ビラボン・リオ・プロはストーミー・コンディションでラウンド2が完了。

ビラボン・リオ・プロはストーミー・コンディションでラウンド2が完了 


John John Florence
John John Florence  ASP/ SCHOLTZ
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バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2012年5月14日月曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント第3戦「ビラボン・リオ・プロ」は大会6日目。コンテストは4日間のレイデイの後ようやく再開。プライマリ会場であるバーハ・ダ・チジュカの難しい4~6フィート(1.5 – 2メートル)のバレルでバトルくが繰り広げられた。バレルといっても、抜けられる波を見極めるのは困難を極め,多くのサーフボードが波の餌食となった。

アダム・メリング(AUS)の優れたバレル・ライディング

そんなハードなコンディションのなかで,アダム・メリング(AUS)の優れたバレル・ライディング・スキルは一際目立っていた。パワフルなナチュラルフッターのメリングは、2つの深いチューブにチャージ。そして、今日のハイエスト・シングル・ウェイブスコア9.67をマークし,ハイエスト・ヒートトータルとなる17.00をスコアした。

「あの波は最高にハッピーだったよ。」と、メリングが言った。「最初の波はうまく逃げ出したんだ。ちょっとクローズアウトに近い感じだね。もう1本もダブルアップする波で上手く抜け出せたよ。砂を巻き上げる感じだった。ヒートで良い波を掴むのは本当に気分が良いよ。最後にあの波を掴んで逆転出来て最高だった。」

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が豊富な技のバリエーションを披露

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ハードコンディションのなかでも、他に類を見ない多芸振りを発揮。バレルの中を走り抜け,クリティカル・エアをメイク。ヒート・トータル16.20をマークして,リプレイスメント・サーファーのウイリアン・カルドゾ(BRA)を下した。「それは本当にハード・ヒートで、僕は本当に疲れましたね。」と、フローレンスが言った。「僕たちはこの数日間、波がなくブラブラしていたんです。それでいきなりこのコンディションですからね。僕は、ヒートをフリーサーフィンと考えるようにしています。楽しんでいるときが、ベストのサーフィンが出来るような気がするんです。」

現在ASP WCTレイティングNo.10のフローレンスは、タフなラウンド1での敗北の後、ラウンド2での対戦相手であるブラジリアン・パワーハウスのカルドゾとのヒートが簡単なものではない事を知っていた。そんなヒートをクリアした彼は安堵の表情を浮かべた。「アルポラドルのラウンド1は最悪なヒートでした。今日も、ちょっとナーバスになっていたんです。」と、フローレンスが言った。「僕は、ただヒートをメイクしたかった。ウイリアン(カルドゾ)は素晴しいサーファーなので、彼とのラウンドを勝ち上がれて本当に嬉しいですよ。」フローレンスは、ラウンド3で同じルーキーのミゲール・プポ(BRA)と対戦する。

ピーターソン・クリサント(BRA)
ワイルドカードのピーターソン・クリサント(BRA)がガブリエル・メディーナ(BRA)を破る

ビラボン・リオ・プロ・ワイルドカードのピーターソン・クリサント(BRA)は、ラウンド2のオープニング・ヒートで今回の優勝候補の一人とされていたガブリエル・メディーナ(BRA)を破る大金星を挙げた。ライトハンドのバレルにフォーカスしていたクリサントに対し,メディーナは強烈なカレントを伴った巨大な波に翻弄されていた。

「ガブリエル(メディーナ)とのヒートがそう簡単でないのは分かっていました。だからライトに的を絞って、バレルを探したんです。」と、クリサントが言った。「最初のバレルもメイク出来そうでしたが、2本目でメイク出来ました。次のラウンドに勝ち上がれて嬉しいです。リラックスして良い波を見つけたいと思います。」クリサントは、ラウンド3で、ジョエル・パーキンソン(AUS)と戦う。

その他に、ミシェル・ボウレズ(PYF)は、終了間際の大逆転で、ビラボン・リオ・プロ・ワイルドカードのトーマス・ヘルメス(BRA)を下し、更に勢いに乗ったボウレズは、今日のファイナル・ヒートでブレット・シンプソン(USA)を下し,ラウンド4へ勝ち上がった。また、ティアゴ・ピレス(PRT)は、今日のストーミー・ビーチブレイク・コンディションでのラウンド2でカイ・オットン(AUS),ラウンド3でオーウェン・ライト(AUS)を下しラウンドアップ。C.Jホブグッド(USA)もASP WCTルーキーのヤイディン・ニコル(AUS)を下した。

イベント主催者は、明日、午前6時30分に再びファーストコール。午前7時のスタートを目指す。

 

ビラボン・リオ・プロ・ラウンド3:
ヒート1:ティアゴ・ピレス(PRT)10.40 def.。オーウェン・ライト(AUS)6.40
ヒート2:ミシェル・ボウレズ(PYF)8.70 def.。ブレット・シンプソン(USA)8.53
ビラボン・リオ・プロ・ラウンド2:
ヒート1:ピーターソン・クリサント(BRA)10.83 def.。ガブリエル・メディーナ(BRA)7.17
ヒート2:ミシェル・ボウレズ(PYF)15.10 def.。トーマス・ヘルメス(BRA)12.66
ヒート3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.20 def.。ウイリアン・カルドゾ(BRA)7.16
ヒート4:ヘイター・アルベス(BRA)6.00 def.。テイラー・ノックス(USA)5.47
ヒート5:パトリック・グダスカス(USA)9.83 def.。ダミアン・ホブグッド(USA)7.46
ヒート6:ブレット・シンプソン(USA)9.33 def.。ジャドソン・アンドレ(BRA)8.60
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)12.00 def.。フレデリック・パターチア(HAW)2.64
ヒート8:C.Jホブグッド(USA)11.36 def.。ヤイディン・ニコル(AUS)7.97
ヒート9:トラヴィス・ロギー(ZAF)9.33 def.。ラオニ・モンテイロ(BRA)5.70
ヒート10:ティアゴ・ピレス(PRT)10.90 def.。カイ・オットン(AUS)10.20
ヒート11:コロヘ・アンディーノ(USA)12.16 def.。キーレン・ペロー(AUS)6.50
ヒート12:アダム・メリング(AUS)17.00 def.。マット・ウィルキンソン(AUS)14.26

 

 

 

 

 

 

オフィシャル・サイト:www.billabongpro.com