大村奈央が17位。WSLウイメンズQS6,000「ポール・ミッチェル・スーパーガール・プロ」
現地時間2015年7月25日土曜日、カリフォルニアはオーシャンサイドのオーシャンサイ ド・ピアで、WSLウイメンズQS6,000「ポール・ミッチェル・スーパーガール・プロ」が大会2日目を迎え、ベスト16が決定した。
コンディションは昨日より上向き、チャンピオンシップ・ツアー(CT)ウイメンズのトップ・シード選手がハイパフォーマンスを見せて勝ち上がった。
昨年のイベント・チャンピオンであるセージ・エリクソン(USA)は、17.43というイベント最高点となるヒート・トータルを叩き出した。
「それは、ローラーコースター・ヒートでした」と、彼女が言った。「波は、アウトサイドとインサイドのブレイクする場所が移行するタイミングで、ヒートの始めはセットを逃して、自分を責め続けてました。自分のお気に入りイベントなので、そう簡単にはギブアップしたくないですから。」
その他に、チャレンジング・コンディションにもかかわらず、チャージを見せたシルヴァナ・リマ(BRA)や、オープニング・ウェイブでマッシヴな9.30を記録したコートニー・コンローグ(USA)がベスト16進出。
また、ファースト・ヒートで9.33というイベント・ハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録したキーリー・アンドリュー(AUS)は惜しくも敗退した。
大村奈央、前田マヒナがQS6,000で17位。
今回のイベントには、日本からは野呂玲花、大村奈央、武知美波、須田那月、北澤麗奈、田代凪沙、庵原美穂、ジュニア世界チャンピオンであるハワイの前田マヒナが出場。大村、須田、前田以外は大会初日に敗退。惜しくも大会2日目に繋ぐ事は出来なかった。
本日のファーストヒートとなるラウンド3のヒート10に登場した大村奈央は、ファーストライドでバックハンドのビッグリエントリーをメイクして5.33をスコア。そして、ラストウェイブではバックハンドで素晴しいビングマニューバーを描き、7.50をスコア。ヒートスコア12.83で1位でラウンドアップした。
ラウンド4のヒート10では、CTサーファーのディミティ・ストイル、元CTサーファーのページ・ハレブと対戦した大村奈央。ファーストウェイブで5.17をスコアしたが、バックアップを見つけられず、ヒート終了間際まで4位を強いられていた。そして、ラストウェイブでレフトの波をキャッチし、5.57をスコアして大逆転。見事ラウンド5進出を果たした。
ジュニア世界チャンプの前田マヒナはCTサーファーのニッキ・ヴァン・ダイクAUSを抑え、7.27と8.33のハイスコアをマークし、ヒートスコア15.60で余裕の1位通過。
大村奈央は、ラウンド5の3人ヒートのヒート8でニッキ・ヴァン・ダイクとココ・ホーというふたりの現役CTトップサーファーと対戦。波数も減ったスローな戦いを強いられ、思うようなサーフィンが出来ないまま3位敗退、前田マヒナもラウンド5で敗退となった。
それでも大村奈央は、QS6000で17位となり、1050ポイントと賞金$700を獲得。また、今年始めに中国の海南島で優勝して今シーズンをはじめた前田マヒナは、現在ランキング7位のポジション。CTも射程距離内だ。
オフィシャルサイトではライブ中継も行われる予定。
ライブ中継は現地時間で7月25日土曜日から、最終日の7月26日日曜日まで、午前8時から夕方4時まで行われる予定。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/wqs/1262/paul-mitchell-supergirl-pro