TEAM BeWET in Bali 。バリ島で今シーズンを開始したビーウエット・アスリートたち
日本屈指のウエットスーツ・ブランドであるBeWET。マテリアルのスペックを非常に重要なファクターとする今シーズンのBEWETは、デザイン、マテリアルをセレクト+ジップシステム等で融合させる。
そんな最上級のスーツを身にまとい、極限までのパフォーマンスをチャージするBEWETアスリート。
今回は、JPSAグランドチャンピオンで昨年のイベントチャンピオンである辻裕次郎をはじめ、加藤嵐、川畑友吾、宮坂桃子、そしてJPSAプロ公認を獲得するため、都筑百斗、ロングの橋本梨花が、インドネシアのバリ島で行われたJPSAの開幕戦に挑んだ。
今回のバリ島で著しい活躍を見せたのは、オーストラリアでサーフィンの修行を続ける加藤嵐。昨年に続き、バリニーズのトップ8サーファーと、JPSAランキングトップ8の選手による親善試合でファイナルに進出。
加藤嵐/カービング・シークエンス
ディープなバレルをメイクした加藤は、カーヴィングから、オフザトップでのビッグスラッシュ。その波は何とジャッジ全員が満点をつける10ポイントのパーフェクトライド。そして、加藤はヒートスコア18.50で下位の選手をコンビネーションに追い込み、勝利を掴んだ。
「今回のバリはすごく勉強になり、たくさんの刺激や知識をいただきました!これからがもっともっと楽しみになっています!。
また親善試合で優勝しました。クラマス貸し切りで最高の波でサーフィンできたこと、自分の納得いくいい演技ができたこと、全ては怪我中もずっとサポートしてくださった皆様のおかげです!感謝しています!」と、加藤嵐がコメント。
辻裕次郎バレル・シークエンス
昨年のJPSAグランドチャンピオンで、バリのディフェンディング・トチャンピオンである辻裕次郎。まさかのラウンド4敗退となった。今シーズン2連覇を狙うJPSA。JPSAとWSLの共同開催となる第2戦は、辻裕次郎が生まれ育った四国・生見での開催。ローカルナレッジを発揮し、巻き返しに期待がかかる。
大会3日目は、前日より更にサイズアップ。波のサイズはオーバーヘッド、セットはダブル。小雨混じりの天候で、試合は男子のメインラウンド3からスタート。朝は風も無いクリーンなクラマスだったが、途中からサイドオンが吹き出すコンディションとなった。ラウンド3から出場の川畑友吾は、大野修聖、松下諒太、児玉 椋と対戦。6.50をスコアするも3位で惜しくも敗退となった。
「川畑友吾です。バリ島の 10日間は楽しかったです。試合は負けたけど良い経験になりました。次は 6 月に四国で開催される第2戦目です。これからも応援お願いします!!」
ワールドクラスのクラマス・リバーマウスで行われた、JPSAプロトライアルとWSL-QS1000「コムネ・バリ・プロ」に出場するためにバリ島入りした都筑百斗。
JPSAではプロトライアルを見事勝ち上がり、本戦進出を果たしたがラウンド1で敗退。WSLでは、ラウンド1から今回旅を共にした村上蓮らとともに出場。デデ・スリアナとマーロン・ガーバーに抑えられ、3位で敗退となった。
今シーズンから積極的に海外のコンテストにも出場している都筑百斗。国内戦では4月に伊豆で行われたWSLのコンテストで、エクセレントの9.00ポイントを記録。今回のバリ島での経験を活かして、更なるジャンプアップに期待したい。
今年から海の近くで生活をはじめ、サーフボードのスポンサーも変わり心機一転の宮坂桃子。
技は切れていた宮坂桃子だが、バックアップを見つけられずに敗退。 サーフィンが良かっただけに残念。フリーセッションでも、際どいセクションで良い感じのスプレーを上げていた。
NSAの2014年度の年間チャンピオンとなった橋本梨花は、プロトライアルから出場。見事トライアルラウンドを勝ち上がり、プロ本戦に出場したが、惜しくもラウンド1で敗退。
本人のブログでは、「敗因もきちんと分かっています。 同じことを繰り返さないよう、バリで見つけた課題と共に日々練習に励みたいです。4,5年試合回ってきて一番後悔の残ったヒートになりました。」とコメント。
次なるステップアップに向けた一歩を踏み出した橋本梨花は、更にパワーアップした姿を見せてくれる事だろう。彼女の今後の活躍に期待したい。
彼らの次なるターゲットは、6月3日から四国で行われる、JPSAとWSL JAPANの共催試合「Billabong Pro SHIKOKU supported by PLAYER RESORT」。
更なる頂を目指して、BEWETアスリートたちの戦いは続いていく。
撮影:山本貞彦
問い合わせ:サンコー
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