2017年9月23日(土)から10月1日(日)までの9日間、宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸で開催される、「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」に出場する日本代表選手が決定。昨日7月20日、東京都内で記者会見が行われた。
この大会は、世界最大規模の国際ジュニア選手権で、世界ジュニアサーフィン選手権としては、国内およびアジア初の開催で、ISA主催大会としては、1990年以来27年ぶりの国内開催となる。
大会は、男女18歳以下、16歳以下のクラスで実施され、昨年、ポルトガルで開催された同大会には、39ヶ国から371人の選手が出場。U16で森友二と西優司が表彰台に上がるなどし、日本代表チームは国別4位という成績を収めた。今回はそれを上回る成績を収めることを目標に掲げている。
記者会見には、日本代表の大音凛太、上山キアヌ久里朱、川合美乃里、中塩佳那の4名が出席。また今大会アンバサダーに就任したオリンピック競泳メダリスト松田丈志氏の就任会見も行われた。
松田氏は宮崎県延岡市の出身であり、自身もサーファーであること、2020年にサーフィンがオリンピック種目となったことで、自分の経験で培ったものを伝承したいという思いなどからアンバサダーを引き受けたと語った。
高校時代にサーフィンを始め、オーストラリア遠征の時に現地の選手やコーチ全員がサーファーで、サーフィンが彼らの生活の一部になっていることを知り、サーフィンにハマったという松田氏。競泳選手として「パドリングなら今回の代表選手には負けないと思いますが、サーフボードに立つまでの話ですけどね。」とジョークを交えてコメント。
今回史上初のホームである日本開催の大会において、3年後の東京オリンピックで、間違いなく日本を担う存在となるジュニア世代。12名の若きNAMINORI JAPANが世界の強豪に挑む。
国際大会の経験も豊富な選手が顔を揃えた今回の日本代表。必ず期待通りの活躍を見せてくれることだろう。日の丸を背負い戦うフレッシュな選手たちへの熱いエールを送りたい。がんばれ!日本!
2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権日本代表選手
U-18ボーイズクラス/大音凛太、小笠原由織、西優司、三輪紘也
U-16ボーイズクラス/伊東李安琉、上山キアヌ久里朱、安室丈、鈴木仁
U-18ガールズクラス/加藤里菜、川合美乃里
U-16ガールズクラス/野中美波、中塩佳那
※通常は海外での開催のため補欠選手を用意しないが、今回は国内開催ということで各クラス1名の補欠選手が選出されている。
U-18 Boys補欠:都筑百斗、U-16 Boys補欠:村田嵐、
U-18 Girls、U-16 Girlsの補欠:松田詩野
■大会開催概要
大会名称:2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権
(英字)2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
開催期日:2017年9月23日(土)~10月1日(日) =9日間=
開催場所:宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸
主催 :国際サーフィン連盟(International Surfing Association : ISA)
主管 :2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権実行委員会
参加国数:約50ヶ国600人以上(予定)
参加選手:18歳以下男子(各国4名以内)、18歳以下女子(各国2名以内)
16歳以下男子(各国4名以内)、16歳以下女子(各国2名以内)
各国最大12名以内
大会公式サイト
http://www.isasurf.org/events/isa-world-junior-surfing-championship/
■大会会場について
会場である日向市お倉ヶ浜海岸は、「日本の渚100選」に選ばれた4kmの広い砂浜が特徴で、初心者から上級者まで県内外の多くのサーファーやボディーボーダーに愛され、年間を通し賑わっています。また、プロサーフィン選手権や全日本サーフィン選手権など数多くの大会を開催する国内有数のサーフポイントとして有名です。■大会アンバサダー 松田丈志(まつだ・たけし)氏プロフィール
宮崎県延岡市出身。セガサミー所属。趣味はサーフィン。4歳から水泳を始め、2004年アテネオリンピック出場(400m自由形)。2008年北京オリンピック200mバタフライで銅メダル獲得。同年、宮崎県民栄誉賞と延岡市民栄誉賞受賞。2012年3度目となるロンドンオリンピックは、競泳チームキャプテンとして出場し、200mバタフライでは銅メダルを、400mメドレーリレーでは日本競泳史上初となる銀メダルを獲得。2016年4度目となるリオデジャネイロオリンピックでは、800mフリーリレーにアンカーとして出場し、52年振りの銅メダルを獲得。同年9月、現役を引退し、現在はJOCやJADAのアスリート委員を務めるなど、スポーツの普及活動を中心に幅広く活動している。