バーレー・ヘッズ、ゴールド・コースト/QLD(2017年1月28日土曜日)WSL-QS1000「フライト・センター・バーレー・プロ」は大会3日目。バーレーは1~2フィートの相変わらずのスモールだが、風は弱くクリーンなコンディション。
波数も少なくトリッキーなコンディションでも、メンズのラウンド3からはトップシードが登場し、パフォーマンスレベルをアップ。引き続きラウンド4が行われ、男子のベスト16が決定した。女子は本日はオフ。
トップシードのラウンド3からは、日本の主砲である大原洋人がH11、仲村拓久未がH17に登場。今回好調な堀越力はH1、田中大貴と相澤日向はH7、小林桂はH13にクレジット。
堀越力は慎重なウェイブ・セレクションで、バックハンド・サーフィンのカーヴィングをコンビネーションさせて、ヒートスコア10.25で2位でラウンドアップ。
田中大貴はひとりインサイド側のコーナーにポジションをとり、波数のない中でスコアリングウェイブをゲット。カーヴィングのコンビネーションで5.25。ラストウェイブでは6.10をスコアして、ヒートスコア11.35で1位でラウンドアップ。
大原洋人と仲村拓久未がまさかの敗退。
大原洋人は、スタートから5.50をスコア。ワンライドで2位をキープしたが後半に逆転され3位へ。辛抱強く波を待った大原洋人は、残り時間7分を切って、スコアリング・ウェイブを見つけ6.25をスコア。2位へ浮上。
しかし、残り5分を切り、4位だったブレント・ドーリントンがトップスピードからのエアリバースをメイク。一気にトップに躍り出て、大原は3位に押し出され、まさかの逆転負けとなった。
小林桂は、ファーストライドで5.50をスコア。バックアップを探し続けたが、ヒート後半にカーマイケルに逆転され3位へ。しかし、残り5分で4.60をスコアして再びトップポジションへ。そのまま1位でラウンドアップを決めた。
仲村拓久未のヒートは、ミッチェル・ジェームスとケイヒル・ベル-ウォーレンがスタートから高得点をマークする厳しい展開となった。4位のまま残り10分を切り、インサイドの波を掴んで4.25をスコア。
プライオリティのなかで掴んだ波で、カービングからクローズセクションでのリエントリーを決めて7.35をスコアする仲村。ヒートスコア11.60として3位に浮上。ニード4.55と逆転可能なポジションだった。しかし終了ギリギリまでチャージした仲村拓久未だったが、ラストウェイブは4.05と僅かに逆転ならず。惜しくも敗退となった。
ラウンド4を堀越力と小林桂が勝ち上がる。
続けて行われた男子ラウンド4では、堀越力がヒート2に登場。ラウンド3同様にコーナーの波狙いの堀越。パワーのない波ながら、ヴァーティカルなバックハンドでスタートから6.25、セカンドウェイブで4.00をスコアしてヒートをリード。
堀越は他の選手がスモールウェイブに苦戦するなか、更に5.15をスコアしリードを広げていく。そのまま下位の選手の追い上げを振り切り、1位でラウンド5へ勝ち上がり、ベスト16進出を果たした。
オーストラリア在住でバーレーロコの相澤日向だったが、全くスコアリング・ウェイブを見つけられずに敗退。
田中大貴はCT選手のビード・ダービッジをはじめ、カラニ・ボール、ティモティー・ビッソという強者ヒートを戦った。スタートから6.50のグッドスコアをマークした田中は、更に後半に6.15をスコアして、ヒートスコア12.65とするも、エクセレントを連発する強豪のまえに敗れた。
ミッチェル・ジェームス、リーフ・ヘーゼルウッドらと対戦した小林桂は、スタートから果敢に波を掴み、ファーストライドで7ポイントをマーク。最後に7.65をスコアし、ヒートスコア14.65で1位でラウンドアップを決めた。
いよいよ明日はファイナルデイ。堀越力は、ヒート1でタイ・ワトソンAUS、ブレイク・ソーントンAUS、ティモティー・ビッソGLPと。小林桂は、オニー・アンワーIDN、ビリー・ステアメンドNZL、ダニエル・ウィルスAUSと対戦。
女子の大村奈央は、ヒート2でミカエラ・グリーンAUS、ルーシー・キャリスターAUS、コーディ・クラインAUSと。黒川日菜子はヒート3でメイシー・キャラハンAUS、エラ・ウィリアムスNZL、ペイジ・ハレブNZLと対戦する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1771/flight-centre-burleigh-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1770/flight-centre-burleigh-pro