ハーレー・オーストラリアン・オープンで女子QSの庵原美穂がベスト24進出。仲村は敗退。

ハーレー・オーストラリアン・オープン女子QSの庵原美穂がベスト24進出。男子の仲村は敗退。 


アレホ・ムニーツ WSL/Matt Dunbar
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Day 6 Highlights

 

2015年2月12日木曜日、オーストラリア、シドニーのマンリービーチで開催中のオース トラリア最大のサーフ、スケート&ミュージック、アートイベント「ハーレー・オーストラリアン・オープン」は大会6日目。本日は男子QSのラウンド3終了後、女子QSのラウンド3が行われた。

 

スウェルは更にサイズアップし、男女合わせて24ヒートでは激しいアクションの連発となった。そして、ファイナルへ向けたラスト3日は素晴しいショーダウンの舞台が用意されそうだ。

 

ステファニー・ギルモア WSL/Matt Dunbar

 

6-タイム・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(クーランガッタ、QLD/AUS)は、彼女の2015年のコンペティション・キャンペーンを勝利で開始した。「安定していなくて、自分のベストは出せませんでしたね。最初のヒートでは時々起きる事なんです。」と、ギルモアが言った。

 

「あのヒートを上手くクリア出来て良かったです。2ヵ月のホリデー・モードの後、コンペティション・モードに戻るのはハードですよ。でもこのイベントを楽しんでますよ。たくさんのギャラリーで素晴しいですね!」

 

ビリー・ステアメンド WSL/Matt Dunbar

 

ビリー・ステアメンド(ラグラン、NZ)は彼のラウンド3ヒートの終了間際に大胆な行動をとった。そして、一連のパワフルで正確なカーヴィングとテール・ホイップをアンロードし、 ミック・ファニング(クーランガッタ、QLD/AUS)を抑えて、第1位のポジションへジャンプアップした。

 

「ミック・ファニングとヒートを戦えた事は素晴らしいです。彼は本当に素晴らしい選手で、自分のアイドルの1人なんです」と、ステアメンドが言った。「自分はラグラン(ニュージランドのレフトポイントブレイク)出身なので、レフトが好きなんです。だからレフトが現れるとワクワクしちゃうんです。それは重要なヒートでしたね。みんなが素晴らしいスコアをゲットしていた。僕は最後にあのレフトを手に入れて本当にラッキーでした。」

 

ミック・ファニング

 

そのヒートで2位となった3タイム・ワールド・チャンピオンで、ハーレー・オーストラリアン・オープン第1シードであるミック・ファニング(クーランガッタ、QLD/AUS)は、彼のトレードマークである、電光石火の高速ターンとカーヴィングでハイポイントをマーク。ネクスト・ラウンドではマイケル・フェブラリー(ZAF)とジョナサン・ゴンザレス(CNY)と戦う。

 

「パイプの後は、しばらくサーフィンしていなかった。自分の妻とアメリカにスノーボード に行っていたんだ。楽しいトリップだったけど、岩に腰をぶつけてしまった。だから、治療するために更に1週間はサーフィン出来なかった。でも今は回復して良い感じだよ。」

 

また、昨年チャンピオンシップ・ツアー(CT)へリクオリファイ出来なかったブラジルのアレホ・ムニーツは、インプレッシブなフォームを見せ、トップ34のスポットを取り戻すためにハングリーだ。

 

「僕は4年前にCTに入ったんですが、いまはツアーから外れています。カムバックする事に本当にフォーカスしています。」と、ムニーツが言った。「シーズンの始めに良いスタートをすることは、とても重要で、このイベントでもこの調子を続けられると感じています。今シーズンは良い結果を残したいですね。」

 

 

 

庵原美穂がCTサーファーを抑えラウンド4進出。 


 

 

メンズ・ジャパニーズ・サーファーの最後の砦となった仲村拓久未はラウンド3のヒート1で、マテイア・ヒクリー(PYF)、ネイザン・ヘッジ(AUS)、マイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦。軽いオフショアの吹くクリーンなコンディションでヒートがスタート。仲村はスタートからライトブレイクでフォアハンドのカーヴィングを披露し4.57 。続けてバックハンドでチャージし3.70 をスコア。ヒートスコアを8.27とする。

 

3位を強いられた仲村は後半に入りビッグセットを掴み、クローズセクションでリバースを試みるもインコンプリート。終了間際には4位のフェブラリーが7.50で大逆転して2位に浮上。最後までチャージした仲村だったが、4位となりここで敗退となった。

 

「負けた。6スターはレベル高い‼︎ チャンス物に出来なかった。次のニューキャッスル頑張ります!」と、仲村拓久未がツイートした。 @TakumNakamura

 

ウイメンズでは、庵原美穂が、ヒート5でディミティ・ストイル、ページ・ハレブ、クインシー・デイヴィスと対戦、ヒートはCTサーファーのディミティ・ストイルが7.00でヒートを開始。庵原美穂も4.50で応戦した。ページ・ハレブも7.77をスコアして一気にトップへ。

 

その後、残り時間は10分を切り、4位へ追いやられていた庵原が7.93をゲット。ヒートスコアを12.43として一気に2位へジャンプアップ。 ニード5.44でCTサーファーであるストイルの追い上げを振り切り、見事ラウンドアップを果たした。

 

明日はラウンド4のヒート4で、6Xワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアとアメリカのアップカマー、フランキー・ハラーと対戦となる庵原美穂。


 

「今年のWCT選手と昨年度までのWCT選手を相手にというより、海にはいるとカレントがきつくて、自分との戦い。いかに自分のサーフィンをするか。終始それだけでした。

明日はワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアとのヒート。この先、一生闘うことがないかもしれない相手。自身のサーフィンを200%出しても足元にも及ばない人だけど、自分を信じて全身全霊で挑んできます。」と、自身のブログでコメントした。※庵原美穂のブログ

 

 

須田那月はヒート3でマリア・マニュエル、マウド・レ・カー、フィリッパ・アンダーソンと対戦。前半に5.83をスコアしてヒートをリードするも最終的に惜しくも3位で敗退。野呂玲花は、ヒート8でココ・ホー、マヒナ・マエダ、ドミニク・バロナと対戦。ココホーとドミニクがヒートを制圧。野呂玲花とマヒナはここで敗退となった。

 

明日は庵原美穂の活躍を期待し、エールを送りたい。世界を目指して、がんばれ日本!更新: 2015年2月12日 6:36 PM

 

 

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Hurley Australian Open of Surfing 2015
開催期間:2月7日〜15日
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

オフィシャルサイト

http://www.australianopenofsurfing.com/