ナイキUSオープンは大会6日目。
ジュニア男子で日本の大原洋人がベスト8進出。
現地2012年8月1日水曜日:
カリフォルニアのハンティントンビーチでスタートした、世界最大のアクション・スポーツ・フェスティバル「ナイキUSオープン・オブ・サーフィン」は大会6日目。本日は波が若干上向き、2-3フィートのコンディションでコンペティションがスタート。男子プライムはラウンド3。女子のワールドツアー最終戦はラウンド4まで。そして男子ジュニアのクオーターファイナルが行われた。
今日のメンズ・アクションのハイライトは、ブラジリアン達のパフォーマンスで、ハイエスト・ウェイブの信じがたいエアマニューバーが炸裂した。特にガブリエル・メディーナ(BRA)は、ビッグエア・リバースにフローター、スタイリッシュなレイバック・スラッシュという素晴らしいマニューバーのコンビネーションで9.93をスコア。
そして、昨年のジュニアUSオープンのチャンピオンであるフリーペ・トリード(BRA)は、2つのエア・リバースで9.80をすスコアした。このメディーナとトリードは、ミゲール・プポ(BRA)、エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)、スチュアート・ケネディ(AUS)、ナザニエル・カラン(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)と共にラウンドオブ16で次の対戦者を待つ。
明日は、ケリー・スレーター(USA)をはじめとする他のビッグネームである、ヤイディン・ニコル(AUS)、デーン・レイノルズ(USA)、ローカル・ホームタウン・ヒーローのブレット・シンプソン(USA)といった選手がラウンドオブ16のスポットをかけて戦う。
その他に、女子のワールドツアー最終戦はベスト8が決定し、クオーターファイナルは金曜日の午後12時30分に開始予定。また、男子ジュニアでは、クオーターファイナルがスタート。パワーサーフィンで9.50をマークしたコナー・コフィン(USA)やカノア五十嵐(USA)、プライムイベントの勢いのままジュニアも勝ち上がったフリーペ・トリードなどが注目を浴びた。メンズ・ジュニア・セミファイナルは、土曜日の午後1時50分にセットされる。
そして、気になる日本の大原洋人と新井洋人のダブル洋人。大原洋人は、ジュニアのクオーターファイナルのヒート1でキアヌ・アシン、カノア五十嵐、トレヴァー・ソーントンと対戦した。スタートから大原洋人は、バックハンドの鋭いリエントリーで7.00をスコア。幸先の良いスタートを切る。しかし、ハンティントンのローカルで波を知り尽くしたカノア五十嵐は、ブロウテール・バックサイド360リバースを含む、2本の8ポイントをスコアして、いきなにヒートスコア16.77をスコアしてトップを独走する。ヒート前半は良い波を掴めなかったキアヌ・アシンは、後半に入りバックハンドで6.50をスコアして2位に浮上。大原洋人は3位を強いられた。残り時間10分を切り、セットのレフトを掴んだ大原洋人は、クリティカル・セクションにシャープに当て込むリエントリーを2発決め、5.73をスコア。12.73のヒートスコアで逆転に成功して2位に躍り出る。そしてキアヌ・アシンの追撃を振り切り、セミファイナル進出を果たした。
一方、新井洋人は、カラニ・デビッド、カイマナ・ハキアス、フリーペ・トリードといった強豪と対決。スタートからハイリスクな技を仕掛け、戦いに挑んだ新井洋人。ファーストアプローチで大技を決める新井洋人は、前半を良い調子でカラニ・デビッドに次いで2位で折り返した。しかし、やはりトリードが後半にハイスコアをマークしてトップへ。3位となった新井は、最後までチャージし続けたがタイムアップ。攻めのサーフィンを見せた新井洋人だったが惜しくも9位でフィニッシュとなった。
明日は、いよいよ男子プライムはラウンド4。女子のワールドツアー最終戦は4クオーターファイナルが行われる。ライブ中継もお見逃しなく!
http://www.usopenofsurfing.com/live