アクションと番狂わせが詰め込まれたWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』大会初日。

アクションと番狂わせが詰め込まれたWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』大会初日。 


ケリー・スレーター IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2015年7月10日金曜日)サムスン・ギャラクシーWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』が本日よりチャレンジングな4~6フィートのコンディションでスタート。アクションと番狂わせが詰め込まれたエキサイティングなオープニング・デイとなった。

 

ジープ・リーダーボードのトップ3サーファーである、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、フリーペ・トリード(BRA)、オーウェン・ライト(AUS))が敗退して、ルーザースのラウンド2へ。逆に昨年のイベント・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)と4-タイム・イベント勝利者ケリー・スレーター(USA)は、ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んだ。

 

3タイムWSLチャンピオンのファニング(AUS)は、ソリッドな15.67のヒートトータルで勝ち上がった。ファニングは力強いパワフルなフォアハンドでラインナップをアタック。彼のトレードマークであるスムーズで洗練されたラインを見せた。

 

ファニングは、リプレイスメント・サーファーのトーマス・ヘルメス(BRA)とマイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦。トライアル第2位だったフェブラリーは、フリーサーフィン中に膝を痛め、今回の大会を棄権したルーキーのマット・バンティング(AUS)のリプレイスメントとして、急遽出場となった。

 

ミック・ファニング IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

「少しトリッキーだったけど、自分の仕事をやれてラッキーだった」と、ファニングが言った。「マット(バンティング)は本当に不運だね。ルーキーの彼はやっとツアーのリズムを掴み始めていたところだった。怪我は本当に悲惨だから、彼を気の毒に思うよ。早く復帰できることを願うよ。

 

マイケル(フェブラリー)は素晴らしいサーファーで、彼の独特なスタイルが好きだね。去年、彼が素晴しいターンで飛ぶように走っているのを見たよ。ここで彼がどんなサーフィンを見せるか楽しみだね。」


 

YouTube Preview Image『Jベイ・オープン』大会初日のハイライト映像


 

11-タイム・ワールド・チャンピオンのスレーター(USA)は、フル・ローテーションで8.17をスコアして、アーリーリードをとった。さらにエクセレントな8.83で本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをも叩き出した。

 

1996年初めてにJベイのコンテストで優勝したスレーターは、マット・ウィルキンソン(AUS)とグレン・ホール(IRL)に対し、17.00のヒート・トータルでコンビネーション・シチュエーションへ追い込み、圧倒的な勝利を収めた。

 

「本当に気分が良いよ。今週は休みをたくさん取ったんだ。」と、スレーターが言った。「あの最後のスウェルは追わなかった。自分自身かなりの時間がかかったんだ。昨日のフリーサーフィンでも良い感じだったね。

 

落ち着いた気持ちでやれたよ。ヒートの前に2時間ぐらい波を見ていたんだ。何処でどの波を掴むべきか、誰が何をやっているかをね。今日は際立ったサーフィンをしている選手は居ない感じだったな。」

 

コロヘ・アンディーノ(USA)、ジープ・レイティング・リーダーのデ・スーザ(BRA)、ワイルドカードのスレード・プレストウィッチ(ZAF)のヒート6はクロス・バトルとなった。デ・スーザはヒートを通してリードをとったが、アンディーノがビッグ・フロントサイド・エア・リバースで逆転。ラウンド3へ勝ち上がった。

 

デーン・レイノルズ(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

また、注目のワイルドカード、デーン・レイノルズ(USA)も、ラウンド1のヒート4で番狂わせを引き起こし、ワールドNo.2のトリード(BRA)とアダム・メリング(AUS)を下した。レイノルズは、トリッキーなコンディションでパワー・ターンをアンロード。ラウンド3へ勝ち上がった。

 

「2つの6点台というヒートスコアは素晴しいものではないけど、このようなコンディションでは、サーフィンするのがハードだった。」と、レイノルズが言った。「全ての波でリズムを掴めない感じだった。でも6ポイントを出せてラッキーだった。そんなスコアでも勝てることもあるんだよね。」

 

CT唯一のサウス・アフリカ、ジョディ・スミス(ZAF)は、ヒザの怪我から復帰、ビード・ダービッジ(AUS)とルーキー・リカルド・クリスティ(NZL)と対戦したが、前回のバリートのQS同様にリズムは戻っていない様子でラウンド2へ回った。

 

本日のファイナル・ヒートでは、ディフェンディングWSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)が、 2度のJベイ・オープン勝利者ジョエル・パーキンソン(AUS)とキアヌ・アシン(HAW)と対戦。ハワイアン・ルーキーがリードを保ったまま、逃げ切った。

 

現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間。

ネクストコールは現地時間7時30分、日本時間の14時30分。


http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1244/j-bay-open

 

J-Bay Open Round 1 Results:
Heat 1: Michel Bourez (PYF) 12.00, Brett Simpson (USA) 7.84, Taj Burrow (AUS) 5.26
Heat 2: Julian Wilson (AUS) 13.93, Miguel Pupo (BRA) 12.27, Alejo Muniz (BRA) 5.60
Heat 3: C.J. Hobgood (USA) 13.70, Owen Wright (AUS )12.86, Kai Otton (AUS) 9.73
Heat 4: Dane Reynolds (USA) 13.33, Adam Melling (AUS) 7.00, Filipe Toledo (BRA) 5.33
Heat 5: Mick Fanning (AUS) 15.67, Michael February (ZAF) 11.33, Tomas Hermes (BRA) 7.66
Heat 6: Kolohe Andino (USA) 14.03, Adriano de Souza (BRA) 13.24, Slade Prestwich (ZAF) 10.33
Heat 7: Josh Kerr (AUS) 12.94, Dusty Payne (HAW) 10.14, Sebastian Zietz (HAW) 7.74
Heat 8: Kelly Slater (USA) 17.00, Matt Wilkinson (AUS) 9.33, Glenn Hall (IRL) 5.40
Heat 9: Adrian Buchan (AUS) 12.60, Nat Young (USA) 10.00, Wiggolly Dantas (BRA) 8.87
Heat 10: Fredrick Patacchia (USA) 14.90, Jadson Andre (BRA) 14.60, Italo Ferreira (BRA) 10.53
Heat 11: Bede Durbidge (AUS) 14.00, Ricardo Christie (NZL) 6.70, Jordy Smith (ZAF) 5.17
Heat 12: Keanu Asing (HAW) 13.93, Joel Parkinson (AUS) 13.27, Gabriel Medina (BRA) 9.00

J-Bay Open Round 2 Match-Ups:
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) vs. Slade Prestwich (ZAF)
Heat 2: Filipe Toledo (BRA) vs. Michael February (ZAF)
Heat 3: Owen Wright (AUS) vs. Tomas Hermes (BRA)
Heat 4: Taj Burrow (AUS) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 5: Nat Young (USA) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 6: Italo Ferreira (BRA) vs. Dusty Payne (HAW)
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 8: Joel Parkinson (AUS) vs. Ricardo Christie (NZL)
Heat 9: Jordy Smith (ZAF) vs. Adam Melling (AUS)
Heat 10: Jadson Andre (BRA) vs. Kai Otton (AUS)
Heat 11: Wiggolly Dantas (BRA) vs. Miguel Pupo (BRA)
Heat 12: Matt Wilkinson (AUS) vs. Sebastian Zietz (HAW)