メディーナを抑えた、ダークホースのコナー・オリアリー(AUS)はクオリファイ目指して躍進。
ハレイワ・アリイビーチ、ノースショア、オアフ、ハワイ-2015年11月20日金曜日:トリプルクラウン・オブ・サーフィンの第1戦となるWSL-QS10000「ハワイアンプロ」は大会3日目。4フィートのクリーンなコンディションで、ラウンド3とラウンド4のヒート6までが終了。
オーストラリアのコナー・オリアリーは、ラウンド3で、ワールド・チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)を抑え、1位でラウンドアップ。このハレイワでの結果によっては、2016WSLサムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイが確定となる。
ハワイアン・プロのファイナル・デイは、現地時間で明日午前8時にスタートが期待されている。
4人ヒートを戦ったオリアリーは、2位のメディーナとともに勝ち上がり、明日のファイナルデイへ進んだ。オリアリーのパーフェクトに近い9.57と、現在までのところのトップ・ヒート・スコア18.24は、彼がVANSトリプルクラウンのファースト・ステージにおける、優勝候補のひとりであるということを証明した。
シドニー在住の19才、オーストラリア人の父と元日本チャンピオンである柄沢明美さんを母に持つ、日本とオーストラリアのハーフであるコナー・オリアリーは、今シーズンのQSイベント出場のため世界中を回り、19のヒート勝利を積み重ね、非常に勢いのある選手である。
「年末のカットオフについては、多くの話を聞いています。 でも、それが実際に起こるまで誰も本当のことは分からないのです。」と、オリアリーが言った。「僕はただヒート毎トライ&ゴーで、このハレイワで数ヒートをメイクできることを願うだけです。」
コナーは、ラウンド4のヒート8で、ナット・ヤングUSA、リカルド・クリスティNZL、ジャドソン・アンドレBRAと対戦する。
一方で、オーストラリアのエース・バカン、ブラジルのウィゴリー・ダンタス、元VANSトリプルクラウン・チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はラウンド32で敗退。
また、ワールドタイトル・コンテンダーのフリーペ・トリード(BRA)は、ダスティー・ペイン(HAW)、ブレント・ドーリントン(AUS)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)と対戦。16.57のトータル・スコアで勝ち上がった。
「僕は最初に3つのスコアを手に入れて、それで余裕を持って、ビッグセットを待つ事が出来たんです。」と、トリードが言った。
今シーズンは、Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガル、Oiリオ・プロ、クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト で優勝し、現在ワールド・ツアー第2位のブラジリアンは、エクストリームな能力を示したが、ハワイに入って謙虚な姿勢を見せていた。
「ハワイはいつも自分にとってタフな期間で、トリプル・クラウンがあって、ハレイワで良い結果を残す事。」と、トリードが言った。
「ハレイワは大好きなんですが、良い結果を残せていないので、いつも早くハワイに入るようにしているんです。パイプに集中したいのでサンセットはやらないつもりです。パイプではスウェルを待って、ほとんど毎日サーフィンするつもりです。
クオーターファイナル進出の16名のうち、12名が既に決定しており、トーマス・ヘルメス(BRA)、ティアゴ・ピレス、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)は、ラウンド1から出場して、現在クォーター進出を果たした。ヘルメスとベテーロは、今シーズンの最低結果 はそれぞれ700と650なので、今回の結果で劇的にQSレイティングを上げて来るだろう。
昨日、落ち着いた試合運びでエクセレントをマークしてラウンド4へ勝ち進んだカノア五十嵐は、カイ・オットン(AUS)ティアゴ・ピレス(PRT)アレックス・リベイロ(BRA)と対戦。レフトの波に的を絞り、バックハンドでチャージしたが、惜しくも3位で敗退となった。
コンペティションは明日、現地時間の午前8時に再開される見込みだ。
オフィシャルサイトではヒートアナライザーでヒート毎に再生可能なので要チェック。
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2015
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