ミック・ファニングの今季3度目の優勝で、一気に加熱するワールド・タイトルレース。

ミック・ファニングの今季3度目の優勝で、一気に加熱するワールド・タイトルレース。 


 

ミック・ファニングがASP-WCT「Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガル」で優勝を果たし、2014年度ASPワールドタイトルに一歩前進した。ミックは驚くべきチューブライディング能力と鋼のような決断力によって、ペニシェのスーパーチューボスで勝利を掴んだ。彼は大会期間中、彼自身のシグネチャーである「FCS Ⅱ MFラージ・フィン・テンプレート」を使用していた。

 

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イベント最終日はホローな4〜6ftの波がコンペティターたちを出迎えた。これはミックが好む完璧なコンディション。ヒートに次ぐヒートの中、ミックはトリッキーなラインナップから長いチューブの波を見つけ出し、時に彼のトレードマークである波を切り刻むようなリップとカービング・ラウンドハウス・カットバックを見せて彩りを添えていた。

 

ガブリエル・メディーナとケリー・スレーターの予想外の敗退により、ミックは自身4度目となるワールドタイトルを視界に捉え、ハワイ・パイプラインでの最終戦で手に汗握る対決の舞台を整えることになった。ファイナルでミックはジョディ・スミスを敗り、そのことでWCTランキングの2位に浮上したのだ。

 

 

ゴリラのライダーであり、このイベントのディフェンディングチャンピオンであるカイ・オットンもポルトガルではセミファイナルまで進出し、印象的なパフォーマンスを披露した。そのカイは「FCSⅡエッシェンシャルシリーズ・カーバー・ラージフィンテンプレート」を使用。イベント前、カイは2015年度のツアーポジションを確保するための結果が是が非でも欲しかったが、あと一つ最終戦のみを残す現在、クオリファイは問題ないようだ。

 

市場に初めて導入されて以来、FCSⅡシステムとフィンに乗るサーファーがASPワールドタイトルを2度獲得し、WCTで13回優勝を果たしている。

 

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