カノア五十嵐がベスト12進出。トリードがパーフェクト10。クイックシルバー・プロ
クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2016年3月14日月曜日)-WSL-CT開幕戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」は大会4日目がオン。本日は3~5フィートのコンディションで、メン ズのラウンド2の2ヒートから再開。途中中断を経てラウンド3完了後、ラウンド4のヒート2までが完了した。
Highlights: Rookies Continue to Rule at Quik Pro
トリッキーなコンディションの中、昨日に引き続きルーキー達の快進撃は続く。一方で、WSLチャンピオンのミック・ファニングとガブリエル・メディーナが、それぞれセバスチャン・ジーツとスチュアート・ケネディにラウンド3で敗退するという、激しいドラマチックな一日となった。
Filipe Toledo’s Perfect 10 at Quik Pro Gold Coast
昨年のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・チャンピオンであるフリーペ・トリード(BRA)は今日、ラウンド3で攻撃力が高いルーキーのライアン・キャリナン(AUS)をさっさと片付け、最終ヒートとなったラウンド4の3人ヒートでは、パーフェクトに近い19.20をスコアし、クオーターファイナルへダイレクトに勝ち進んだ。
「最高にエキサイトです。再びヒートが始まるの待ち遠しいです。良いスコアをキープして、勝ち続けたいですね。ボードは素晴らしい感じで、それぞれのヒートを最高に楽しんでいます。」
怪我で欠場の選手に替わって、今回の枠をゲットしたセバスチャン・ジーツ(HAW)は、3-タイム・ワールド・チャンピオン、ミック・ファニング(AUS)をノックアウトする大番狂わせを引き起こした。
ジーツはマッシヴなレイバック・スナップでヒートを開始。そして、ラウンド2で彼が用いた同じアプローチを見せた。ボードを折るアクシデントに見舞われたファニング。そのチャンスをものにして終了間際の大逆転でラウンド4へ勝ち上がった。
「よりリラックスすることが、より良い波をつかむことにトランスレートすると思ったんです 」と、ジーツが言った。「リラックスしている時は全てが上手く行く。サーフボードも良いし、最高のサポートチームがあるんです。ミックは残念ですね。彼は誰よりも一番良いサーフィンをしていた。彼のためにも勝ち上がりたいと思います。」
昨日、ケリー・スレーターを破る大番狂わせを起こしたスチュアート・ケネディ(AUS)。本日も、複数のリスキーなマニューバーを爆発させ、2014WSLワールド・チャンピオンで2014年のイベント勝利者であるガブリエル・メディーナ(BRA)を下した。
「強い相手とサーフィンするのが大好きなんですよ。長い間、クオリファイング・シリーズでがんばってきた自分のサーフィンを次のレベルまで引き上げてくれますからね」と、ケネディーが言った。
「良い波に乗ることが出来て自分のサーフィンを代弁出来るのだと思っています。でも、リプレイスメントでチャンスを手に入れることが出来て本当に嬉しいです。出来る事なら、このまま1年を通して、より多くのチャンスを掴み続けたいです。ケリーとガブリエルを倒せたなんて、本当に夢が実現した感じです。」
開幕戦から大活躍の2016WSLルーキー。今日もコナー・コフィン(USA)、カイオ・イベリ(BRA)、カノア五十嵐(USA)は、それぞれイタロ・フェレイラ(BRA)、ジョシュ・カー(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)を下して、敗者無し3人ヒートであるラウンド4へ勝ち上がった。
カノア五十嵐はベテランのジェレミー・フローレスと対戦。カノアはオープニング・ライドからビッグセットを掴み、波のパワーを最大限に利用したビッグマニューバーで、物凄いスプレーをあげるカーヴィングをコンビネーション。6.77をスコアして素晴しいスタートダッシュを見せ、アドバンテージをとる。
さらにブローテール・リバースからクローズアウト・リエントリーで6.53をスコアしてヒートを自分のペースで進めるカノア。
スコアが伸びないフローレスをエクセレントが必要な状況に追い込んだカノア。しかし、ベテラン選手はジリジリとその差を縮めていく。しかし余裕を持って波を選び、スマートにサーフィンするカノアは、残り時間5分を切って、再びビッグセットをキャッチ。クリティカルなポジションでのビッグリエントリーからカーヴィングをコネクト。
ヒート終了間際、ニード7.07と追い込まれたフローレス。カノアが優先権のなか、すり抜けてフローレスが波をゲット。最後のチャンスで最大限のパフォーマンスを見せたが、僅かに逆転はならず。見事カノア五十嵐はラウンド4進出。ファースト・イベントでベスト12に入った。
カノア五十嵐は、ラウンド4のヒート4でジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、スチュアート・ケネディ(AUS)という今回のイベントで最も強敵と言われるサーファーと戦う。
イベント主催者は、午前7時(現地時間)にコンディションを判断し、午前7時半のスタートを目指してファーストコールする。現地の時差は1時間。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1399/quiksilver-pro-gold-coast
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Quiksilver Pro Gold Coast Remaining Round 2 Results:
Heat 11: Caio Ibelli (BRA) 12.17 def. Jack Freestone (AUS) 10.80
Heat 12: Kolohe Andino (USA) 13.97 def. Matt Banting (AUS) 12.23
Quiksilver Pro Gold Coast Round 3 Results:
Heat 1: Filipe Toledo (BRA) 16.60 def. Ryan Callinan (AUS) 5.00
Heat 2: Joel Parkinson (USA) 14.83 def. Jadson Andre (BRA) 13.66
Heat 3: Conner Coffin (USA) 14.04 def. Italo Ferreira (BRA) 13.83
Heat 4: Caio Ibelli (BRA) 11.83 def. Josh Kerr (AUS) 7.60
Heat 5: Matt Wilkinson (AUS) 12.40 def. Taj Burrow (AUS) 12.07
Heat 6: Adriano de Souza (BRA) 16.17 def. Mikey Wright (AUS) 14.04
Heat 7: Sebastian Zietz (HAW) 14.50 def. Mick Fanning (AUS) 12.50
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) 15.43 def. Wiggolly Dantas (BRA) 13.70
Heat 9: Kolohe Andino (USA) 16.80 def. Nat Young (USA) 15.53
Heat 10: Kanoa Igarashi (USA) 13.30 def. Jeremy Flores (FRA) 12.83
Heat 11: John John Florence (HAW) 15.90 def. Michel Bourez (PYF) 11.84
Heat 12: Stuart Kennedy (AUS) 16.80 def. Gabriel Medina (BRA) 16.53
Quiksilver Pro Gold Coast Round 4 Match-Ups:
Heat 1: Filipe Toledo (BRA) 19.20, Joel Parkinson (AUS) 15.43, Conner Coffin (USA) 11.53
Heat 2: Matt Wilkinson (AUS) 14.10, Adriano de Souza (BRA) 11.80, Caio Ibelli (BRA) 10.50
Quiksilver Pro Gold Coast Remaining Round 4 Match-Ups:
Heat 3: Sebastian Zietz (HAW), Adrian Buchan (AUS), Kolohe Andino (USA)
Heat 4: Kanoa Igarashi (USA), John John Florence (HAW), Stuart Kennedy (AUS)
Roxy Pro Gold Coast Upcoming Round 4 Match-Ups:
Heat 1: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Nikki Van Dijk (AUS)
Heat 2: Malia Manuel (HAW) vs. Bronte Macaulay (AUS)
Heat 3: Sage Erickson (USA) vs. Keely Andrew (AUS)
Heat 4: Bianca Buitendag (ZAF) vs. Johanne Defay (FRA)