2つの映像からケリー・スレーターの引退する日を考える。今年45歳となった彼が考えていることは。

 

2月26日、今年のサッカーJ2リーグが開幕を迎える日、キング・カズこと三浦知良が50回目の誕生日を迎えメディアが大きく報じた。2月11日にはサーフィン界のキング、ケリー・スレーターが45歳となった。

 

そんなケリーの最新映像が話題となっている。GoProがドロップしたケリーの最新映像は、彼のウェイブプールで撮影されたもの。驚異的に美しすぎるエンドレス・パーフェクションでバレルライドを続けるケリーの姿は、サーファーでなくても魅了される映像だろう。

 

キング・ケリーは50歳となっても、生涯現役といってツアーを回っているだろうか。ただ最近の彼は、ビジネス的な動きが目立ち、少なくとも次の人生を模索しているようには見える。と誰もが感じているはずだ。

 

 

 

 
来月、2017年最初のCTイベント、クイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストが開幕する。そこでスレーターは、自分の半分の年齢のサーファーたちと戦うことになる。

 

一方で、大好きなゴルフで米国男子ツアー「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」に参加したスレーターに、ロサンゼルス・タイムズのジョー・ハーカンセンがインタビュー。今シーズンがスレーターにとって最後のツアーの年になるという噂が本当かどうか。そこでスレーターが今の気持ちを語った。

 

 


「みんなにそう思われていましたが、それが必ずしも本当だというわけではありません。しかし、一年間フルに出場はしないかもしれません。コンテストを近いうちにやめてしまうような予感はないですけど、フルでツアーに参加することに、あまり魅力を感じていないかもしれない。

 

もし今年怪我もせず、精一杯がんばっても勝てなかったら、さらに一年間戦えるとは思えませんね。今は4~5年分の時間を費やした気がして、正直これ以上の努力ができないと思います」。

 

「引退するのですか?」というストレートな質問に対して、「いいえ、まだフルタイムで出場します。自分には98年から引退するという噂がありました。

 

私がツアーに出始めたときは、最年長の選手は28か29でした。それにはちょっとした見解があります。サーフィンという、このスポーツは新しかったし、誰もが体をケアしていなかった。それでも彼らは楽しい時を過ごしていた。このスポーツを本気で長くやろうとしていなかったのです。」とスレーターは答えた。

 

50歳でパイプラインのヒュージ・バレルをメイク!キング・ケリーが最年長出場記録を塗り替えるなんて日が来るのかもしれない。