WSLウイメンズQS「ポート・タラナキ・プロ」はトップシードが爆発。大村、野呂が17位。

WSLウイメンズQS「ポート・タラナキ・プロ」はトップシードが爆発。大村、野呂が17位。 


Coco Ho (HAW) throwing spray and making heats in NZ. Credit: WSL/Will H-S

 

 

タラナキ、ニュー・ジーランド(2015年3月27日金曜日)今回のフェスティバルのプレミア・イベントであるウイメンズQS6000(クオリファイング・シリーズ)ポート・タラナキ・プロは、素晴しい天候と波に恵まれ、日の出から日没ギリギリまでを使って、ラウンド2からラウンド5のヒート2までが行われた。

 

本日のラウンド4からは、多数のチャンピオンシップ・ツアー・サーファーが出場するトップシードが登場。その中のひとりであるココ・ホー(HAW)は、危ない場面もあったもののラウンド4とラウンド5を快調に勝ち進み、マンオンマンのラウンド6に進出した。

 

「自分の目標は、いつもファイナルへ勝ち上がること。そして優勝する事です。でもその前にそれぞれのヒートに集中しなければならないのです。」と、ホーが言った。「水温は前に来た時より暖かいですね。波は凄くファンなので、残りのイベントが楽しみです。グッドスコアをマークし続けたいです。」

 

ティア・ブランコ(USA)Credit: WSL/Will H-S

 

ティア・ブランコ(USA)は、彼女のキャリアで始めてQS6000のラウンドオブ24へ勝ち進んだ。彼女はスムーズなレール・カーヴィングとバーティカル・スナップを披露し、マルチプルなソリッド・スコアを記録した。

 

ネクスト・ラウンドに勝ち上がれて本当にハッピーです。」と、ブランコが言った。「今日の早いラウンドで素晴らしいヒートを持つことが出来たので、あのヒートでは凄く自信を持ってやれました。レベルの高いサーファーばかりなので緊張しましたが、波を掴んで自分のサーフィンが出来ました。」

 

タラナキのページ・ハレブ WSL/Will H-S

地元の応援に応えるようにページ・ハレブは、ローカル・ギャラリーの前でチャージした。ハレブは、彼女のパワフルなバックハンド・アタックで、ラウンドオブ24へ勝ち上がった。

 

「私はいつもヒート開始直後にスコアをメイクしていくんです。でも、それが出来ないと、かなりナーバスになってしまうんです。」と、ハレブが言った。「このイベントが大好きなんです。地元のイベントは嬉しいですね。

 

再びCTの資格を得るために挑戦している自分にとって、このイベントは本当に重要なんです。今年はスタートから第2位のポジションを手に入れられたんですが、今後の試合でのプレッシャーを取り除くためにも、今回の試合で良い結果を残したいんです。」

 

足を負傷しているとは思えないサーフィンを見せたローラ・エネバー(AUS)。WSL/Will H-S

 

CTのエリート・トップ17のカレント・メンバーで、昨年のポート・タラナキ・プロで2位となったローラ・エネバー(AUS)は、今年のオープニング・ヒートをいくつかのパワフルなプログレッシブ・サーフィンで勝ち上がった

 

「波は本当にファンでした。いくつかのミステイクを侵したのに、ヒートをメイク出来て嬉しいです」と、エネバーが言った。「ハイ・タイドは正しい波を選ぶのを難しくしました。それで悪い波を掴んでしまいましたが、良い波も掴めて逆転することが出来てラッキーでしたね。」

 

また、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)は、イベント初のパーフェクト10ポイント-ライドを記録。ポーリーン・アドゥ(FRA)もオープニング・ヒートでポート・タラナキ・プロで支配的なディスプレーを見せて勝ち上がった。

 


大村奈央、野呂玲花がラウンド5まで勝ち上がり17位。  


 

 

キレのあるバックハンドを披露した大村奈央

 

 

今回のイベントには、ラウンド2のH2に田代凪沙、ラウンド3のH3に庵原美穂、H5に須田那月、H6に武知美波、トップシードが登場するラウンド4には、H1に大村奈央、H3に野呂玲花、また、ハワイからはジュニア世界チャンピオンの前田マヒナがクレジット。

 

田代は6.23 に4.10をスコアしてヒートスコア10.33をマークするも4位敗退。庵原美穂は、超ハードヒートで6.40に5.07でヒートスコア11.47をマークするも4位敗退。武知実波も4位敗退で、須田那月のみがラウンド3を2位でラウンドアップした。

 

ラウンド4から登場の大村奈央は、エクセレントの8.17 にバックアップ6.90を揃えて、ヒートスコア15.07でココホーに次いで2位でラウンドアップ。野呂玲花も7.00 にバックアップ6.83をスコアして13.83をマーク。ローラ・エネバーに次いで2位で3人ヒートのラウンド5へ勝ち上がった。


 

野呂玲花

 

 

野呂玲花はラウンド5でココホーと、モウド・ルカーと対戦。ココホーが6.23をヒート前半にスコアしてヒート前半をリード。野呂玲花は3位を強いられる。ヒート後半に入り、野呂玲花もフォアハンドのカーヴィング・コンビネーションで4.87と5.07を揃えるも、ルカーがバックハンドで7.67をスコア。トップに躍り出る。

 

ココホーは2位、3位の野呂玲花に必要なスコアは6.00。流石のCTサーファー、ココホーはヒート終了間際にバックハンドでエクセレントの8.67をスコアしてトップへ。野呂のニードは8.43へと広がり、惜しくもここで敗退となった。

 

大村奈央 WSL/Will H-S

 

 

大村奈央は、ローラ・エネバーとポーリン・アドゥと対戦。ローラはバックハンドで8.90のエクセレントwマークするもバックアップを見つけられない。逆にアドゥは2本のスコアをまとめてトップへ。

 

大村奈央はヒート中盤にバックハンドで4.50、更に6.33をスコアして、ヒートスコア10.83とするも3位を強いられる。ビッグマニューバーを見せるローラが最後に逆転。大村奈央は惜しくも3位で敗退となった。

 

大村奈央と野呂玲花の敗退で日本勢はファイナルデイを前に全滅となった。

 

 

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オフィシャルサイトでは、QSイベントからライブ中継が行われる。

More info, results and imagery available here – www.surffest.co.nz

 

須田那月
大村奈央
庵原美穂
田代凪沙