APBツアー最終戦「Nazare Pro」で鈴木彩加がワールドツアー初優勝。 大原は世界ランク3位
ポルトガルで開催されていた、ボディボードのワールドツアーであるAPBツアーWOMENS最終戦「Nazare Pro 2015」が終了。ファイナルで、元ワールドチャンピオンであるブラジリアンのイザベラ・ソウザと、日本の鈴木彩加が対戦。見事、世界チャンピオンを抑えて、日本の鈴木彩加がワールドツアー初優勝を決めた。
「ボディボード世界ツアー最終戦APB tour Nazare Pro 優勝しました! まだ実感が湧かないですが、皆さんの沢山の応援をいただき挑んで掴んだ優勝なので、本当に本当に嬉しいです。私1人で勝ち取った優勝ではありません。応援してくれてる支えてくれるみんなで勝ち取った優勝です。
皆さんのお陰でここまでやり切ることができました。本当にありがとうございます! そして現地でサポートしてくれたサリとなっちゃん、本当に本当にありがとう。2人のお陰で落ち着いて試合できました。」と、自身のFBでコメント。
今回のイベントには、前回のシントラに続き、日本から大原沙莉、鈴木彩加、横手奈都紀の3名が出場していた。
日本のサーフィン史上初のUSオープン優勝という偉業を達成した大原洋人の姉である、大原沙莉は、APBツアー第4戦「シントラ・ポルトガル・プロ」で見事準優勝し、ランキング2位で今回の最終戦のナザレに、ワールドタイトルをかけて挑んだ。
ワールドタイトル・コンテンダーである、ランキング1位のアレックス、2位の大原沙莉、3位のイザベラの3名がラウンドアップを重ねるなか、クオーターファイナルで、昨年のワールドチャンピオン、アレクサンドラ・リンダーがまさかの敗退。
この時点で、大原沙莉がQFを勝ち上がればワールドチャンピオンだった。沙莉の対戦相手は、3Xワールドチャンピオンのイザベラ・ソウザ。緊張からか自分のサーフィンを見せられず敗退となった大原。
浜で大原のヒートを見守っていたアレクサンドラ・リンダーが両手を高々と空に上げ、2年連続の世界チャンピオンが決定。大原沙莉は昨年に続き、目前のワールドタイトルを逃した。
「皆さん応援ありがとうございました! アレキサンドラが負けた時点で私が彼女より1つでも多く勝ち上がればワールドチャンピオンでした。
その重要な場面で過去3 回もチャンピオンを獲っているイザベラとのヒート、やはり自分の実力出し尽くせず。課題は幾つかクリア出来てるけど大切な所でメイクできないのが私の悪癖 です。
これからは運でチャンスを掴むのではなく、自分の力で掴めるように。来年のコンテストへの時間はもう始まっているので、またチャンピオンに向けて努力します!!」と、自身のFBでコメント。
毎年、世界との差を縮め、世界タイトル争いをする大原沙莉。今年は鈴木彩加も最終ランク5位となり、日本からボディボードのワールドチャンピオンが生まれる日も、もうそんなに遠い話ではない。世界を目指しチャージを続ける彼女達の活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!
The Final Womens Rankings and 2016 Top 8 Women:
1、アレクサンドラ・リンダー/カナリーアイランド
2、イザベラ・ソウザ/ブラジル
3、大原沙莉/ジャパン
4、ジェシカ・ベッカー/ブラジル
5、鈴木彩加/ジャパン
6、アナイス・ベリス/チリ
7、ネイマーラ・カバーロ/ブラジル
8、バレンティナ・ディアス/チリ
APBホームページ
http://apbtour.com