現地時間2017年4月15日土曜日:カリブ海に浮かぶバルバドスのセント・マイケル、ドリル・ホール・ビーチで開催中のWSL-QS3000「バルバドス・サーフ・プロ」は大会4日目。レイデーを経て、女子のラウンド4、男子のラウンド4とラウンド5が行われ、男女共ベスト8が決定。
男子は、シェーン・キャンベルAUS、サンチァゴ・ムニーツARG、ビノ・ロペスBRA、ラファエル・テイクセラBRA、ジョシュ・バークBRB、エヴァン・ガイゼルマンUSA、キアヌ・アシンHAW、ノミ・ミニョFRAの8名が明日のファイナルデイを戦う。
本日はラウンド4に勝ち上がった期待の日本人サーファ−3名が登場。H1に新井洋人、H6に大原洋人と田中大貴が同じヒートとなった。
新井洋人のヒートはスローな展開。サンチャゴ・ムニーツ、ビクター・ベルナルド、ピーターソン・クリサントの3名がスタートからチャージし、スコアを重ねていくのに対し、じっくりと波を待ち続けた新井。ヒート後半に4.87をスコアするも4位を強いられる。 残り時間10分を切って2.23をスコアするも万事休す。
ヒートは田中大貴がオープニングライドでバックハンドのストレートアップで6.17をスコア。さらに2本目のグッドスコアをたたき出してヒートをリード。大原洋人はじっくりとセットの良い波を待つ作戦だったようだが、全く自分のサーフィンを見せる波を掴めずに4位で敗退。田中大貴はウイスリー・ダンタスを抑え、見事1位でラウンドアップを決めた。
ラウンド5では、キアヌ・アシン、タナー・ヘンドリクソン、ジョシュ・バークと対戦した田中大貴。田中はそんな強豪を相手にスタートから果敢に攻め、6.00と4.50をスコアしてヒートをリード。元CTサーファーのキアヌ・アシンが高速マニューバーでエクセレントを含む2本の高得点を揃え、13.76のヒートスコアで逆転。田中もバックアップを6.00にあげて2位をキープする。しかし終盤に逆転され、4位を強いられてタイムアップ。好調だった田中大貴だったがここで敗退となった。
今回はベスト16まで勝ち上がり、13位でフィニッシュとなった田中大貴は、貴重なQSポイントをゲット。海外でのQS3000という舞台でラウンドアップを続けた今大会は、彼にとってプロキャリアにおけるベスト・リザルトとなった。
悔しい敗退となったがトップサーファーとの激しいヒートは彼にとって素晴らしい経験になったに違いない。今年QSイベントに的を絞り世界を目指す田中大貴。この後はハワイ経由で日本に戻り、5月の千葉で行われるQS6000に備える。今年はWSLの試合中心という田中大貴の活躍にも期待したい。
いよいよ明日はファイナルデイ。ネクストコールは現地時間7時30分で8時スタート予定。日本とバルバドスとの時差は、マルティニークと同じ13時間。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
現地時間の8時0分 は日本時間の21時0分です。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/2353/barbados-surf-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/2354/barbados-surf-pro
http://www.barbadossurfpro.com/
https://www.facebook.com/barbadossurfpro