メインイベント出場をかけた「Moskovaトライアル」が行われ、ブレント・ドーリントン(AUS)とディミティ・ストイル(AUS)が優勝。日本勢は惜しくも敗退。
本日は、明日からのウエイティング期間スタートを前に、ASPクイックシルバー・プロ&ロキシー・プロのメインイベント出場をかけた「Moskovaトライアル」が行われた。メインサイトとなっているスナッパーロックスがコンディション不良のため、隣のグリーンマウントに移動して悪天候のなかコンテストはスタート。オンショアで緩慢なセクションが多いものの、充分にライダブルなコンディションの中ヒートは進められた。
結果は、男子ではファイナルを完全に支配した地元のブレント・ドーリントン(AUS)が優勝。女子では先日の6スターでサリーを下し優勝して絶好調のディミティ・ストイル(AUS)が、ヒート終盤に8.55をスコアして、ジュニア世界チャンピオンのニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を下して優勝。それぞれ、メインラウンドへのワイルドカードを手に入れた。
男子トライアルのラウンド1のヒート1には林健太がクレジット。しかし、初めて手に入れたトライアル出場のチャンスを痛恨のエントリーミスで棒に振ってしまった。
今回、出場予定だったジャック・ロビンソン(AUS)が、怪我のため欠場することが決まり、急遽参戦となった大野修聖は、ラウンド1のヒート6で16歳のマイキー・ライト、パース・スタンドリックと対戦。大野修聖はスタートからパンチの効いたバックハンドでチャージを見せ、7.25をスコア。幸先の良いスタートを切った。
一方、次々と波を捕らえるマイキーはヒート中盤に6.75をスコアしトップに躍り出る。ハイスコアを持っていた大野修聖はバックアップを探すが、思うような波が見つからない。そのまま残り時間5分となる。それに対しマイキーは後半にバックアップを6.5ポイントに塗り替えてリードを広げる。大野修聖に必要なスコアは6ポイント。もちろん大野にそのポテンシャルがあることは誰もが理解していた。しかし、後半追い上げを開始したスタンドリックが一気にトップの座を奪い、3位を強いられ追い込まれる大野。起死回生をかけて掴んだラストウェイブ。逆転出来るだけの波を捕らえた大野は、バックハンドでチャージし5.55をスコアするも僅かに逆転出来ず、惜しくも敗退となった。
続いて行われた女子のラウンド1。大村奈央はラウンド1のヒート1でディミティ・ストイル、コーディー・クライン、アリサ・ロックと対戦。先日の6スターで優勝したディミティ・ストイルがシャープなライディングでハイスコアをマークする中、ミドルセクションの波に的を絞った大村奈央は、スタートから快調なパフォーマンスを見せて5.75をスコア。ディミティ・ストイルに次いで2位につける。しかし、後半から追い上げて来たコーディー・クラインがバックハンドで6.25をスコア。大村は3位を強いられる。更に8.00をスコアしリードを広げるコーディー・クライン。大村奈央はヒート終盤にクリティカルセクションに際どいリエントリーを決め、カーヴィングのコンビネーションで6.20をスコアするも逆転ならず、惜しくも3位で敗退となった。
いよいよ明日からクイックシルバー&ロキシー・プロのウエイティング・ピリオドがスタートする。
ASPワールドツアー2013「クイックシルバー・プロ」
「ロキシー・プロ」ゴールドコーストpresented by LANDROVERコンテスト概要
開催地:オーストラリア・クイーンズランド州 スナッパーロックス
期間 :2013年3月2日〜3月13日(ウェイティングピリオドを含む)
* トライアルラウンドは3月1日
賞金総額:US$450,000(クイックシルバー・プロ)
US$120,000(ロキシー・プロ)
共催:LAND ROVER
日本語中継及びコンテンツサイト
quiksilverlive.com/progoldcoast/2013/
roxylive.com/roxyprogoldcoast/2013/