ASP6スター「バートン・トヨタ・プロ」R2が終了。日本勢はここで全員敗退。
ニューカッスル、NSW/オーストラリア(2014年2月19日水曜日)メンズASP 6-スター・バートン・トヨタ・プロとASP 6-スター・ハンター・ポート・ウイメンズ・クラシックは、3フィートのコンディションで、ラウンド2の最後の6ヒートを終え、ウイメンズはラウンド2を完了後、ラウンド3の8ヒートを行った。
リンコーン・テイラー(ノース・ストラドブローク、QLD/AUS)とステュー・ケネディ(レノックス・ヘッド、NSW/AUS)は、朝の第1ヒートで、アメリカン・ペアのマイケル・ダンフィ(USA)とデーン・レイノルズ(USA)を排除した。テイラーはパワフルなバックハンド・サーフィンでクラシック・ディスプレー。そして、トップ・トゥ・ボトムのパワフルなバーティカル・ブラストを炸裂させた。
「デーン(レイノルズ)とはマンリーの最初のラウンドでやられていたので、借りを一つ返せて良かったです。」と、テイラーが言った。「それはロー・スコアリング・ヒートで、僕は最後の7ポイント・ライドを手に入れるまで怖かった。ステュー(ケネディ)と僕はデーンと(マイケル)ダンフィを撃退する事だけを考えていたんです。ふたりとも良いサーファーで、彼らは逆転にスモール・スコアを必要とするだけだったので、切り抜けることが出来て本当に良かったです。」
元バートン・トヨタ・プロ・イベント・チャンピオンであるブラジリアン・デュオのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とウイリアン・カルドゾ(BRA)は、ミアウェザーの波でお手本通りのサーフィンを披露した。ペアは正しい波を待って、ポケットでパワー・ターンをアンロードし、エクセレント・スコアをポスト。両者とも次のラウンドに第1位のポジションで進んだ。
「それはトリッキーなヒートだった。誰が勝ってもおかしくなかった。」と、デ・スーザが言った。「カイ・バーガーは前ASPワールド・ジュニア・チャンピオンである。そして、ローカルのトラヴィス・リンチは本当によくラインナップを知っているので、僕はグッド・ポジションをキープして、ベスト・ウェイブを手に入れようとしていたんです。僕は、このイベントを本当に楽しみにしていました。ニューカッスルが大好きです。僕は2008年にここで優勝して、素晴らしい思い出を持っているんです。」
ギャレット・パークス(バイロン・ベイ、NSW/AUS)は、水の中のスケートパークにいるかのように、様々なテクニカル・エアリアル・ムーブを発射して、成功させ、ナザニエル・カラン(USA)とマーク・ラコマー(FRA)を排除した。「ちょうどホームのリップ・ボウルのようでした。」と、パークスが言った。
「このヒートの選手はみんなWCTに近い選手だったので、彼らに勝てて凄く自信がつきました。サーフェストは僕が12か13才の時から参加していて、グッド・ヴァイヴがあり、多くの友人が参加していました。いつもニューカッスルを楽しんでいます。今年はあまり6スターが行われないのに、マンリーでは最初のヒートで負けてしまったので、このイベントは自分にとっては凄く重要なんです。でも、あまり考え過ぎないように行くつもりです。」
また、ウイメンズでは、マリア・マニュエル(HAW)がオープニング・ヒートで支配的なディスプレーを見せ、9.73に9.40のバックアップでハイエスト2ウェイブ・ヒート・トータル19.13をマーク。5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(ゴールド・コースト、QLD/AUS)は、エクセレントな8.5のライドでヒートを開始、バックアップも7.83を揃え、16.33の2-ウェイブトータルで、勝ち上がった。
日本勢はここで全員敗退となる。
メンズ6スターのヒート20に登場した新井洋人は、アリツ・アランブルー、キアヌ・アシン、ビリー・ステアメンドと対戦。スタートから7.10をスコア。素晴しいスタートダッシュを見せる。しかし、強者揃いのヒートでキアヌ・アシンがエクセレントの8.10をスコア。アリツにも7.17をスコアされ、4位を強いられる新井。バックアップを探し続ける新井は辛抱強く波を待ち続け、残り時間5分で5.10をスコア。3位に浮上したが惜しくもここで敗退となった。
大澤伸幸は、エイドリアーノ・デ・スーザ、トラヴィス・リンチ、カイ・バーガーといったパワーハウスと対戦。ヒート後半に大澤はフォアハンドのエアリバースを披露。5.30、5.60と連続してスコアするも、9ポイントをマークしたデ・スーザ、バックハンドでチャージを見せたカイ・バーガーに惜しくも破れた。
ウイメンズの大村奈央は、スタートからリズムを掴み、6.67をスコア。更に得意のカーヴィングターンで7.83をスコア。しかしハワイのブリアナ・コープにエクセレントの9.57をスコアされ、オーストラリアのローラ・ポンチーニにも9.00をスコアされ、3位を強いられた大村は、最後までチャージするも残念ながらここで敗退。ヒート1の武知実波、ヒート4の宮坂桃子、ヒート5の野呂玲花も惜しくもここで敗退となった。
世界を目指す彼らにエールを送り続けよう!頑張れ日本!