JPBA最終戦『木崎浜クリーンビーチカップ』で畠山美南海が優勝。グラチャン獲得

JPBA最終戦『木崎浜クリーンビーチカップ』で畠山美南海が優勝。グランドチャンピオン獲得。 


 

2013年JPBA最終戦『木崎浜クリーンビーチカップ』が、10月12日(土)、13日(日)、宮崎県宮崎市木崎浜海岸で開催された。大会最終日の波のコンディションは胸、朝は風の影響もなく掘れたブレイク。潮が上げて来た午後は風も入り張った波が減って波質 が非常に難しくなり、ファーストリップへのリップアプローチをラディカルに出来るかが勝敗の大きな鍵となった。大会2日間に渡って、世界に通ずる日本最高峰のプロボディボーダーによるハイパフォーマンスが披露され、今シーズンを締めくくる素晴しいイベントとなった。

 

WOMENSクラスで畠山美南海が、グランドチャンピオン獲得 


 

 

熾烈なグランドチャンピオン争いが繰り広げられたWOMENSクラスは、今シーズン既に2度優勝している、ランキングトップの畠山美南海と、2位の大原沙莉の争い。大原は優勝が絶対条件だったが、畠山美南海がセミファイナルに勝ち上がり、WOMENSクラスのグランドチャンピオンが決定した。

 

畠山美南海

 

ファイナルのマンオンマンヒートは、既にグランドチャンピ オンを決めた畠山美南海と、大原沙莉という今シーズンを象徴するかのような対戦。波数が少ない中、後半に入り畠山美南海が、しなやかで美しいマニューバーで9.00のエクセレントスコアを叩き出す。追い込まれた大原は、2度のARSで観客を湧かせるもインコンプリート。15.25対9.00という大差で畠山美南海が今季3度目の優勝プロ転向後初となるグランドチャンピオンに華を添えた。

 

 

史上初のマンオンマン・ファイナルで、兄弟対決を制した榎戸崇人が優勝。 


 

メンズのファイナルは、ファイナルは、ラウンド3を勝った時点でグランドチャンピオンが決定し、余裕の試合展開で駒を進めた榎戸崇人(えのきど・はやと)と、今シーズン復活し絶好調でツアー戦ずっと2位で走り続けてきた榎戸輝(えのきど・ひかる)兄弟対決となった。予選ラウンドで10ポイン トライドをスコアしてきた両者。

 

榎戸崇人

 

崇人は得意の爆発的なARSをパワーのなくなった波でも連発。対する輝はファーストリップ・アプローチからインサイドにかけてのスムーズで繊細でキレのあるアテリババックフリップを加えたカラフルなスタイル。崇人が2本目で8.50、3本目で9.25と試合を完全にリードし、兄の輝が追う展開となったファイナル。後半に榎戸輝が、6.50、7.00とスコアを上げるが、榎戸崇人がラストウェイブで完璧なARSを決めて駄目押しの10ポイント。トータル19.25の驚異的スコアで試合終了。3年連続となるグラチャンを決めた榎戸崇人が優勝で今シーズンを締めくくった。

 

 

 

オープニングのフラダンス、そして心肺蘇生法講習でコンテストがスタート。
心肺蘇生法講習
ドロップニークラスでは、ラウンド1から山田幸久がビッグスラッシュ3発を決め9.5ポイントをスコア。

 

2013年JPBAツアー第5戦『木崎浜クリーンビーチカップ』

開催日:10月12日(土)、13日(日)
開催場所:宮崎県宮崎市木崎浜海岸
天候 : 2日間とも晴れ 波のサイズ:腹~胸 セット肩

 

MENSクラスの結果
優勝 榎戸 崇人
2位 榎戸 輝
3位 京谷 雄策
3位 近藤 義忠

 

WOMENSクラスの結果
優勝 畠山 美南海
2位 大原 沙莉
3位 鈴木 彩加
3位 西村 優花

 

DKクラスの結果
優勝 山田 幸久
2位 鈴木 啓祐
3位 平井 賢一郎(アマ)
4位 藤岡 慶

 

 

2013年最終ランキングはこちらからJPBAのHPよりご覧いただけます。
http://www.jpba.org/

JPBA/日本プロフェッショナルボディボーディング連盟

Photos: Masahiko Yoshioka JPBA / Nikon
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