辻裕次郎、加藤嵐、川畑友吾、宮坂桃子、都筑百斗「September Sessions w/team BEWET」
今シーズンのJPSAショートボード最終戦が終わった翌日、辻裕次郎、加藤嵐、川畑友吾、宮坂桃子、都筑百斗といった「チームBEWET」が集結。フォトシューティング&河野正和によるコーチングが行われた。
撮影当日の天候は快晴。波はオーバーヘッドのクリーンなエクセレントなコンディションとなり、試合翌日にもかかわらず、各サーファーが物凄いハイパフォーマンスを披露してくれた。
JPSAのコンテスト・ディレクターとしても力を発揮している河野正和によるコーチングでは、コンペティターとして過ごした22年間で、3度のグランドチャンピオンを獲得した彼が、その経験で得た知識とタクティクスを後輩である彼らに伝授。今回は今シーズンの締めくくりとして、来シーズンに向けたコーチングが行われた。
今回のセッションでチャージを繰り返してた川畑友吾クリティカルなセクションでロールインの大技もメイク。
河野塾の一期生である都筑百斗。エアマニューバーなどトリッキーで派手な見せ場を作る
エアーからビッグターン、レイバックスナップとやりたい放題のサーフィンを披露した。
今シーズンはパワフルなカーヴィングを武器にラウンドアップを重ねた加藤嵐。
宮崎の試合でもサーフィンは調子良く、いいペースで勝ち上がっていたが、最後は波の変化に対応出来ず。しかし今回の試合も多くのことを学んだ。
早くもハワイ入りをして今シーズンの締めくくりでビッグサーフにチャージ。この日はエアも決めてくれた。
次のセクションに繋ぐため、空中での安定したポジションも重要である。バックサイドのエアリバースもメイクする辻裕次郎。
この日はパワーもあり、豪快なサーフィンを見せていた川畑友吾のサーフボードが波の餌食となった。
今シーズンはサーフボードのスポンサーも変わり、心機一転でサーキットに挑んだ宮坂桃子。
今季のツアーではサイズのある波を使い、パワフルなサーフィンで何度も勝ち上がった。来年に繋がる結果を残した。
今年はWSLジュニアで初優勝、ISAの日本代表としてカリフォルニアに遠征するなど多くの経験を積んだ都筑百斗。まだまだ荒削りな部分も多いが、キラリと光る原石のようなサーフィンを見せる。
良き先輩達のアドバイスを受けて、まっすぐに突き進んで欲しい。
幼少の頃から兄弟で注目を浴びてきた川畑兄弟の弟、友吾。川畑邦宏のサーフィンファミリーの一員として確実にそのサーフィンレベルはアップしている。
今回のセッションをまとめてくれた河野正和プロ。3度のJPSAグランドチャンピオンという輝かしい経歴に裏付けされた的確なアドバイスが選手の育成に大きな力となっている。そんな河野正和プロが今回のセッションにコメントをくれた。
2015年シーズンはJPSAを中心に各選手の活躍を見守ってきました。
個々にコンテストでの課題も明確になり、来期に向けての練習に熱が入ります。また、この日は波も良くサイズも有り普段のコンテスト以上に選手達はパンチの効いたアクションを披露していました。
彼らのライディングを見ていると、少しずつでも世界に近づいていると感じられます。このポテンシャルをいかに引き出せるかが、今後コーチとしての使命と思います。数年後はオリンピックも現実化しているなか、日本を代表するような選手が育ってくれる事を願っています。
河野 正和
編集: 2015年11月5日 9:18 PM