グレッグ・ロング(USA)が2度目のWSLビッグ・ウェイブ・ツアー・チャンピオンとなる。
ロサンゼルス、CA/USA(2016年2月29日月曜日)-2015/2016ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ビッグ・ウェイブ・ツアー(BWT)のシーズンが終了。サンクレメンテのグレッグ・ロング(USA)が新しい WSL BWTチャンピオンに輝いた。この快挙は、グレッグ・ロングにとって、2012年に手にした初のビッグ・ウェイブ・タイトル以来、2度目のものとなる。
「2015/2016 ウィンターシーズンは並外れたものでした。記録破りの波、ものすごいスウェル、より大きなバレルを経験しました。今年は、基本的にビッグウェイブサーフィンに おいて、ありとあらゆるパフォーマンスレベルが打ち砕かれてしまいました。自分にとって、この大会へ参加出来る事が常に光栄なことであり、2015/2016 WSLビッグウェイブ・ワールドツアー・チャンピオンの栄冠を手にしたことはこの上ない喜びです」とロングは語った。
ロングの輝かしい キャリアは、南アフリカのダンジョンズ(2003年)、ノーザンカリフォルニアのマーベリックス(2008年)、有名なワイメア・ベイのクイックシルバー・イン・メモリー・オブ・ エディ・アイカウ(2009年)において、若くして勝利したことから一歩抜け出し、世界で一二を争う最強の洗練されたビッグウェイブサーファーという地位を確立した。
しかし、2012年後半に、あのいまわしいコルテスバンク沖合いの浅瀬で瀕死の重傷を負い、当 時28歳のロングの将来は一時断たれた。このような形で、ビッグウェイブの一流サーファーとして復帰することができたのは、親友や家族のおかげだとロングは考えている。
「僕はビッグウェイブでのサーフィンと、試合に出ることが大好きですが、それはサーフィンを素晴らしいものにする思いを分かち合える世界中の友達や家族がいるおかげだと本当に思っています。
あの日々を戦っていたのは私だけではありませんでした。最初から私を支えてくれたのは家族でした。特に、 再びビッグウェイブでサーフィンしたいのかも分からなくなっていた時、その数年間を家族が支えてくれたのです」とロングは続けた。
33歳 のロングはイヤーエンドランキングで21,266ポイントを集めシーズンを終え、昨年度のBWTチャンピオンのマクアカイ・ロスマン(HAW)に7,272ポイ ントの差をつけて勝利した。ピアヒ・チャレンジの勝者、ビリー・ケンパー(HAW)は、合計ポイント16,714で3位に入った。
「グレッグ・ロングの2回目のビッグウェイブ・ツアータイトル獲得を目にするのは素晴らしいことです。彼が溺れそうになったとき、私はコルテスバンクにいまし た。その時、彼はこのスポーツから身を引くこともできたはずです。この事故のマイナス面を全力で乗り切った彼の姿を見ると元気づけられます。おめでとう、グレッグ」とWSL BWTコミッショナーのピーター・メルは語った。
2015/2016 WSLビッグウェーブツアー中に3つのイベントが行われたが、ロングは2つだけに参加した。具体的に言うと、マウイ島のピアヒ・チャレンジとメキシコのトド ス・サントス・チャレンジの2つだ。ロングは、この2大会の決勝出場で史上最大級の厳しい競技の最優秀選手となる十分なポイントを獲得した。
http://www.worldsurfleague.com/posts/183087/greg-long-big-wave-tour-champion
2015/2016WSLビッグウェイブ・ツアー・トップ5:
グレッグ・ロング(USA)21,266pt
マクアカイ・ロスマン(HAW)16,994pt
ビリー・ケンパー(HAW)16,714pt
ニック・ラム(USA)16,594pt
ジョシュ・カー(AUS)13,589pt