ミック・ファニングとカリッサ・ムーアが優勝して、世界ランキングのトップに立つ。
サン・クレメンテ、CA/USA(2015年9月18日金曜日)コンディション不良のためにレイデーを強いられていた、WSL「ハーレー・プロ&スウォッチ・ウイメンズ・プロ」が再開され、ついにファイナルデイを迎えた。
3タイム・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、レイティングをリードしていたエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とのファイナルでの直接対決に競り勝ち、WSLジープ・リーダー・ジャージをついに手に入れた。
また、ウイメンズでは、2度のWSLウイメンズ・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)が、サウス・アフリカのビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)を下し、今シーズン3勝目を上げ、レイティング・リードをとり、ヨーロピアンレッグへ挑む。
2015 Hurley Pro and Swatch Women’s Pro Day 5 Highlights
ハーレー・プロ・ファイナルのスタートから、ファニングはリズムを掴み、リラックスしているようだった。ファニングはクリーンでパワフルなターンでパーフェクトに近い9.77を記録。デ・スーザをコンビネーションに追い込んだ。
残り時間10分を切り、ブラジリアンはコンビネーションを外すため、クリティカル・サーフィンで9.07をスコアしたが、それでも逆転には8.38が必要だった。最後まで波を探し続けたデ・スーザだったが、そこでタイムアップ。ファニングが勝利を手にした。
「これは、自分にとって最高のイベントでした。」と、ファニングが言った。「僕は早い時期に、ここに到着して、トレーニングをしていたんですが、最高に素晴らしい波があったんです。また素晴らしいサポート・チームのお陰で、最高に楽しむことも出来ました。自分の母親もここに来てくれて、本当にスペシャルでした。」
「自分にとってワイルドな年になりました。」と、ファニングが言った。「この波とイベントは、全てパフォーマンス次第で、このトロフィーを持ち帰る事が出来ることは、本当に特別な事です。またエイドリアーノにお祝いを言いたい。彼は素晴しいサーフィンをしていたし、いつも凄いファイトを続けている。」
「全てのヒートがチャレンジであった。」と、ファニングが続けた。「ファースト・ヒートからラウンド3まで、コロヘ・アンディーノ、ケリー、エース・バカン、ガブリエルと対するヒートだった。チャンピオンシップ・ツアーでサーフィンすることは、世界一のサーファー達に対してサーフィンをすることなんです。
4回目の世界タイトルは、簡単な事ではないですよ。特にエイドリアーノのようなサーファーと戦っていかなくてはならないのですから。」
デ・スーザは、ハーレー・プロで初めてファイナル進出を果たした初のブラジリアンとなり、ジープ・リーダーボードで第2位とランキング1つ下げたが、もう一つの素晴らしい結果を彼のシーズンに加えた。
「ファイナルをレジェンドのようなミック・ファニングと戦えた事は、非常に特別な事です」と、デ・スーザが言った。「我々は、本当に素晴らしいバトルを繰り広げました。ミックにお祝いを言いたいですね。
本当に彼のサーフィンは素晴しかった。最後の波で逆転を狙いましたが、思い通りにはなりませんでした。僕はまだワールド・タイトルを狙っています。この結果は間違いなく、その助けになるものです。」
ウイメンズのファイナルでは、ムーアとビアンカ・ビュインダッグが激しいクロスバトルを展開。ビアンカは、ポケットでのバックハンド・ビッグ・パワフル・ターンを披露したが、バックアップ・スコアがなく、ファーストポジションをムーアにとられた。
ヒート中盤にムーアは、ファイナル2本目となるエクセレントの8.37をスコア。彼女はヒートの最後までプレッシャーをキープして、勝利を勝ちとった。
「ビアンカとの本当にタフなファイナルでした。優勝できて、とてもハッピーです。私はこの波が好きで、自分がハッピーになれる場所なのです。ロウワー・トラッスルズで試合をして育ったので、自分にとって特別な場所なのです。
今シーズンは、ステフ・ギルモアがいなくて寂しいですが、早く元気になってツアーに戻って来て欲しいですね。また、コートニー・コンローグも凄く良いサーフィンをしているので、シーズン後半は面白くなって来そうです。」
またWSLヘリテージ・シリーズがウイメンズで初めて行われ、リサ・アンダーセンとソフィア・ムラノヴィッチがヒートを戦い。4タイム・ワールド・チャンピオンのアンダーセンがクラシック・スタイルでムラノヴィッチを抑えて、優勝した。
2015年サムスン・ギャラクシーWSLウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、舞台をヨーロッパのポルトガルに移し、「カスカイス・ウイメンズ・プロ」が9月22日に戦いの火蓋を切る。怪我で欠場が続いているステファニー・ギルモアは今回のポルトガルも欠場する事が既に発表されている。
オフィシャルサイトはこちら。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1281/hurley-pro-at-trestles/live
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ハーレー・プロ・ファイナル結果:
1:ミック・ファニング(AUS)17.44
2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.44
ハーレー・プロ・セミファイナル結果:
QF 1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.46 def.フリーペ・トリード(BRA)15.27
QF 2:ミック・ファニング(AUS)18.17 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)17.54
ハーレー・プロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:フリーペ・トリード(BRA)16.66 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)8.90
QF 2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.67 def.。ウィゴリー・ダンタス(BRA)8.83
QF 3:ミック・ファニング(AUS)15.13 def.エイドリアン・バカン(AUS)7.50
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)11.34 def.ナット・ヤング(USA)9.44
スウォッチ・ウイメンズプロ・ファイナル結果:
1:カリッサ・ムーア(HAW)16.37
2:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)13.84
スウォッチ・ウイメンズプロ・セミファイナル結果:
SF 1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)13.27 def.レイキー・ピーターソン(USA)12.93
SF 2:カリッサ・ムーア(HAW)14.27 def. ディミティ・ストイル(AUS)9.60
ウイメンズのヘリテージ・シリーズ・ヒート:
1:リサ・アンダーセン14.70
2:ソフィア・ムラノヴィッチ12.60
2015メンズWSLジープ・リーダーボード・トップ5(ハーレー・プロ後):
1:ミック・ファニング(AUS)44,700pt
2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)42,950pt
3:フリーペ・トリード(BRA)38,400pt
4:オーウェン・ライト(AUS)38,400pt
5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)34,950pt
2015ウイメンズWSLジープ・リーダーボード・トップ5(スウォッチ・ウイメンズプロ後):
1:カリッサ・ムーア(HAW)53,000pt
2:コートニー・コンローグ(USA)48,600pt
3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)42,800pt
4:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)40,750pt
5:レイキー・ピーターソン(USA)39,000pt