カデットで鈴木仁、グロムで鈴木耀竣がWSL初優勝。ビラボン・スーパーキッズ・チャレンジ湘南
神奈川県 藤沢市、湘南海岸(2016年 4月30日、土曜日)2016年のWSLジャパンツアー第1戦となる「Billabong Super Kids Challenge Shonan」は大会最終日。
Final Day Highlights – Billabong Super Kids Challenge Shonan 2016
昨日からのウネリが残り、モモコシのコンディションをキープ。風の影響もなく試合はCadetのクォーターファイナルからスタート。
今日の潮回りは朝一の6:30AMが干潮。10:30AMの上げに向かいダンパー気味の波もセットでムネぐらいのサイズが入るコンディションに変化。ただ風がオンに廻り面は乱れる。流れが入り、インサイドをどう処理するか、ここで勝敗が分かれた。
カデットクラスは、小笠原由織、鈴木仁という優勝候補の二人がファイナルまで勝ち上がり、激しいデッドヒートを繰り広げた。
スタートから鈴木仁がバックハンドの素晴しいコンビネーションで7.17をスコアして、ファイナルをリード。厳しいコンディションでこのスコアは大きなアドバンテージとなった。
スタートから厳しい戦いを強いられる小笠原由織は、果敢に波を掴みバックハンドでチャージするもスコアは伸びない。それに対し鈴木仁はフォアハンドでも大きなターンを見せて、その差を広げて行く。
残り時間10分を切って、小笠原由織はバックハンドで激しく板を蹴りあげて5.33をスコア。その差を5.25と縮めていく。そして、プライオリティを持った小笠原は、バックハンド3つのビッグターンを繰り出し、8.00をスコア。ついに鈴木を捉えて大逆転した。
残り時間5分を切り、ニード6.17と追い込まれた鈴木仁は、今度はフォアハンドで大きなスプレーをあげるカーヴィングターンのコンビネーションで8.57をスコア。再びトップのポジションを小笠原から奪い取る。
ニード7.75と追い込まれた小笠原は、最後までチャージを続けたが、そのままタイムアップとなり、鈴木仁が見事WSLカデット優勝した。
グロムクラスでは、湘南の鈴木 耀竣(ようしゅん)と千葉南の井上龍一がファイナルで対戦。ヒート前半はレフトハンダーの鈴木 耀竣が僅かにリードするものの、後半に入り井上が猛チャージを開始した。
しかし、残り時間5分を切って逆転された鈴木が、フォアハンドの2つのターンで4.50をスコア。ヒートスコア7.83として大逆転。最後は更にバックアップを塗り替え、リードを広げた鈴木 耀竣がWSLグロムクラスで初優勝を決めた。
WSL JAPAN「Billabong Super Kids Challenge Shonan」
Cadet U-16
優勝 鈴木仁
2位 小笠原由織
3位 堀越類、石井乃亜
Grom U-12
優勝 鈴木耀竣
2位 井上龍一
3位 矢作紋乃丞、小松凛輝
Billabong ゲスト 仲村拓久未、水野亜彩子、佐藤和也コーチ。
イベント公式ページ:http://www.wsljapantour.com/
イベント最新情報:https://www.facebook.com/SURFMEDIA.JP/
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