タジ・バロウがハーレー・プロで優勝、ミック・ファニングがASP WCTランキングをリードする

タジ・バロウがハーレー・プロで優勝、ミック・ファニングがASP WCTランキングをリードする 


Taj Burrow © ASP/Kirstin

 

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ロウワー・トラッスルズ、サン・クレメンテ、CA(2013年9月18日水曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツ アー(WCT)第7戦「ハーレー・プロ」は、2~4フィートのコンディションでファイナルデイを迎え、タジ・バロウ(AUS)が激しいバトルとなったファイナルで、ジュリアン・ウィルソン(AUS)を抑えて見事優勝した。バロウは今シーズンASP WCT初優勝。キャリア12勝目となった。

 

このバロウの勝利は、アクションがぎっしりと詰め込まれた、2人のオージーによるハイ-スコアリング・ファイナルでのエキサイティングなバトルで勝ち得たもの。ウィルソンがロウワーズ・ライトでマルチプルなコンビネーションでスコアをまとめる間、バロウは、掘れたレフトブレイクでのパワフルなバックハンド・アタックと、長いライトハンドでハイスコアをマークして、勝利を掴んだ。

 

Taj Burrow © ASP/Kirstin

 

これ以上の幸せはないね。」と、バロウが言った。「このイベントに向けた努力をして来たので、今それが報われた感じがするよ。自分の方に良い波が来た感じがしたね。完全に集中していたよ。僕は雪だるま式に調子が上がってくれればと望んでいた。決して自分のベストなサーフィンが出来ているとは感じられなかったんだ。ヒートを追う毎に波に慣れて来るのを感じた。ボードの調子もどんどん良くなって、最後は最高の感触だったね。しかるべき時にピークに達することが勝つために必要なことなんだ。ジュリアン(ウィルソン)がタフであるということは分かっていた。最悪な波でも自分がプライオリティを持っていたら全て乗っていた。なぜなら彼は何でも出来てしまうからね。」

 

“他のどれよりも欲しかったタイトルだね。”

 

今回のハーレー・プロでのバロウの勝利は、この会場における彼のキャリア3度目のファイナルとなった。プログレッシブ・ナチュラルフッターのバロウは、ロウワーズで2度の2位を経て、ついに獲得した勝利を本当に喜んでいるようだった。「他のどれよりも欲しかったタイトルだね。」と、バロウが言った。「僕はここで2度、2位になって、ひとつはケリーとのクロスヒートで、ヒート終了間際に敗れたんだ。あれは長い間引きずったよ。だから、これ優勝以上の幸せはないんだよ。」トラッスルズの勝利でバロウは、ASP WCT第4位にランクアップした。

 

Julian Wilson © ASP/Rowland

 

ハーレー・プロのイベントを通して、衝撃的なパフォーマンスを見せ続けていたジュリアン・ウィルソンは、ロウワーズのレフトとライトで巨大なエアリアルとフルコミットしたターンを連発。ハイエスト・スコアをポストし続けた。しかしファイナルではアーリーリードを取ったものの、ファイナルに向けて調子を上げて来たバロウを止めることは出来ず、2位でフィニッシュとなった。

 

“多くのミスをして、リズムを掴めなかった”

 

「素晴しい結果ですよ。」と、ウィルソンが言った。「かなりトリッキーでしたし、僕自身あまりに多くのミスをして、リズムを掴めなかったです。戦略は本当に重要でしたね。ビッグなのをメイクしたかったけど、パーフェクトな波は探していなかった。パーフェクトな波でなくてもビッグなマニューバーは決められると考えていたんです。全体としては良い結果ですよ。良い一日でした。この調子をキープして、次は優勝したいですね。」

 

Jordy Smith © ASP/Kirstin

 

“僕に必要だったのはチャンスだった”

 

このイベントで際立ったパフォーマンスを見せていたジョディ・スミス(ZAF)。コンスタントにハイ・スコアを記録し、セミファイナルへ勝ち進んだが、そこで絶好調のタジ・バロウに終止符を打つことが出来なかった。「TB(タジ・バロウ)は、あの最初の1本を掴んで、残りのヒートをセットアップしたんだ。」と、スミスが言った。「ビッグスコアを得るために、やれることはなかったように感じた。僕に必要だったのはチャンスだったよ。でも僕は自分のベストのサーフィンしたし、波を超えるサーフィンもいくつかしたと思う。ベストは尽くしたし、自分のパフォーマンスに満足です。フランスが楽しみだね。」

 

今シーズンの後半に入り、調子を上げて来ているミシェル・ボウレズ(PYF)は、今回のイベントでも危険な存在だった。そして、彼のシグネチャー・パワー・ゲームでセミファイナルまで勝ち上がった。クオーターファイナルで17.90という本日のハイ・ヒート・トータルをもたらすも、ジュリアン・ウィルソンに対したセミファイナルで破れ3位でフィニッシュした。

 

Michel Bourez © ASP/Kirstin

 

11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)が13位でハーレー・プロをフィニッシュし、今回9位となった2度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、2013年のASPワールド・タイトル・レースでポール・ポジションをとった。今回のファニングのラウンド5で敗退の9位という成績は、彼にとって今シーズンのワーストリザルト。彼はASP WCTシーズンのファイナル・レッグを目前にし、強烈なゴールへ向けリセットをする。

 

2013年のASP WCTのネクストストップはクイックシルバー・プロ・フランス。2013年9月26日から10月6日までウエイティング・ピリオドを保持する。そちらのリポートもお楽しみに。

 

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大会の詳細はオフィシャルサイトで詳細をご覧下さい。

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ハーレー・プロ:ファイナル結果
優勝:タジ・バロウ(AUS)17.07
2位:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.97

 

ハーレー・プロ:セミファイナル結果
SF 1:タジ・バロウ(AUS)15.83 def.ジョディ・スミス(ZAF)11.10
SF 2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.40 def.ミシェル・ボウレズ(PYF)12.43

 

ハーレー・プロ:クオーターファイナル結果
QF 1:ジョディ・スミス(ZAF)15.67 def.カイ・オットン(AUS)12.33
QF 2:タジ・バロウ(AUS)15.93 def.パトリック・グダスカス(USA)13.70
QF 3:ミシェル・ボウレズ(PYF)17.90 def.トラヴィス・ロギー(ZAF)14.00
QF 4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.64 def.ジョシュ・カー(AUS)13.04

 

ハーレー・プロ:ラウンド5
ヒート1:カイ・オットン(AUS)11.50 def.C.J.ホブグッド(USA)8.83
ヒート2:タジ・バロウ(AUS)15.60 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.47
ヒート3:トラヴィス・ロギー(ZAF)13.23 def.ミック・ファニング(AUS)11.74
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)14.10 def.アダム・メリング(AUS)12.93

 

カレントASP WCTトップ10:
1ーミック・ファニング(AUS)41,900ポイント
2ーケリー・スレーター(USA)40,700ポイント
3ージョディ・スミス(ZAF)35,700ポイント
4ータジ・バロウ(AUS)35,400ポイント
5ージョエル・パーキンソン(AUS)32,450ポイント
6ージョシュ・カー(AUS)29,600ポイント
7ージュリアン・ウィルソン(AUS)28,850ポイント
8ーエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)27,500ポイント
9ーC.J.ホブグッド(USA)27,200ポイント
10ーミシェル・ボウレズ(PYF)26,500ポイント
10ーナット・ヤング(USA)26,500ポイント