ブーメラン・ビーチ、NSW/オーストラリア(2017年2月9日木曜日)WSL−QS1000「Komunity プロジェクト・グレイト・レイクス・プロ presented by Rockstar 」は大会3日目。
VisslaサーフィンNSWプロ・サーフ・シリーズ第3戦である今大会。本日は風も弱く青空の下、クリーンな4~5フィートのコンディションで、メンズのラウンド4、ウイメンズのラウンド2が行われた。
非常にシャープなバックハンド・サーフィンで知られるポルトガルのトーマス・フェルナンデスは、ロング・オープン・ウォールのレフトハンダーを満喫しているようだった。
フェルナンデスは、クリティカルなセクションへアプローチと、レール・サーフィンを組み合わせ、ヒートスコア17.70でラウンドアップを決めた。
「今日は本当に波を選ぶ力が試された。」と、フェルナンデスは言った。「一気にサイズアップしたんですが、良いポジションをキープするのがすごく難しかった。だから波があるのに全然波を掴めない。ヒートでは良いサーフィンが出来た感触はありましたね。明日もこのサーフィンを続けたいです。波は続きそうなんで、最高です。」
また、イベントのトップ・シードである、昨年までCTサーファーであったキアヌ・アシンも、2017年の彼のファースト・コンペティションにおいて、パーフェクトに近い9.50をスコアしたラウンドアップ。
そして、ソリッド・サーフで行われたヒートで、2本の9ポイントを叩き出したブラジルのラファエル・テイクセラとウィスリー・ダンタスも余裕のラウンドアップを決めた。
メンズのトップシードのラウンド4、ヒート1に大原洋人が登場。ソリッド・サーフにチャージを見せ、ヒート後半にハイスコアを続けてスコアした大原は、エクセレントに近い7.75を6.60 でバックアップし、ヒートスコア14.35でラウンドアップ。
ウイメンズ・ラウンド2のヒート1で、橋本恋と田代凪沙が、優勝候補のメイシー・キャラハンAUS、カイアニ・ドビンAUSと対戦。黒川日菜子はヒート7に登場。
橋本恋と田代凪沙のヒートは、スローな展開となったが、やはりキャラハンがヒートをリード。ヒート後半にはエクセレントをスコアし下位の選手に大きく差をつけた。4位の田代はじっくりと波を待ち、ラストウェイブで大逆転して2位で勝ち上がる。
同じヒートを戦った、前回優勝して期待の橋本は惜しくも敗退。ヒート7の黒川日菜子は6.75 を4.75 でバックアップして、ヒートスコア11.50で2位でラウンドアップ。
田代凪沙はヒート2で、本日のソリッド・サーフで14.75のハイエスト・ヒート・トータルをスコアしたコビー・エンライトらと対戦。黒川日菜子は、ヒート3で、フィリッパ・アンダーソン、ハワイのサマー・マセードらと対戦。
大原洋人はラウンド5のヒート2で、ティモティー・ビッソGLPをはじめ、ブルース・マッキーBRB、リアム・モーテンセンAUSと対戦。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
コンペティションの明日2月10日 と11日はライブ中継が予定されている。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1776/komunity-project-great-lakes-pro/live
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1775/komunity-project-great-lakes-womens-pro/live