クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2017年3月15日水曜日)今シーズンのWSLチャンピオンシップ・ツアー開幕戦となる「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」。今季のツアーの行方を占う上でも、非常に注目される第1戦。
本日は、午前中のウエイティング後に、2017年のワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)ウィメンズ初戦となる「ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」のラウンド1が5ヒートのみが2~3フィートのコンディションで行われた。
WSLチャンピオンに君臨する、昨年のイベント・ディフェンディング・チャンピオンであるタイラー・ライト(AUS)は、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)の15.16という今日のハイエスト・ヒート・スコアによって、ラウンド2を強いられる展開となった。
ヴァン・ダイクは今シーズンをエクセレントの8.83で開始。ソリッドな6.33でバックアップして、ライトとトライアル勝者のアリッサ・ロック(AUS)をラウンド2の敗者復活戦へ追いやった。
「自分の狙いは、ストロング・スタートをすること。ソリッドなベースを作ることにあったんです。」と、ヴァン・ダイクは言った。「潮がすごく干いて、すごくトリッキーでした。でも、このあとスウェルはアップする予報で、どんな波になるかワクワクしますね。いまは自分自身にフォーカスしています。確かに現在のワールド・チャンピオンを下して良い気分です。ラウンド3が楽しみです。」
3度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、ラウンド1のマッチアップでココ・ホー(HAW)とローラ・エネバー(AUS)に圧勝。難しいコンディションのなかで、ムーアは11.10のコンバイン・スコアを記録し、ラウンド3へ勝ち進んだ。エネバーがオンショアで発生したクラゲに刺されるアクシデントも発生した。
「それは確かに自分の人生におけるベスト・ヒートではなかったですね。」と、ムーアは言った。「かなりナーバスになっていて、その年のファースト・ヒートは、いつもストレスを感じるので、トップで勝ち上がれて嬉しいです。シーズンオフに多くのトレーニングをやってきたので、準備は万端ですよ。」
2016年のロキシー・プロ・ゴールド・コーストで第2位だったコートニー・コンローグ(USA)は、CTに復帰したポーリーン・アドゥ(FRA)とシルヴァーナ・リマ(BRA)とのクリティカル・ラウンドを勝ち上がり、2017年のワールド・タイトル・キャンペーンを開始した。
ラウンド1つのヒート5終了後、ブルーボトル(えぼし)クラゲが発生したことと、コンディションが悪化したことで本日のイベントを終了。イベント主催者は、明日現地時間で午前7時00分にファーストコールする。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1801/roxy-pro-gold-coast
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド1結果:
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.80、キーリー・アンドリュー(AUS)13.33、ジョアン・ディフェィ(FRA)10.57
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(AUS)13.43、セージ・エリクソン(USA)9.70、ブロンテ・マコーレー(AUS)7.93
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)15.16、タイラー・ライト(AUS)12.30、アリッサ・ロック(AUS)9.94
ヒート4:コートニー・コンローグ(USA)12.90、ポーリーン・アドゥ(FRA)12.23、シルヴァーナ・リマ(BRA)12.17
ヒート5:カリッサ・ムーア(HAW)11.10、ココ・ホー(HAW)5.67、ローラ・エネバー(AUS)2.43
残っているロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド1マッチアップ:
ヒート6:ステファニー・ギルモア(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)