Jベイ・オープン続報2/ケリーがジェフリーズ・ベイでのシャークアタックを語る。
サムスン・ギャラクシーWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』は、3タイムWSLチャンピオンで、ディフェンディング・イベント勝利者のミック・ファニング(AUS)が、ジュリアン・ ウィルソン(AUS)とのファイナル開始直後に、シャークアタックを受けたため大会は中止となった。
「いま全てを目撃した」とケリー・スレーターはシャークアタックについてコメントした。「僕がビーチに向かっていると、一列になって現場へ直行するボートやジェットスキーを見た。そんなことが試合中に起こる理由はただ一つしかない。つまり、誰かがサメに襲われたかもしれないということ。
一歩間違うと、友達がサメに食われるのを目撃するところだった。
何が起きたのか知ろうと、ビーチを駆け上がった。彼(ファニング)があまりにも幸運だったので、僕は泣いているのか笑っているのか分からないありさまだった。正直なところ言葉にならない。一歩間違うと、友達がサメに食われるのを目撃するところだったんだから。怪我もなかったとは本当にびっくりだよ。」
この男と知り合いでよかったし、無傷で逃げ帰ってくれたことを何よりもうれしく思う。ただ一つ、左手の指の関 節に小さな擦り傷が残っているだけ(おそらくサメを殴ったときのもの)。
クオーターファイナルの映像に、サメの姿が波の中にはっきり見えたそうだよ。
今夜、友達からもらったメールによれば、ドローンが撮影したクオーターファイナルの映像に、サメの姿が波の中にはっきり見えたそうだよ。一日中泳ぎ回っているウオーターフォトグラファーがたくさんいたのにね。
僕は、善人には良いことが起こるものだと信じている。この事件を「良い」とは言えないかもしれないが、結果は本当に素晴らしかった。
ミック·ファニングの本能がフル回転して、サメに立ち向かおうと躍起になり、その間にサーフボードを挟んだことによって彼の命は救われたのかもしれない。
最も恐ろしかった瞬間は 岸に向かって20メートル泳いでから、背後から迫るサメに立ち向かうため、振り返ったとき。そのとき彼が感じたに違いない恐怖心は想像を絶するよ。
ウオータースポーツの安全を図ろうとしたコンテスト・アナウンサーの素晴らしい仕事ぶり、友達を助けようとパドリングして向かったジュリアン·ウィルソンの勇気。要するに、そこにいた誰もが救助に懸命だったってことだよ。」
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1244/j-bay-open
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