ASP6スター「ハーレー・オーストラリアン・オープン」で大原洋人が大健闘の9位。

ASP6スター「ハーレー・オーストラリアン・オープン」で大原洋人が大健闘の9位。 


ラウンドオブ16ではエクセレントをマークした大原洋人

 

マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2014年2月15日土曜日)オーストラリアのマンリービーチで開催中の「ハーレー・オーストラリアン・オープ ン」は、昨日までスモールコンディションからサイズアップ。メンズの6-スター・ディビジョンのラウンドオブ24からスタート。日本人選手として唯一勝ち上がっていた大原洋人が、ヒート8でWCTサーファーのビード・ダービッジとウエイド・カーマイケルという強豪オージー2名と対戦した。

 

 

 

R24ではクリティカルなセクションへハードなターンを繰り出し、7.33をスコア

 

 

大原洋人はファーストウェイブで5.33、セカンドウェイブでも4.33をスコア。先制攻撃を仕掛けて、激しい戦いの火蓋を切って落とした。カーマイケル、ビード・ダービッジも予想通りのハイスコアを叩き出す。それに対し、大原洋人も、ボトムターンを繰り返すたびにスピードを増し、クリティカルなセクションへハードなターンを繰り出し、7.33をスコア。2位で後半戦へ。

 

更にライトの波で、フォアハンドのカーヴィング・コンビネーションで5.63をスコアする大原。リズムを掴んだ大原洋人は、スムースなライディングでエアリバースも決め7.17をスコア。3位のカーマイケルを引き離す。優先権を使ったカーマイケルは、最後に入ったセットの波をゲット。ビッグターンを繰り出すも逆転出来ず、大原洋人は2位で逃げ切りラウンドアップを決めた。

 

2位でラウンドアップしインタビューを受ける洋人

 

 

ラウンドオブ16ではヒート7でパトリック・グダスカスとのマンオンマン対決。

 

グダスカスはファーストウェイブでサイズのあるレフトをゲット。素晴しいバックハンドでいきなり9.20のエクセレント。更にバックアップを4.50をマーク。ヒートをリードする。大原洋人も深いボトムターンからヴァーティカルにクリティカルセクションを攻め、テールを完全に抜くハードなターンを決めて、7.77をスコア

 

ラウンドオブ16ではエクセレントをマークした大原洋人

 

更に大原は、ビッグなフルローテーションもチャージ。攻めるサーフィンを続ける。しかしグダスカスも再びグッドウェイブをゲット。8.00をスコアして、その差を広げて行く。テールをドリフトさせるビッグターンでバックアップを塗り替える大原洋人だが、ニード9.43。残り時間は10分と追い込まれた。

 

最後まで諦めない大原洋人は、再びセットのライトを掴むと、ハードなリエントリーを含む、パワフルなマニューバーでエクセレントの8.00をスコア。しかし、それでセットは入らずにタイムアップ。大原はここで敗退となった。

 

とはいえ、グダスカスを最後まで追い詰め、堂々としたパフォーマンスを披露した大原洋人。6スターという大舞台で堂々の9位入賞は、今シーズンから始まる大原洋人の世界へのチャレンジに素晴しい経験と、価値ある920ポイント、賞金$U2,300を彼に与えた。WCTクオリファイへ向けた素晴しい一歩を踏み出した大原洋人。これから始まる世界での活躍に期待したい。

 

 

 

Hurley Australian Open of Surfing 2014
開催期間:2月8日から16日までの9日間
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

▼Australian Open of Surfingのオフィシャルサイト。

http://australianopenofsurfing.com/