キーリー・アンドリューが、WSL-QS6000コパ・エルサルバドル・インプレッシオナンテで優勝
現地時間2016年6月19日日曜日:WSLウイメンズQS6000イベント「コパ・エルサルバドル・インプレッシオナンテ」が、エルサルバドルのラ・レベルタにある、プンタ・ロカのワールドクラス・ライトハンド・ポイント・ブレイクで終了。
大会期間中、素晴しいライトブレイクを見せたコンテスト会場。ファイナルデイも3−5フィートのコンディションをキープ。キーリー・アンドリュー(AUS)がアレッサ・クイゾン(HAW)を下して、勝利を手に入れた。
昨年のイベントでも第2位となったアンドリューは、そのリベンジを果たすためにプンタ・ロカに戻って来て、イベントのハイエスト・ヒート・トータルである18.16をラウンド5でスコア。ファイナルデイにその勢いを続けた。
今回のQSイベントでは、前回のロスカボスから引き続き、CT選手が多数参加。ハイパフォーマンス・ウェイブで、非常にレベルの高いサーフィンが披露された。
そんな中でファイナルまで勝ち上がった彼女は、クオーターファイナルでココ・ホー(HAW)を、セミファイナルで今回絶好調のブロンテ・マコーレー(AUS)を下した。
「去年のこのイベントでは悔しい想いをしたので、今回は絶対に優勝したいと思って戻って来ました。優勝できて本当に最高です。」と、アンドリューが言った。
「コレは私のとって大きいですね。CTで15位となって、リクオリファイするために、QSで良い結果を残しポイントを手に入れたかったのです。
アレッサは信じられないサーファーで、セミファイナルでも凄いスコアを叩き出していました。オンショアのコンディションが自分に少し有利だったのかも。波を読む事が出来て、2本のスコアをまとめる事が出来ました。」
第2位となったアレッサ・クイゾン(HAW)は、今回のイベントを通して、バックハンド・アタックで高得点を叩き出した。
シルヴァナ・リマ(BRA)とのセミファイナルでは、イベントのハイエスト・ヒートトータル18.33に、9.73のシングル・ウェイブ・スコアをマーク。圧倒的なサーフィンに彼女の勝利を誰もが感じていた。しかし、風が変わり、バンピーなトリッキー・コンディションにクイゾンは、波を見つけられず、惜しくも2位となった。
今回のイベントには、前回のロスカボスに続き、多くの日本人サーファーが参戦。ラウンド1 からは 田代凪沙、北澤麗奈、ラウンド2から須田那月、野呂玲花、大村奈央が出場。
波数は多くないものの、セットはクオリティの高い波がブレイクする大会2日目を戦ったジャパンチーム。田代は前日のラウンド1で敗退となった。ラウンド1からサーフィンのレベルが更にアップ。ラウンド2のヒート1の須田那月は素晴しいカーヴィングターンのカットバックなどを披露するも惜しくも4位で敗退。
前日のラウンド1でエクセレントのを叩き出して1位で勝ち上がった北澤麗奈と野呂玲花がヒート2に登場。北澤は昨日からの勢いのままクリティカルなサーフィンを見せる。野呂玲花もパワフルなバックハンドで二人がヒートをコントロール。しかし最後にビゲスト・セットでパワーサーフィンを見せたヘンリークとナージが逆転。北澤3位、野呂4位で敗退となった。
ヒート3では、エクセレントを2本揃える圧倒的なサーフィンでメイシー・キャラハンが、下位の選手をコンビネーションへ。前半、カーヴィングのコンビネーションを見せて、2位をキープした大村奈央だったが、最後は4位で敗退となった。
オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2016/wqs/1449/copa-el-salvador-impresionante