ケリーが大会2日目のハイエスト・ヒート・トータル16.60を記録し「Wave of the day」を獲得。(3/21)
マーガレット・リヴァー、WA/オーストラリア(2012年3月21日水曜日)ASP男子プライム・イベント「テルストラ・ドラッグ・アウェア・プロ」はラウンドオブ96の20ヒートを消化し大会2日目を終え、今日は強烈な6ー8フィートのコンディションでラウンドオブ96のヒート21から再開。ミック・ファニングや、コロへ・アンディーノなどがトップ通過を果たしている。
昨日の午後からサイズアップしたマーガレット・リヴァーで素晴しいサーフィンを披露したのは、ケリー・スレーター。スレーターはレフトとライトの多くの波をキャッチし、昨日のハイエスト・ヒート・トータル16.60を記録。そして「Wave of the day」を獲得した。上の映像がそれだ。
「マーガレット・リヴァーに戻って来れて嬉しいね。」と、スレーターが言った。「昨日遅くに到着したので、あまり寝ていないんだ。今日は、おそらく今週の中でも最もウインド・コンディションの悪い日だと思う。今週は素晴しいコンディションになるはずだよ。波をミスする選手を見ていたし、自分のヒートになっても、どんな波が乗れば良いか分からなかった。だから慣れるためにたくさん波に乗ろうと思った。それでまずライトを何本か行って、そのあとレフトを狙ったんだ。」
また、ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーのカレントリーダーで、ウェスタン・オーストラリア・ローカルのタジ・バロウ(AUS)は、接戦となったヒートを辛くも2位でラウンドアップした。終始3位か4位を強いられていたバロウは終了間際に素晴しいライトブレイクを見つけて2位に滑り込んだ。「マーガレット・リヴァーでそんなに頻繁にサーフィンをしているわけではないんだ。」と、バロウが言った。「セットの入って来ないスロースタートで、僕はほとんど負けていたね。僕はヒートで多くの波をキャッチしたいので、ポジションを移動したら、そこにセットが入って、逃してしまったんだ。ショックだった。ここから巻き返して行くよ。」
そして、今回のイベントにも1999年のASPワールド・チャンピオンであるマーク・オクルーポ(AUS)が出場。彼はフルタイムのコンペティションから退いているが、時折いくつかのイベントに出場して、ニュージェネレーションの動きをチェックしている。今回のヒートでは、彼の得意とするベルズのような大きいオープンフェイスの波でビッグ・マニューバーを披露してラウンドアップを果たした。
今回のイベントには、日本からラウンドオブ96ヒート4 に大野修聖、ヒート9 に辻裕次郎が出場。しかし、両者とも4位で敗退。女子では、大村奈央が、大会初日の「Wave of the day」を獲得し、1位でトップシードが待つRound of 48進出を決めた。大村奈央は、Round of 48のヒート3でアリーゼ・アルノー、ビアンカ・ブュイティンダッグ、メラニー・レッドマン-カーと対戦する。頑張れ!大村奈央。
今回のイベントはライブ中継も行われているので、ビッグなマーガレット・リヴァーでの彼等の活躍を期待し、エールを送り続けよう。頑張れ日本!
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