ジュリアン・ウィルソンがアリウープとエア・リバースのコンビネーションで満点をスコア。全豪オープン3日

ジュリアン・ウィルソン© WSL / Ethan Smith

マンリー、シドニーNSW/AUS(2017年3月1日水曜日)ニューサウスウェルズ州シドニーのマンリービーチで開催中のWSL QS6000「オーストラリアン・オープン・オブ・サーフィン(Australian Open of Surfing)」は大会3日目。

 

 

本日は、ストーミーな3-フィートのコンディションで、ウイメンズ「Girls Make Your Move Women’s Pro」のラウンド3からスタート。その後メンズのラウンドのヒート8までが行われた。

 

ウイメンズの後に行われたメンズのラウンド2には、トップシードが登場。ラウンドのオープニング・ヒートには、第1シードのジュリアン・ウィルソンがクレジット。期待通りのパフォーマンスでギャラリーを沸かした。

 

ジュリアン・ウィルソン© WSL / Ethan Smith
ジュリアン・ウィルソン© WSL / Ethan Smith

 

ウィルソンは、バックハンドのマッシブ・フローターでエクセレントの8.00-ポイント・ライドをスコア。さらにアリウープからのエア・リバース・コンビネーションでパーフェクト10をスコアした。

 

「今日はファン・ウェイブでしたね。この感じは一週間ずっと続きそうですね。」と、ウィルソンは言った。「今年の初めてのヒートを勝ち上がれていい気分です。このイベントは、CTイベントと同じくらい真剣に取り組んでいます。ここで今シーズンのグッド・スタートを切れることは重要ですから。ラウンドが進んで、マンオンマンになればCTイベントのウォームアップにもなりますからね。」

 

デイビー・キャスルズ© WSL / Ethan Smith
デイビー・キャスルズ© WSL / Ethan Smith

 

ウィルソン同様、前回のニューカッスルでのQS6,000では思い掛けないラウンドで敗退となったノース・ナラビーンのデイヴィ・キャスルズ。前CTコンペティターにとって、このイベントは他のどのイベントとも違った感覚がある。それはここが自分の家から僅か15分の場所であるから。

 

キャスルズは、巨大なフォアハンドのストレート・エアを含むエクセレントなヒートトータル15.87を叩き出した。

 

キャスルズのストレート・エア© WSL / Ethan Smith
キャスルズのストレート・エア© WSL / Ethan Smith

 

「僕は普段、マンリーではサーフィンをしないんですが、このイベントではすごくリラックスしてやれています。」と、キャスルズは言った。「僕はニューカッスルは良くなかったんですが、今日はエクセレント・スコアとソリッド・ヒート・トータルを手に入れて嬉しいです。自分のベッドで寝て、自分の家でご飯も食べて、住み慣れた場所でこのようなビッグなイベントが行われることはいいですよね。」

 

 

タイラー・ライト© WSL / Ethan Smith
タイラー・ライト© WSL / Ethan Smith

ウイメンズのラウンド3からは、CT選手を含むトップ・シードが登場。ウイメンズのワールド・チャンピオンであるタイラー・ライトが登場。2017年のライトにとってのファースト・ヒートは、冷静かつ落ちついているように見えた。

サリー・フィッツギボンズ© WSL / Ethan Smith
サリー・フィッツギボンズ© WSL / Ethan Smith

 

2012年に全豪オープンで優勝したサリー・フィッツギボンズ。シーズンオフの間に、ヒート戦略とフィットネスに取り組んだ彼女にとって、この初期のQS6,000イベントはCTレイティング・ポイントのプレッシャーなしでCTスタイルを感じることのできる絶好の場所。

 

 

 

 

 

 

村上舜
村上舜

 

日本男子で本日唯一ヒートのあった村上舜は、ヒート6でデイヴッド・シルヴァBRA、ミッチ・クルーズAUS、ビリー・ステアメンドNZLと対戦。スタートからレフトブレイクにチャージを見せた村上舜は4.90をスコア。好調な滑り出しを見せた。続けてレフトブレイクにテイクオフした村上は、フォアハンドでバーティカルにクリティカルなセクションを攻めて6.17をスコア。ヒートをリード。

 

同じレフトハンダーのシルヴァも素晴らしいパワーサーフィンでエクセレントの9.50と7.00をスコアして他を圧倒。2位の村上もコンビネーションに追い込まれる。ヒート後半に入りクルーズがスコアを揃えて2位に浮上。ニード7.27と追い込まれた3位の村上舜。ラストウェイブで起死回生のレフトのクローズセクションで大技を成功させるも、僅かに逆転ならず。惜しくもここで敗退となった。

 

ウイメンズでは、野呂玲花、田代凪沙、前田マヒナがラウンド3に登場。

 

野呂玲花は、スタートからレフトブレイクにチャージ。フォアハンドで2本の4ポイントをスコアしてヒートをリード。しかし、マコーレーがバックハンドでエクセレントをスコアすると、ウイリアムスもフォアハンドで7.00をスコア。圧倒的なサーフィンを披露。野呂玲花はニード7.4と追い込まれ、4位を強いられて惜しくも敗退となった。

 

田代凪沙は、ヒート4でサリー・フィッツギボンズ、ジュスティーン・デュポン、クレア・ベヴィラックァといった強豪と対戦したが、惜しくも4位で敗退。ハワイから出場の前田マヒナも5.50 を2本スコアし、ヒートスコアを11.00とするも3位で惜しくもラウンドアップならず。

 

明日は、オールメンズデー。ラウンド2のヒート9からラウンド3のヒート4までが予定されており、ヒート12でカノア五十嵐は、アレックス・リベイロBRA、ロブソン・サントスBRA、マイキー・ライトAUSと対戦。

 

ヒート14で稲葉玲王は、ソリ・ベイリーAUS、マーク・ラコマーFRA、テイラー・クラークUSA。ヒート15で大原洋人は、ナット・ヤングUSA、マキシム・フスナットFRA、フラビオ・ナカジマBRA。ヒート23で仲村拓久未は、エヴァン・ガイゼルマンUSA、トリー・マイスターHAW、ミッチェル・ジェームズAUSと対戦予定。

 

現地時間の7時30分は、日本時間の5時30分です。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.australianopenofsurfing.com/

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1787/australian-open-of-surfing

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1786/girls-make-your-move-womens-pro