仲村拓久未が今シーズン国内4勝目。ASPジャパンツアー「Malibu HYUGA PRO」

仲村拓久未が今シーズン国内4勝目。ASPジャパンツアー「Malibu HYUGA PRO」


 

2014年10月12日(日)宮崎県日向市:大型で非常に強い台風19号の接近に伴い、会場を日向市小倉ヶ浜海岸から、宮崎県の最東北端、延岡の下阿蘇海岸へと移動しての開催となっている、ASPジャパンツアー「Malibu HYUGA PRO」はファイナルデイ。

 

昨日から更にサイズアップし、沖合の風も強くなり始め、台風の接近を感じさせる。安全面を考量し、昨日ほとんどのスケジュールを消化していたため、最終日はメンズQS、LQS合わせ、10ヒートのみの開催となり、無事に大会を終了することが出来た。

 

ファイナルではエアリバースもメイクし、やりたい放題だった仲村拓久未
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メンズQSでは、セミファイナルで、高梨直人、田中英義、都筑百斗、安井拓海が敗退するなか、仲村拓久未、辻裕次郎、加藤嵐、稲葉玲王という、いま日本で勢いのある4名のトップアスリートが、タフなコンディションを勝ち抜きファイナリストとなった。

 

高得点をマークしたがバックアップを見つけられなかった稲葉玲王

 

ファイナルはオープニングから稲葉玲王が、フォアハンドのビッグターンでスプレーを飛ばし、更にクローズセクションでレイバックを決めて6.50をスコア。派手なスタートダッシュを見せる。パワーみなぎるパフォーマンスを見せる仲村拓久未も、続けざまにバックハンドのリエントリーで5.00、フォアハンドでは見事なバレルをメイクし5.75をスコア。二人は、このタフなコンディションの中、勝負の鉄則、先手必勝の基本セオリーを実践して行く。

 

ファイナルはリズムを掴めなかった加藤嵐

 

セミファイナルまでポジションを左のレフトブレイクとしていた辻裕次郎。ファイナルは昨日のバレルライドをメイクした同じポジションで波を待ち、勝負に出た。ヒートが進むにつれ、各選手がライディングを重ねて行くが、ショートライドが目立ち、スコアに繋げるのが難しいコンディションだということが、改めて理解出来る。

 

クオーターでは素晴しいバレルをメイクした辻だったが、ファイナルは精彩を欠いた。

 

そんな厳しいシチュエーションで、最初にスコアを出した仲村と稲葉は、際どい波にチャージする余裕を見せ、それが更に彼らの勢いを増してるとさえ感じさせる。仲村拓久未はワンターンしか入らない波をゲット。クローズセクションでのエアリバースをコンプリートして、5.70をスコアする。続けて仲村は今度はカーヴィングターン主体のサーフィンで7.25をスコア。トップ2スコアを塗り替えて、リードを固めた。加藤と辻は波とのリズムが合わない。そのまま、タイムアップとなり、仲村拓久未が勝利を手に入れた。

 

今シーズン絶好調である仲村拓久未は、これで国内4勝目。この勢いで来週にポルトガルで開催されるWJCで日本代表選手として世界のトップジュニアたちと戦う。がんばれ!仲村拓久未。

 

 

LQSでは世界チャンピオンのピッコロ・クレメンテが圧勝。 


優勝はピッコロ・クレメンテ

 

ロングLQSメンズのファイナルは、昨年の優勝者であるニールセン・アヒナ3世、2013年のワールドチャンピオンであるペルーのピッコロ・クレメンテとルーカス・ガリード・ラカ、そして日本人として唯一人、尾頭信弘がファイナルまで勝ち上がった。

 

技の安定感とアグレッシブさを兼ね備えたピッコロ

 

早いブレイクが目立ち、ロングにかなりタフなコンディションの中、クレメンテがファーストライドで、ハングテンとハングファイブのコンビネーションで6.50をスコアして、素晴しいスタートダッシュを見せる。長身のアヒナもバックハンドでチャージを見せて4.50をスコア。バックアップを探し続ける。ペルーのルーカスも4.50をスコアして2位につける。尾頭もレフトブレイクで激しいターンを見せる。

 

ピッコロと同じペルーのルーカスもアグレッシブなサーフィンを見せた。

 

後半に入り、ピッコロ・クレメンテが再びバックハンドで6.35をスコア、更にリードを広げて行く。そして、ルーカスは、スウィッチフットのカットバックで6.65をスコア。更にバックハンドのストレートアップで5.10をスコア。波を選び切れないアヒナだったが、左のレフトブレイクをキャッチして、バックハンドでチャージ。6.00をスコアして追い上げる。

 

 

昨年の優勝者であるアヒナ。ファイナルは波を選び切れなかった。

 

残り時間5分を切り、ピッコロがバックハンドで素晴しいリエントリーのコンビネーションを披露して、駄目押しの7.85をスコア。最後までチャージしたハワイのアヒナだったが逆転ならず、14.35のヒートスコアをマークした、ワールドチャンピオンのピッコロ・クレメンテが逃げ切り、勝利を手に入れた。

 

日本人で唯一人ファイナリストとなった尾頭信弘

 

ASPジャパンツアー「Malibu HYUGA PRO」結果

メンズQS優勝:仲村拓久未、2位:稲葉玲王、3位:加藤嵐、4位:辻裕次郎

LQS優勝:ピッコロ・クレメンテ、2位:ルーカス・ガリード、3位:ニールセン・アヒナ、4位:尾頭信弘

 

写真:山本貞彦

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ASPジャパンツアー第6戦2スター「Malibu HYUGA PRO」は10月11日からスタート。

 

イベント公式ページではライブ中継が行われた。

http://www.aspjapantourlive.com/2014/hyuga/ をチェック!

 

好調だったがセミファイナルで最後に逆転されてしまった田中英義
今回セミファイナル進出の大健闘を見せた都筑百斗。
伝家の宝刀バックハンド・リエントリーで大きなスプレーを上げた高梨直人
デッドヒートのセミファイナルで惜しくも敗退となった安井拓海。
ヒート前に気合いの入る辻裕次郎
今季4勝目の仲村拓久未
今回の日向プロでは、技のバリエーションを披露した辻裕次郎
仲村拓久未の勢いは誰にも止められなかった。
ファイナルでメイクしたバレル。仲村拓久未
QSメンズは、素晴しいメンバーでのファイナルとなった