APBツアー「シントラ・ポルトガル・プロ」が終了。4名のワールドチャンピオンが決定

APBツアー「シントラ・ポルトガル・プロ」が終了。4名のワールドチャンピオンが決定した。 


APBワールドチャンピオンの4名

 

ボディボードのワールドツアーであるAPBツアーの「シントラ・ポルトガル・プロ」が、ポルトガルのシントラ、プライア・グランデで終了。メンズ・オープンでは、ハワイのデイブ・ハバード、ウイメンズではブラジルのイザベラ・ソウザが優勝。アモーリー・ラバーンがドロップニー、トリスタン・ロバーツがプロ・ジュニアで優勝した。

 

そして、2014年の4名のAPBワールドチャンピオンが決定し、メンズ・オープンがアモーリー・ラバーン、ウイメンズはアレクサンドラ・リンダー、ドロップニーはデイブ・ハバード、プロジュニアがトリスタン・ロバーツに決まった。

 

今回のイベントには、日本から大原沙莉、畠山美南海、鈴木彩加、荒木桃子、刀根真由美、メンズには榎戸崇人が出場。 鈴木彩加、刀根真由美がセミファイナルまで勝ち上がり3位タイ。クオーターファイナル進出の大原沙莉と畠山美南海が5位タイ、荒木桃子9位という結果となった。

 

 

16才のアレクサンドラ・リンダーが世界最年少チャンピオン。大原4位、畠山5位。鈴木7位。

 

 

今回のウイメンズ・ディビジョンにおいて、熾烈なワールド・タイトル争いを演じたのは、ランキングトップである16才のアレクサンドラ・リンダー(カナリア諸島)と、前戦でリンダーとファイナルを戦い2位となった世界ランキング3位の日本の大原沙莉4位のブラジリアン、ジェシカ・ベッカーの3名。大原とベッカーは、リンダーを破るために、このイベントで優勝する必要があった。

 

アレキサンドラはプレッシャーからか、ラウンド4で敗退し、ワールドタイトルは大原とベッカーの結果に委ねられることとなった。日本の大原沙莉は、4位のジェシカ・ベッカーとQFで直接対決となったが、大原はここで敗退となりレースから外れた。

 

ファイナルに勝ち上がったジェシカ・ベッカーは、ワールドチャンピオンのイザベラ・ソウザと対戦。ここで勝てば大逆転のワールドタイトル獲得となったが、イザベラがワールドチャンピオンの意地を見せ優勝。そして、16才のアレクサンドラ・リンダーが最年少の世界チャンピオンとなったのだった。

 

 

世界ランキング4位となった大原沙莉

 

そして、日本人のAPBツアー最終ランキングは、4位に大原沙莉、5位に畠山美南海、7位に鈴木彩加とベスト10に3名の日本人選手が入った。今回、目の前のワールドタイトルを逃した大原沙莉だったが、彼女にとって次に繋がる素晴しい経験となったに違いない。そして日本からボディボードのワールドチャンピオンが生まれる日は、そう遠くはないと確信した。世界を目指して、がんばれ日本!

 

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