マット・ウィルキンソンCT初優勝。タイラー好発進。QUIKSILVER&ROXYプロGOLD COAST
クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2016年3月16日水曜日)オーストラリアのマット・ウィルキンソンとタイラー・ライトは、クリーンな3~4フィートのコンディションで行われた「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」のファイナルデイを制し、タイトルを獲得した。
2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのオープニング・イベントである「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コーストpres. by BOQ」は、多くの番狂わせが発生、今シーズンの占う上でも重要なイベントとなった。
Highlights: Wilko, Wright Strike Gold
マット・ウィルキンソンにとって、今回の優勝はエリート・チャンピオンシップ・ツアーでの初優勝。ウィルコはイベントを通してエキサイティングなパフォーマンスを披露、スコアラインをプッシュして、トップシードをノックアウトする大活躍を見せた。
彼は、様々なテクニカル・マニューバーを爆発させ、ジープ・リーダーボードにおけるナンバー1のポジションを固めた。ウィルキンソンは、君臨するワールド・チャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)と昨年のイベント勝利者であるフリーペ・トリード(BRA)を下してファイナルまで勝ち上がった。
ファイナルでは、コロヘ・アンディーノ(USA)と対戦。両者とも好スコアをマークする互角の戦いとなり、トップのポジションが何度となく入れ替わる激戦となった。
ウィルキンソンは8.60のオープニング・スコアで好スタートを切った。スコアを細かく刻むアンディーノに対し、じっくりと波を待ったウィルキンソンが残り時間6分で、5.60をスコアして大逆転。そして、ヒート終了間際の残り時間30秒でニード7.38のアンディーノは、起死回生の波をゲット。しかし惜しくも逆転ならず、ウイルキンソンが見事、ツアー初優勝を手に入れた。
「僕は2月のクオリファイング・シリーズで優勝して今シーズンをスタート出来て、そしてこのイベントで優勝出来て最高の気分です。勝つなんて期待していませんでしたが、優勝を願っていました。」と、ウィルキンソンが言った。
「クオーターファイナルのエイドリアーノに対した自分のヒートは、いつもなら負けていたヒートでした。最後に逆転出来て、海が自分に味方してくれたように感じがして、それが自分に火を付けてくれました。凄いプレッシャーの中で良くサーフしました。このイベントを通して、グレート・スナッパー・ウェイブを掴めていなかったのも分かっていました。でも、ファイナルの最初に掴んだ波は、2つの本当に素晴らしいセクションを持っていたんです。優勝出来て本当に最高です。」
「今シーズンはトップ10から5入りを目指しています。ここ数年はランキングの低迷が続いていましたが、今シーズンはちょっと違ったスタートです。自分のヒート・サーフィンや自分のサーフィン全体が凄く成熟したように感じます。今年はたくさんのヒートを組み立てて、タイトルを獲得したいですね。」
惜しくも2位となったコロヘ・アンディーノ(USA)。
「今回のイベントでは、多くの素晴しいサーファーが早くに敗退するなかで勝ち上がれたので嬉しいですが、ファイナルで勝って優勝したかったですね。」と、アンディーノが言った。
「第2位のファースト・ルーザーは、いっそう自分に火をつけますね。今後のシーズンが楽しみです。僕には大きい目標と大きいプランがありますが、シーズンは長いですからね。サーフィンに対する自分の姿勢をバランスの取りながらやっていくつもりです。」
2016 Roxy Pro: Final Video
ロキシー・プロ・ゴールド・コーストのファイナル・マッチは、タイラー・ライト(AUS)とコートニー・コンローグ(USA)によるエピック・クラッシュとなった。
ライトは、パワフルなレールサーフィンをクリーンで正確なリズムで見せ、14.67のヒートスコアをマーク。2度目のロキシー・プロ・ゴールド・コースト・タイトルを掴んだ。
「この数ヶ月の間で、全ての事がシンプルでクリアーになって、素晴しい経験になりました。そして、ここに来て最高な日を迎えることが出来たのです。それで自分のやり方で、ワールドタイトルを獲得したいという事が実感出来たのです。
私は自分のコーチとして、私を助けてくれたマイクロ[グレン・ホール]に感謝したい。また我々を支えてくれた自分のファミリーとリップ・カール、そして今日応援に来てくれたみんな、ほんとうにありがとう。」
今回のダークホースであるスチュアート・ケネディ(AUS)は、クオーターファイナルでジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を破り、そのジャイアントキラーを続けたが、セミファイナルでアンディーノに僅差で破れた。
フリーペ・トリード(BRA)はセミファイナルのエア・リバースの着地に失敗して負傷した。「怪我のあともサーフィンを続けたんですけど、痛かった。でも、今はもう大丈夫です。」とコメント。しかし、試合後、次の第2戦であるリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチと第3戦のドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロの欠場を発表している。一日も早い彼の復帰を祈りたい。
2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーの第2戦リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは、3月24-4月05日のウエイティング期間で、ビクトリア州のベルズ・ビーチで開催。こちらのリポートもお楽しみに。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1399/quiksilver-pro-gold-coast
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:マット・ウィルキンソン(AUS)14.20
第2位:コロヘ・アンディーノ(USA)13.66
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:タイラー・ライト(AUS)14.67
第2位:コートニー・コンローグ(USA)10.94
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
SF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)14.43 def.フリーペ・トリード(BRA)13.27
SF 2:コロヘ・アンディーノ(USA)14.23 def.スチュアート・ケネディ(AUS)14.20
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
SF 1:タイラー・ライト(AUS)14.17 def.カリッサ・ムーア(HAW)14.00
SF 2:コートニー・コンローグ(USA)15.27 def.ジョアン・デフェイ(FRA)10.50
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・クオーターファイナル結果:
QF 1:フリーペ・トリード(BRA)12.34 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)12.16
QF 2:マット・ウィルキンソン(AUS)13.16 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.73
QF 3:コロヘ・アンディーノ(USA)16.00 def.エイドリアン・バカン(AUS)4.83
QF 4:スチュアート・ケネディ(AUS)15.23 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.00
ジープWSLメンズ・リーダーボード(クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト後):
1. マット・ウィルキンソン(AUS)10,000pt
2. コロヘ・アンディーノ(USA)8,000pt
3. フリーペ・トリード(BRA)6,500pt
4. スチュアート・ケネディ(AUS)6,500pt
ジープWSLウイメンズ・リーダーボード(ロキシー・プロ・ゴールド・コースト後):
1. タイラー・ライト(AUS)10,000pt
2. コートニー・コンローグ(USA)8,000pt
3. カリッサ・ムーア(HAW)6,500pt
4. ジョアン・デフェイ(FRA)6,500pt