JPSAショートボード最終戦「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」プロトライアルが 終了。
2012年9月13日(木)JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ショートボード第6戦(最終戦)「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」プロトライアルが千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)にて終了した。本日の天候は晴れ。風は北よりの弱いオフショア。波は肩頭セットはオーバーヘッドのコンディションで男子のプロトライアルからスタート。JPSAのプロトライアルは、男子はR-3を勝ち上がった2名の8名に3位の高得点の上位2名を加え合計10名がプロ本戦に出場。本戦のR-3を勝ち上がれば、公認プロ資格をゲット。また、女子は、R-1を勝ち上がった2名の合計10名がプロ本戦に出場できます。本戦のR-3を勝ち上がれば、公認プロ資格をゲット。
そんな中で、明日の本戦へ駒を進めたトライアリストは男子10人。大江良太、大森海夏人、川畑友吾、児玉椋、斎藤昇吾、関口真央、金尾玲生、下田康成、島崎貴裕、西山直登。女 子10人。寺村文子、久保田さやか、田中愛子、百合草綾、田部井加菜子、福田まゆみ、梶川季恵、新谷千尋、岡本愛菜、砂川真里子。
明日からいよいよ本戦がスタート。今回のイベントにはSAシードで笹子 夏輝、中塩 裕貴がラウンド2から出場。またグラチャン争いに絡んでいる大橋海人、野呂玲花がラウンド1から登場。ひとつでも多く勝ち上がり、王冠獲得に向けて頑張って欲しい。明日は朝5:30AMに集合。6:00AMスタート予定だ。サーフメディアでは次回も現地から最新情報をお届けします。お楽しみに。また速報はツイッターの@SURFMEDIA_LIVEで配信中。こちらも是非フォローして下さい。
写真、フォトキャプション:山本貞彦
JPSAグランチャ争いのシナリオ
茨城までランキング2位だった田中樹が、アーリーラウンドで敗退し、グラチャン争いから脱落。カレントリーダーの林 健太は、茨城でファイナルまで残ればグラチャンが決定していた。しかし、林健太がセミファイナルで破れ、大橋海人が今季2勝目を上げた事で大橋海人にだけ最終戦で林健太とのグラチャン争いをする権利が与えられたのだ。
しかし林健太が有利な状況であるのは言うまでもない。全6戦中、上位5戦のポイント合計で年間ランキングを決定するJPSA。最終戦で林がラウンド4で負けた場合、上位5戦の合計は7700ポイント。大橋海人は5910ポイントを所持し、二人の差は1790ポイントとなるため、大橋は2位で獲得出来る1720ポイントでは、7630ポイントで僅かに逆転できず、優勝して2000ポイントを獲得し7910ポイントで林健太に逆転するしかない。そして、林健太がクオーターまで勝ち上がった場合、8120ポイントとなる林に対し、大橋は優勝しても7910ポイントとなるため、その時点で林健太のグラチャンが決定する。
女子でもカレントリーダーの野呂玲花が茨城のラウンド3で敗退。ランキング2位だった庵原美穂と3位の谷口絵里菜がファイナルまで勝ち上がり、グラチャン 獲得へのチャンスを開いた。茨城終了後のランキングは谷口絵里菜が1位、庵原美穂が2位、野呂玲花が3位となる。しかし、この3名のポイント差は僅 か。この3名はグラチャンを獲得するために、最終戦でライバルより先に負けるわけにはいかない。ただアドバンテージがあるとすれば、波を知り尽くしたホームブレイクでの開催で庵原美穂が有利。しかし、昨年のグランドチャンピオンとして、この試合の結果によっては2年連続のグランドチャンピオンとなれるプレッシャーが彼女の肩には重くのしかかって来る事だろう。一方、ベテランの谷口は茨城でも優勝し、グラチャン争いを振り出しに戻した。この勢いのまま3度目のJPSAグランドチャンピオンを手にするか。またルーキーで前戦までカレントリーダーだった野呂玲花。ASPのジュニアツアーでも今年、大活躍した彼女が最終戦で王冠を手にするのか。
男女とも目が離せないJPSAショートボード最終戦「ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童」は、9月13日(木)~16日(日)で千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)で開催。サーフメディアでは次回も現地から最新情報をお届けします。お楽しみに。また速報はツイッターの@SURFMEDIA_LIVEで配信中。こちらも是非フォローして下さい。
JPSAショートボード第6戦(最終戦)
ムラサキプロ 鴨川 supported by 海童
期日/9月13日(木)~16日(日)
※プロトライアル同時開催
会場/千葉県鴨川市 東条海岸 (マルキ)
ライブ中継:http://www.namiaru.tv/ust/jpsa2012_06/