ミシェル・ボウレズがトリプルクラウン第1戦「リーフ・ハワイアン・プロ」で優勝

ミシェル・ボウレズがトリプルクラウン第1戦「リーフ・ハワイアン・プロ」で優勝。 


Michel Bourez (PYF) claimed the REEF Hawaiian Pro title for the 2nd time in his career. © ASP / Cestari
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ノースショア、オアフ、ハワイ ― (2013年11月24日日曜日) ―トリプルクラウン第1戦であるASPプライム 「リーフ・ハワイアン・プロ」が終了。タヒチのミシェル・ボウレズが見事優勝して、40,000ドルの優勝賞金を獲得。VANSトリプルクラウンのアーリーリードを手に入れた。

 

 

Michel Bourez © ASP / Kirstin

 

27歳のボウレズは、今回のコンペティションの早いラウンドから勢いに乗り、ファイナルまで誰にも止めることは出来なかった。ファイナルでは、ハレイワ・ローカルのフレッド・パターチアによるヒート終盤の猛チャージを振り切って勝利を掴んだ。

 

ボウレズにとって、リーフ・ハワイアン・プロでの優勝は2度目。2008年にハレイワで初優勝を飾った。スタイリッシュなパワー・サーフィンと申し分のないウェイブ・セレクションが勝利へと彼を導いた。ビッグウェイブでのストロング・サーファー。そして、素晴らしいタヒチアン・チューブ・ライダーのボウレズに、 今年のVANSトリプル・クラウンへの道が開かれている。

 

Michel Bourez© ASP / Cestari

 

「新しいフィーリングです」と、ボウレズが言った。「僕はここで初めて優勝しました。ファイナルをメイク出来て本当に嬉しかった。そして今回もファイナルを目指して必死になって頑張りました。トリプル・クラウンをリードすることは最高の気分ですね。ハレイワのコンテストに勝つ選手はトリプル・クラウンに勝つチャンスが高いと言われているようです。最高の気分です。心身ともに最高のコンディションで、サーフボードも絶好調。サンセットも良い波になってくれる事を願います。2年前にサンセットでは2位になっていて、今シーズンで更にファイナルをメイクしたいですね。」

 

Fred Patacchia © ASP / Kirstin

 

多くの地元ギャラリーの大声援に応えフレッド・パターチアは、ファイナルで彼にとって本日のベストスコアをマークした。しかし、ボウレズはラージ・ウェイブをキープしてノーミステイク。パターチアは惜しくも2位でフィニッシュとなった。「優勝したかったので、ちょっと悔しいですね。でも最後の6分間は良い試合が出来たと思います。」と、パターチアが言った。「厳しいスタートでしたが、自分のすべてのパワーをぶつけた感じでしたね。

 

ミシェルは素晴しいスタートでした。彼はイベントを通して本当に良いサーフィンをしていました。勝ちたかったので残念でしたが、同時に自分のベストを出せた感じでしたね。サンセットに向けた素晴らしい後押しになります。これをポジティブに考えます。僕は本当にトリプル・クラウンを獲得したいんです。それがハードなのは知っています。自分にはトリプル・クラウンのための戦略があって、それを実行しようと思います。」

 

Jeremy Flores placed third. © ASP / Kirstin

 

フレンチマンのジェレミー・フローレスは、リーフ・ハワイアン・プロを通してソリッドな活躍を見せ、パイプラインの前チャンピオンとして、トリプルクラウン・レースを争う。「サニー・ガルシアが言うように、トリプル・クラウンはワールド・タイトルの次に素晴しいタイトルであると思います」と、フローレスが言った。

 

「3つのイベントと本当にパワフルな波。と同時に今年のようなスモール・ウェイブでのサーフィンもあるので、すべてに適応する事が要求されます。トリプルクラウンの勝利者は、あらゆるコンディションで制覇出来なくてはダメ。だから、それをメイクすることは、とてもスペシャルなのです。今回もタフなコンテストでした。でも実を云うと、僕はボードの準備ができていなかったので、借り物のサーフボードを使っていたんです。だから本当にファイナルに残れるなんて思っていませんでした。」

 

Dion Atkinson reached the Final placing fourth. © ASP / Kirstin

 

今日、最も救われたアスリートは、サウス・オーストラリアのディオン・アトキンソンだった。彼は、今回のハレイワに2014年のエリートのASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーのクオリファイを賭けて入っていた。そして、今回の結果で彼はクオリファイ・ポジションに上がり、サンセットへの僅かなプレッシャーを取り払い、プロサーフィンの夢を実現させるため、フォームを維持したいと思っている。

 

 

彼はこのイベントを通して、コンスタントなサーフィンをし、ほとんどエラーもなく、平静さを保ち、ラウンドアップするアプローチにフォーカスした。「このイベントで4、5年前に5位になって、それから必死になっていました。クオリファイしたい気持ちも一緒になって、いま非常にうれしいです。プレッシャーもなくサンセットへは同じ姿勢で入るつもりです。ハレイワとサンセットは毎年楽しみにしているイベントなんです。」と、アトキンソンが言った。

 

トリプルクラウンはハレイワからサンセットへと会場を移し、第2戦「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」が明日から12月6日までのウエイティング期間で開催される。このイベントには、日本から大野修聖と大橋海人の2名の出場が決定した。彼らの活躍に期待しエールを送りたい!頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイトでは、ライブ中継も行われる。

http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2013

また見逃したヒートもヒートアナライザーでチェック!

http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2013/heat-analyzer

 

トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」
11月24日〜12月6日、サンセット・ビーチ
ASPプライム
賞金:250,000ドル
ディフェンディング・チャンピオン:アダム・メリング(オーストラリア)

 

 

Reef Hawaiian Pro finalists – Michel Bourez (PYF) in 1st, Jeremy Flores (FRA) in 3rd, Dion Atkinson (AUS) in 4th and Fred Patacchia (HAW) in 2nd. © ASP / Cestari

 

 

結果:
リーフ・ハワイアン・プロ2013ファイナル:
優勝:ミシェル・ボウレズ(PYF)17.17pt – 40,000ドル
第2位:フレデリック・パターチア(HAW)16.33pt-20,000ドル
第3位:ジェレミー・フローレス(FRA)13.93pt-12,000ドル
第4位:ディオン・アトキンソン(AUS)9.73pt-10,000ドル

 

セミファイナル:
H1:
フレデリック・パターチア(HAW)14.37pt;
ジェレミー・フローレス(FRA)13.50pt;
デーン・レイノルズ(USA)12.80pt;
アリツ・アランブルー(EUK)11.12pt
H2:
ミシェル・ボウレズ(PYF)16:33pt;
ディオン・アトキンソン(AUS)15.00pt;
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.33pt;
ジョシュ・カー(AUS)4.00pt

 

クォーター・ファイナル:
H1:
フレデリック・パターチア(HAW)13.86pt;
ジェレミー・フローレス(FRA)12.17pt;
ヤイディン・ニコル(AUS)11.93pt;
マット・バンティング(AUS)9.44pt
H2:
デーン・レイノルズ(USA)16.60pt;
アリツ・アランブルー(EUK)14.60pt;
ミック・ファニング(AUS)14.30pt;
パトリック・グダスカス(USA)14.27pt
H3:
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.96pt;
ディオン・アトキンソン(AUS)12.43pt;
セバスチャン・ジーツ(HAW)8.70pt;
ホデイ・コラゾ(EUK)8.27pt
H4:
ミシェル・ボウレズ(PYF)16.67pt;
ジョシュ・カー(AUS)14.34pt;
ネイザン・イエオマンズ12.87pt;
エヴァン・バリエール(HAW)9.87pt