ASPトップ34は、ビラボン・パイプ・マスターズのラウンド1でローカル達を迎え撃つ。

ASPトップ34は、ビラボン・パイプ・マスターズのラウンド1でローカル達を迎え撃つ。 


Yadin Nicol (AUS), : © ASP/ CESTARI
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パイプライン、オアフ/ハワイ(2012年12月8日土曜日)ASP-WCT最終戦「ビラボン・パイプ・マスターズ・イン・メモリー・オブ・アンディ・アイアンズ」は、6~8フィートにサイズアップしたパイプラインでスタート。リクオリファイを目指すASPトップ34は、ローカル・ワイルドカードとバトルを繰り広げた。2012年のビラボン・パイプ・マスターズは、トリプルクラウンの最終ステージであるとともに、今年のASPワールド・タイトル・レースがクライマックスを迎える。

明日はいよいよトップシードの選手が登場。ワールド・タイトルを争うパーコ、スレーター、ファニングの3名もヒートを戦う事となる。現在トップを走るジョエル・パーキンソン(AUS)は有利なポジションにいる。しかし、2位のケリー・スレーター(USA)との差は3000ポイント。しかしスレーターがクオーターファイナルの前で敗退すると、パーキンソンの初のワールド・タイトルが決定となる。またミック・ファニング(AUS)は、数字上はタイトル争いを続けているが、パーコとスレーターがファーストラウンドで破れ、彼は優勝しなければならないという厳しい条件だ。

 

昨年のビラボン・パイプ・マスターズ・チャンピオンであるキーレン・ペロー(AUS)は、危険なパイプライン・スペシャリストのエヴァン・バリエール(HAW)に対して、今日のオープニング・ヒートで激戦バトルを制した。「それはファイナルのように感じた。」と、ペローが言った。「僕は、エヴァン(バリエール)が凄いヤツを成功させると予想していた。彼はここでは信じ難いパフォーマンスを見せるからね。僕たちは、あのセットが来たときポジションの外にいた。彼がポジションにいなくて、良かったよ。イベントの最初のヒートは神経が疲れたね。勝ち上がれて本当に嬉しかった。」

Kieren Perrow (AUS) © ASP / Cestari

ペローはスタートからサーフボードを折り、スモールスコアのみの厳しいヒートを強いられた。しかし、ヒート後半はパイプラインとバックドアのチューブで勝利を手に入れた。「僕のボードは両方とも6’2”だった。でも最初の1本を折って最悪だったよ。」と、ペローが言った。「その板は6’6”により近い感じにシェイプされたものだった。もう一つの板は、少し小さかった。だから、フリーフォールな感じで落ちたけど、 いくつかのスコアをゲット出来て良かったよ。その前はスコアを全く出せていなかったからね。」

 

ワイルドカードのカラニ・チャップマン(HAW)は、彼の豊富な経験を利用し、ビルドアップするスウェルで2本の素晴らしいパフォーマンスを見せ、ティアゴ・ピレス(PRT)とエイドリアン・バカン(AUS)という高いハードルを乗り越えて、ラウンド3へ勝ち進んだ。「ファースト・ヒートで優先権があるときも、動き回って、出来る限り多くの波をゲットしたかった。それが自分の戦略で、スタートから上手くいったんだ。良いスタートを切れて最高だったよ。毎回こんな感じで行きたいね。」

チャップマンは、他のコンペティターより僅かに大きなボードで、より浮力があるエクイップメントをセレクトしたことが、パドル力だけでなくフォーミーなバレルをナビゲートすることを助けてくれたと感じていた。「大きなボードに乗ることが、必ずしも波をつかむことに関係しているとは限らない。時にバレルの中にいるとき、フォーム・ボールが爆発する。そして、ビッグボードはそれを乗り切るのに役立つんだ。コンテストでサーフィン出来て最高だよ。」

Kalani Chapman (HAW) . © ASP / Cestari

 

前ASP WCTコンペティターでビッグウェイブ・スペシャリストのシェーン・ドリアン(HAW)は、ラウンド1で素晴しいパフォーマンスを見せて、9.17という本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録した。「僕はいつもプランを始める。しかし、時には、それは実現しない」と、ドリアンが言った。「僕はいつもベストを尽くし、そこから価値あるものを手に入れたいと思っている。コンディションは、たくさんバンプのあるトリッキーなものだった。僕は、あの9をゲット出来てうれしかった。そして、その後はデフェンスをしていたのさ。ずっと使っている調子の良い板を折ってしまって最悪だったよ。」

 

来年度のWCTへのクオリファイを決め、トリプルクラウンもリードするセバスチャン・ジーツ(HAW)は、ラウンド1でワイルドカードのグレン・ホール(IRL)を下して、トリプルクラウンに向けて一歩前進した。「あのヒートで最も僕の心に残っているのは僕のワイプアウトでした」と、ジーツが言った。「あれには圧倒されましたね。最終的にオープンフェイスの波を何本か見つけることが出来ました。パイプラインに感謝したいですね。僕はハレイワを勝ち取った他の選手とともに、そこに名前を列べることが出来て光栄です。サンセットではこれまで良い成績が残せなかったのに、ファイナルまで残れて、夢のようですね。僕はもう2、3ヒートをパイプでメイクする必要があるのです。どうなるか見ていてください。」

 

イベント主催者は、ハワイ時間で明朝午前6時30分にファーストコール。午前8時のスタートを目指す。

 

 

2004 Pipe Master Jamie O’Brien (HAW) showed his skills in Round 1. © ASP / Cestari

 

 

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド1
ヒート1:キーレン・ペロー(AUS)15.00 def.エヴァン・バリエール(HAW)9.50
ヒート2:コロヘ・アンディーノ(USA)6.50 def.タイラー・ニュートン(HAW)6.26
ヒート3:カラニ・チャップマン(HAW)15.83 def.ティアゴ・ピレス(PRT)5.70
ヒート4:ヤイディン・ニコル(AUS)15.33 def.フリン・ノバック(HAW)9.76
ヒート5:フレッド・パターチア(HAW)8.43 def.タナー・ヘンドリクソン(HAW)5.93
ヒート6:ビリー・ケンパー(HAW)11.00 def.テイラー・ノックス(USA)10.17
ヒート7:アダム・メリング(AUS)11.66 def.ブルース・アイアンズ(HAW)7.73
ヒート8:ジェイミ・オブライアン(HAW)16.34 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)9.94
ヒート9:シェーン・ドリアン(HAW)14.50 def.パトリック・グダスカス(USA)9.83
ヒート10:リカルド・ド・サントス(BRA)14.73 def.ダスティー・ペイン(HAW)7.84
ヒート11:デーン・レイノルズ(USA)11.34 def.グレンジャー・ラーセン(HAW)3.10
ヒート12:セバスチャン・ジーツ(HAW)14.27 def.グレン・ホール(IRL)10.77

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド2
ヒート1:カラニ・チャップマン(HAW)13.84 def.エイドリアン・バカン(AUS)10.60
ヒート2:ビリー・ケンパー(HAW)9.33 def.ミシェル・ボウレズ(PYF)5.04
ヒート3:C.J.ホブグッド(USA)15.17 def.。ジェイミ・オブライアン(HAW)13.57

ビラボン・パイプ・マスターズ:残りのラウンド2マッチアップ:
ヒート4:アレホ・ムニーツ(BRA)対シェーン・ドリアン(HAW)
ヒート5:ビード・ダービッジ(AUS)対リカルド・ド・サントス(BRA)
ヒート6:トラヴィス・ロギー(ZAF)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート7:カイ・オットン(AUS)対デーン・レイノルズ(USA)
ヒート8:ミゲール・プポ(BRA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート9:ダミアン・ホブグッド(USA)対フレッド・パターチア(HAW)
ヒート10:マット・ウィルキンソン(AUS)対ヤイディン・ニコル(AUS)
ヒート11:ブレット・シンプソン(USA)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート12:ヘイター・アルベス(BRA)対キーレン・ペロー(AUS)

ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド3
ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対TBD
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)対TBD
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)対TBD
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対TBD
ヒート5:ジョディ・スミス(ZAF)対TBD
ヒート6:ジョエル・パーキンソン(AUS)対TBD
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)対TBD
ヒート8:ジョシュ・カー(AUS)対TBD
ヒート9:ケリー・スレーター(USA)対TBD
ヒート10:タジ・バロウ(AUS)対TBD
ヒート11:ジェレミー・フローレス(FRA)対TBD
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)対TBD

 

 

Billabong Pipe Mastersは下記公式サイトでイベントを通してライブ中継されます:

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2012

ツアーに関して更に詳しい情報は下記サイトをチェック:

http://www.aspworldtour.com/