、コナー・コフィン(USA)、ストゥー・ケネディ(AUS)
ヒート9:フィリーペ・トリード(BRA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート10:コナー・オリアリー(AUS)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、カノア五十嵐(USA)
ヒート11:コロへアンディーノ(USA)、フレデリコ・モライス(PRT)、ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)、ミシェル・ボレーズ(PYF)、イズキール・ラウ(HAW)

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1935/hurley-pro-at-trestles