ロキシー・プロで18歳のタイラー・ライト(AUS)が大逆転優勝。
スナッパー・ロックス、クイーンズランド/オーストラリア(2013年3月9日土曜日)2013年のASP-WCT開幕戦であるロキシー・プロ・ゴールド・コーストが、2~3フィートのプライマリ会場であるスナッパー・ロックスで終了。タイラー・ライト(AUS)は、ファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を下し、優勝した。
ロキシー・プロ・ゴールド・コーストのライトとフィッツギボンズによる一対一のファイナルは、最後の最後までもつれた。ファイナルは、フィッツギボンズが終始リードをした。しかし、終了間際にライトは波を掴んで9.20をスコア。大逆転で勝利を掴んだ。「何て言ったら良いか分かりません。」と、ライトが言った。「何も考えていませんでした。小さい波が入っていきて、バンクに沿って来て、その波で思う存分やれました。スコアを手に入れて、あのような形でヒートに勝てたなんて信じられません。」
今シーズンの開幕戦での勝利によって、2013年のASPウイメンズ・ワールド・タイトル争いをリードすることになったライト。しかし、彼女は 今この瞬間を楽しむことにフォーカスする。「ワールド・タイトルのことは思ったりもしません。」と、ライトが言った。「昨年はラフなシーズンを過ごしました。オフシーズンには良い休みが取れて、モーターバイクに乗ったり、リラックスすることが出来ました。ツアーモードにカムバックして、ファースト・イベントで優勝出来て、最高の気分ですね。今後もツアーを楽しんでいくつもりです。」
2012年のASPウイメンズ世界2位のフィッツギボンズは、イベントのフォーム・サーファーの1人で、そのフォームをファイナルでも見せていた。しかし、フィッツギボンズは、プライオリティを保持しながらも、スコアリング・ウェイブをライトに渡してしまう痛恨のミステイクを侵してしまった。「このような負け方をすると、それを受け入れることが難しいですね。」と、フィッツギボンズが言った。
「タイラー(ライト)は本当にストロングなサーファーですし、彼女は本当に激しいトレーニングを受けているんです。彼女は最後の波でスコアを引き出しました。彼女におめでとうを言いたいですね。納得のいく結果ではないですけど、自分にとっては強烈なスタートです。気持ちを切り替えて次の試合に集中します。」
2011年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、彼女の十八番のプログレッシブ・リッピングで今シーズンのオープニング・イベントをはじめた。しかし、フィッツギボンズとのセミファイナルで惜しくも破れた。「今日はタフでしたね。」と、ムーアが言った。「私は明らかに間違った波を掴んでいましたね。始めは良い波がほとんどありませんでした。今シーズンのスタートとしてはセミファイナルは良い結果です。今後行われる数イベントでは、今回を踏まえていきたいですね。」
5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンに君臨する、ロキシー・プロ・ゴールド・コーストのディフェンディング・チャンピオンであるステファニー・ギルモア(AUS)は、今季のオープニング・イベントのファイナルデイまで完璧なフォームを続けていた。しかし、今朝のセミファイナルで絶好調のライトに惜しくも破れた。
「ここまで、かなり良いイベントを組み立てることができました。」と、ギルモアが言った。「このようなコンディションのスナッパーではあまりサーフィンをしません。それが明確にでましたね。自分の波の選択は抜かっていました。タイラーは素晴しい才能のある選手だから、最後まで油断するべきではなかったのです。」
2013年のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)の第2戦となる次のコンテストは、3月16日から24日で、ウェスタン・オーストラリアで開催されるドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロとなる。
また本日はウイメンズのファイナルあとに、「King of the Groms」のファイナルが行われ、オーストラリアのマイキー・ライトが優勝。その後に男子のクイックシルバー・プロのラウンド2がスタート。最初の4ヒートが行われた。
ラウンド2のオープニング・ヒートでは、イベント・ワイルドカードのブレント・ドーリントン(AUS)が、ASPワールド・チャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)と対戦。パーキンソンが圧倒的なサーフィンでラウンド3へ勝ち上がった。彼は、パワー&フローの他に類を見ないフォアハンドをディスプレーし、ハイ・ヒート・トータル17.10をスコアした。
また元ASPトップ34コンペティターでクイックシルバー・プロ・ワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)は、大逆転勝利でエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)をラウンド2で下した。デ・スザ(BRA)はスタートからフォアハンドのスラッシュを連発して9.10をスコア。それに対し、レイノルズは信じられないようなフィン・フリー・マニューバーで9.40をスコアして勝利を決めた。
これで、ワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)が、ASPワールド・チャンピオンのジョエル・パーキンソンと対戦するという好カードがラウンド3に用意された。
明日のファーストコールは現地時間7時30分となる。
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ファイナル結果:
優勝:タイラー・ライト(AUS)17.97
2位:サリー・フィッツギボンズ16.66
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・セミファイナル結果:
SF 1:タイラー・ライト(AUS)14.50 ステファニー・ギルモア(AUS)12.50
SF 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.97 カリッサ・ムーア(HAW)10.93
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2結果:
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.10 def.ブレント・ドーリントン(AUS)10.00
ヒート2:デーン・レイノルズ(USA)16.73 def.エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)15.43
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)16.10 def.ウイリアン・カルドゾ(BRA)13.53
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)12.17 def.パトリック・グダスカス(USA)12.00
予定されているラウンド2ヒート:
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート6:ジェレミー・フローレス(FRA)対ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート7:C.Jホブグッド(USA)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート8:エイドリアン・バカン(AUS)対ナット・ヤング(USA)
ヒート9:ダミアン・ホブグッド(USA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート10:キーレン・ペロー(AUS)対フリーペ・トリード(BRA)
ヒート11:カイ・オットン(AUS)対グレン・ホール(IRL)
ヒート12:セバスチャン・ジーツ(HAW)対コロヘ・アンディーノ(USA)