伊豆で開催されたASP「IZU Tatado Super Kids Challenge 」の優勝は浜瀬海、小笠原由織、宮坂莉乙子。
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静岡県下田市吉佐美多々戸海岸(2013 年 4月 28日、日曜日)静岡県下田市吉佐美多々戸海岸で開催中の2013年ASPジャパンツアー「IZU Tatado Super Kids Challenge 」が今朝ファイナルデーを迎えた。今日のファイナルデーのコンディションは、昨日までのスウェルが大きくダウン。ひざモモの力のないダラダラブレイク。波数も極端に減り、選手達は厳しいコンディションでの演技を強いられた。
そんな中で、グロム(U12) の4名によるファイナルは、安室丈(あずちじょう)、小笠原由織(おがさわらゆり)の一騎打ちとなった。スタートから安室丈がバックハンドで4.17をスコアしてヒートをリード。その後リズムを掴んだ安室はバックアップも3.67を揃え、完全にファイナルを支配した。しかし、後半に入り、それまで3位だった小笠原由織が軽快なフットワークで、5.33をスコアすると一気に大逆転でトップへ躍り出る。そこからリズムを掴んだ小笠原は、バックアップも4.60とし、ヒートスコア9.93でファイナルを完全にリード。安室がラストウェイブで逆転を狙ったが僅かに届かず、小笠原がASP初優勝を飾った。
カデット(U16) は、セミファイナルで優勝候補の西慶次郎と西優司の兄弟を大逆転で下し、浜瀬海と村上蓮がファイナルに勝ち進んだ。スモールコンディションで波数も少ないファイナルに於いて、ヒート前半にスコアをまとめたいと思っていた浜瀬海は、ヒート開始10分でファイナルのベストスコアとなる5.17をバックハンドでスコア。
後半に入り村上蓮はポジションを左側のセクションに移す。しかし浜瀬海は再びバックハンドでバックアップを4.33として、更にリードを広げる。対する村上蓮もヒート終盤に4.27をスコアするも追い上げもそこまで、浜瀬海が嬉しいASP初優勝を手に入れた。また、カデットガールズは、宮坂莉乙子と宮坂麻衣子のファイナル。2カ所に分かれて波を待った二人。向って左にポジショニングした莉乙子のところに数本のセットが入り、それを何とか乗り繋いだ莉乙子が勝利を掴んだ。
宮坂莉乙子。波が小さく、満足いく演技ができなかったとコメントするも、乗れば太いラインでスプレー上げる演技は評価に値する。
次回、ASPジャパンツアーは2013年国内最大グレードの4スターでASPジャパンのスターイベント開幕戦となる「QUIKSILVER OPEN JAPAN 2013」となる。こちらもお楽しみに。
「IZU Tatado Super Kids Challenge」
Cadet
優勝 浜瀬海
2位 村上蓮
3位 西慶次郎、西優司
Grom
優勝 小笠原由織
2位 安室丈
3位 石井乃亜
4位 島田碧人
Cadet Girls
優勝 宮坂莉乙子
2位 宮坂麻衣子
イベント公式ページは、http://www.aspjapantour.com/webcast/2013/izu/
宮坂麻衣子。軽さは否めないものの、スピードと切り替えの早さはイイね。あとは経験を積むこと。
浜瀬海。コンディションが悪くなると判断するや、先攻逃げ切りで最後まで突っ走って優勝をもぎ取った。おめでとう!戦略が立てられることも才能だ。
村上蓮。波がコンスタントに入るとの判断でポイントを左に移動。技数は入るものの軽さばかりが目立ち、点は伸びず。マンオンマンを避け、自分のサーフィンで勝負するもこれが裏目に。次はリベンジを誓う。
西慶次郎。スムースなラインのサーフィンも波が小さくワンパターンとなり自滅。バリエーションが課題か。
村上蓮
西優司。昨年のASP JAPAN グロムクラスのチャンピオン。今大会からカデットにクラス替え。前にも増してレールを使ったサーフィンに磨きをかけ、このクラスでも優勝を狙う。
小笠原由織。練習の成果を発揮。小波でも積極的に攻め続けたことで、初栄冠を手に入れた!おめでとう!
西優司。昨年のASP JAPAN グロムクラスのチャンピオン。
安室丈。終了間際に一発逆転を狙うもあと一歩及ばず。しかし、メリハリある演技は武器になる。磨きをかけよう。
4位 島田碧人
3位 石井乃亜
小笠原由織が優勝
小笠原由織