巨匠マイク・プリケットがタヒチの撮影中に事故に遭遇。(3/21)
ホノルル ― (2012年3月20日)ハワイ・オアフ島ノースショア在住で、数々の賞を受賞している世界的に有名な水中カメラマンであるマイク・プリケット氏が、タヒチで行われていたコマーシャル撮影中にダイビング・アクシデントに見舞われ、体の一部が麻痺する症状に苦しんでいる。事故は先週の水曜日に起き、現在はパペーテの町で高濃度の酸素を供給することで治療効果を高める高圧酸素療法をまだ受けている。47歳のプリケット氏は、仕事中にもう一人のダイバーの命を救うために、減圧障害のひとつである重度の減圧症を発症したと見られている。彼は胸から下が麻痺していたが、今日は足にいくつかの感覚を取り戻した。医師は彼の回復に望みを抱いている。
「僕は、ウエットスーツとダイブ・ギアの水中撮影をしていました」と、プリケットが言った。「僕は、パニックを起こし沈んで行く、もう一人のダイバーを見たんです。僕は 彼を救うために220フィートまで急降下した 。しかし、彼は私のすべてのエアを使い果たした。でも彼を救うことが出来て嬉しいですよ。僕は、僕のファミリーと友人に彼らの祈りに対して感謝したい。僕はいま本当にあなたの祈りが必要なんです。」
プリケットは3月28日水曜日にノースショアのタートル・ベイ・リゾートのサーファーズバーで行われるトークイベントに出演予定だった。1984年に、プリケットは大変な交通事故に遭い、左足7箇所と右足36箇所を骨折。医者は彼が再び歩くことは出来ないと考え、治療として水泳を提案した。そして、彼のリハビリテーションは、水中でのシネマトグラフィーに対する情熱へと移って行った。マイクは、世界中の全ての海で撮影しており、エミー賞とサンダンス映画祭での最優秀撮影賞を含む数々の賞を受賞している。彼の代表作品は、ライディング・ジャイアンツ、ステップ・イントゥ・リキッド、アルティメット・ウェイブ・タヒチなど。
マイクの家族は今日、彼の水中映像の一部をショートムービーにして発表した。タイトルは「Pray For Mike マイクのために祈る」是非ご覧下さい。彼の一日でも早い回復を願いたい。