タイラー、カリッサ、レイキー、ジョアンの4名がQF進出。サリーが大怪我。 Rip Curl Pro Bells Beach開幕

絶好調のタイラー・ライト PHOTO: © WSL / Sloane

ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2017年4月12日水曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第3戦である「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」のオープニング・デイは、3~5フィートのコンディションとなったベルズ・ビーチで、素晴らしいパフォーマンスとともに女子のラウンド3までが一気に消化された。

 

 

WSLチャンピオンに君臨するタイラー・ライト(AUS)は今日、ベルズ・ビーチで驚異的なパフォーマンスを見せた。ライトはラウンド1でいきなり17.00の2-ウェイブ・コンバイン・スコアを記録。そして、ラウンド3でも18.47をスコア。彼女のハイパフォーマンスを続けた。本日の勝利でライトは一足早くクォーターファイナルへ進出。彼女にとって初のベルズ優勝へと近付いた。

 

コンスタントなベルズとなって、今日は本当に良い一日でした。素晴らしいです。」と、ライトは言った。「勝つためには波を慎重に選ばなければならない。でも一貫したコンディションだったので、ヒートのなかで違った波を試す余裕ができました。それは素晴らしいです。

 

タイラー・ライト PHOTO: © WSL / Sloane
タイラー・ライト PHOTO: © WSL / Sloane

 

これまでベルズでは優勝したことがないので、それは目標ですね。でも今は、よりビッグなスウェルが入ってきたとき、それを乗りこなすという、小さなゴールに集中しています。最近、実生活のなかで多くのプレッシャー・シチュエーションがあったので、ヒートでサーフィンするときプレッシャーをあまり感じないんです。それが全体をうまくとらえた見方を自分に与えてくれたんです。」

 

カリッサ・ムーア PHOTO: © WSL / Barripp
カリッサ・ムーア PHOTO: © WSL / Barripp

 

3度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、ヴァン・ダイクによってラウンド2へ追いやられた。そんな状況にもかかわらず、ムーアはラウンド2で今日のハイエスト・スコアとなる驚くべき19.13のコンバイン・スコアで、トライアル勝者のエラ・ウィリアムス(NZL)を下してラウンド3へ復活。

 

ムーアはパワフルなターンとアグレッシブ・スナップで、彼女が3度のベルズの勝者である理由を示した。ムーアは、ラウンド3のオープニング・ヒートで2016のイベント勝者であるコートニー・コンローグ(USA)とココ・ホー(HAW)に対してチャージし続け、クォーターファイナル進出を決めた。

 

「波はサイズアップしていて、多くのセットがありました。」と、ムーアは言った。「本当に疲れきっています。今日は本当に多くのヒートをサーフィンしました。でもラウンド3を勝ってクォーターファイナルにスキップ出来たことはボーナスですね。」

「波はそれぞれのヒートで全く違ったので、素早い適応が求められたんです。自分のファースト・ヒートから立ち直って、いまは気分は良いです。ベルズに戻ってこれたことは本当に素晴らしい。」

 

サリー・フィッツギボンズ PHOTO: © WSL / Sloane
サリー・フィッツギボンズ PHOTO: © WSL / Sloane

 

現在、ランキングリーダーのサリー・フィッツギボンズが、ラウンド3の最終ヒートで怪我を負った。最後の波で逆転するためにスコアを必要としていたフィッツギボンズは、起死回生をかけてテイクオフ。ファーストターンはビッグだったが、彼女はぎこちなくワイプアウト。自分のフィンで足を切ってしまったのだ。

 


「サリー・フィッツギボンズは、かなりの痛みがあるようです」と、WSL副理事ジェシー・マイリー-ダイヤーは言った。「足にかなり大きな深い傷があると思われます。傷がどれほど深く、出血がどれだけあるのかは分かりません。ドクターが彼女の手当てをしています。」サリーの状態が心配だが、一日も早い復帰を願いたい。

 

イベント主催者は、明朝午前6時45分にファーストコール。現在の日本とベルズとの時差は1時間。日本の方が1時間遅れています。

 

レイキー・ピーターソンもクオーター進出。
レイキー・ピーターソンもクオーター進出。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1822/rip-curl-pro-bells-beach

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ラウンド1結果:
ヒート1:セージ・エリクソン(USA)14.00、コートニー・コンローグ(USA)13.74、ココ・ホー(HAW)11.03
ヒート2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)12.67、カリッサ・ムーア(HAW)11.67、ブロンテ・マコーレー(AUS)9.16
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)17.00、エラ・ウィリアムス(NZL)6.53、ローラ・エネバー(AUS)6.50
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)14.94、イザベラ・ニコルズ(AUS)10.16、キーリー・アンドリュー(AUS)9.56
ヒート5:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.13、レイキー・ピーターソン(USA)13.60、ポーリーン・アドゥ(FRA)7.44
ヒート6:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)13.34、シルヴァーナ・リマ(BRA)12.16、ジョアン・ディフェィ(FRA)8.74
リップ・カール・ウイメンズプロ・ラウンド2結果:
ヒート1:ココ・ホー(HAW)12.14 def.キーリー・アンドリュー(AUS)12.00
ヒート2:レイキー・ピーターソン(USA)13.70 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)12.44
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)19.13 def.エラ・ウィリアムス(NZL)6.37
ヒート4:コートニー・コンローグ(USA)16.44 def.イザベラ・ニコルズ(AUS)12.56
ヒート5:ジョアン・ディフェィ(FRA)15.43 def.ポーリーン・アドゥ(FRA)9.43
ヒート6:シルヴァーナ・リマ(BRA)14.50 def.ローラ・エネバー(AUS)4.13
リップ・カール・ウイメンズプロ:ラウンド3結果
ヒート1:カリッサ・ムーア(HAW)15.50、コートニー・コンローグ(USA)15.03、ココ・ホー(HAW)10.60
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)18.47、セージ・エリクソン(USA)15.73、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)8.76
ヒート3:レイキー・ピーターソン(USA)14.90、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)12.84、ステファニー・ギルモア(AUS)12.00
ヒート4:ジョアン・ディフェィ(FRA)9.33、シルヴァーナ・リマ(BRA)4.80、サリー・フィッツギボンズ(AUS)1.73
リップ・カール・ウイメンズ・プロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:コートニー・コンローグ(USA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート2:セージ・エリクソン(USA)対ココ・ホー(HAW)
ヒート3:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)対ステファニー・ギルモア(AUS)
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド1マッチアップ:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)、ミック・ファニング(AUS)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)、ミゲル・プポ(BRA)、イズキール・ラウ(HAW)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)、スチュアート・ケネディ(AUS)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート4:ジョディ・スミス(ZAF)、カノア五十嵐(USA)、ナット・ヤング(USA)
ヒート5:コロへアンディーノ(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、サミュエル・プポ(BRA)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジェレミー・フローレス(FRA)、グリンデン・リングローズ(AUS)
ヒート7:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)、ジョーン・ドゥルー(FRA)
ヒート8:ケリー・スレーター(USA)、ジョシュ・カー(AUS)、イアン・ゴウベイア(BRA)
ヒート9:ミシェル・ボレーズ(PYF)、コナー・オリアリー(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート10:ジョエル・パーキンソン(AUS)、エイドリアン・バカン(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)
ヒート11:フィリーペ・トリード(BRA)、コナー・コフィン(USA)、ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート12:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)