ファニング・リターン TO J-BAY。カノア五十嵐がマッシヴスコアでR3進出「Jベイオープン」

ファニング・リターン TO J-BAY。カノア五十嵐がマッシヴスコアでR3進出「Jベイオープン」 


ファニング PHOTO: © WSL/ Tostee

 

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2016年7月6日水曜日)現地時間2016年7月6日から17日までのウエイティング期間で、世界に名高いライトハンド・ポイントブレイクである南アフリアのジェフリーズ・ベイで開催される2016年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー第6戦である「Jベイ・オープン」。

 

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大会初日ハイライト映像。Opening Day Highlights: Jeffreys Bay

 

初日からオンとなったコンテストは、3~5フィートのコンディションで、ラウンド1とラウンド2のオープニング4ヒートを行った。

 

Jベイに戻ったファニング PHOTO: © WSL/ Kirstin

 

 

今大会の注目は、オープニング・ヒートでサーフする3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)。それは昨年12~15フィートのホオジロザメに襲われた、ドラマティックなJベイ・オープン・ファイナル以来初となる、ジェフリーズ・ベイでの彼のファースト・ヒートだった。

 

ファニング PHOTO: © WSL/ Cestari

 

 

先週のフリーサーフィン中に足首を怪我していたにもかかわらず、ファニングはアレホ・ムニーツ(BRA)とコナー・コフィン(USA)に対しソリッドな勝利を収めた。

 

本日の最長ライドとなる、クラシックなジェフリーズ・ベイ・ウェイブを見つけたファニングは、7.50をスコアして、勝利を掴んだ。

 

「実際のところビッグ・ウィークだったよ」と、ファニングが言った。「ここには早く入っていたものの足首を痛めてしまって、良い波を指を喰わえて見ることになった。メディカル・スタッフは素晴しい手当をしてくれて、いまはテーピングしているんだ。ライディングしていても、足首がどんどん良くなって来るのを感じてる。このラインナップに戻れて最高の気分だよ。」

 

ジュリアン PHOTO: © WSL/ Cestari

 

昨年、ファニングとともにファイナルを戦ったジュリアン・ウィルソン(AUS)にとって、感慨深い場所の一つとなったジェフリーズ。

 

そんなウィルソンは熟練したウェイブ・セレクションで、バレルとカーヴィングのコンビネーションによる、2つのエクセレントな9-ポイントライドスコア。パーフェクトに近い18.77のヒート・トータルで 本日の最高点をマーク。ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。

 

「今日ここでサーフィンできて本当に嬉しいです。多くのスウェルがオープニング・デイにありました。ここで再びサーフィンが出来るなんて信じられないです。」と、ウィルソンが言った。

 

シーバス PHOTO: © WSL/ Cestari

 

 

本日のトップ・パフォーマンスの一つは、リプレイスメント・サーファーのセバスチャン・ジーツ(HAW)によって披露された。

 

ラウンド1のファイナル・ヒートで、スチュアート・ケネディ(AUS)とミシェル・ボレーズ(PYF)と対戦したジーツは、オープニングから9.17のビッグスコアをゲット。アーリーリードを得た。

 

そして、攻撃的なカーヴィングのインプレッシブ・コンビネーションで、エクセレントなバックアップ・スコアを手に入れたジーツは、圧倒的な強さでラウンドアップを決めた。

 

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Kanoa Igarashi on Winning Round 1 at J-Bay

 

また、2016CTルーキーのデイヴィ・キャスルズ(AUS)とカノア五十嵐(USA)は番狂わせを引き起こし、ラウンド1のヒートに勝って、ダイレクトにラウンド3へ進んだ。

 

五十嵐は、ラウンド1のヒート3でジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とキアヌ・アシン(HAW)を破った。それはマルチプル・チューブ・ライドの洗練されたパフォーマンスで、エクセレントな8.17をスコア。7.47でバックアップし、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

「僕はもう6日間ここにいて、出来る限り多くサーフィンしようとしているんです。」と、五十嵐は言った。「前はここでの経験が足りなかったので、より多くの経験が自分自身の手助けになると思います。

 

まだ今年、自分のベストなサーフィンが出来ていないと感じています。このような良い波で、自分のいいサーフィンが示せればと思っています。良い時間を過ごせています。ボードの感じも良いですし、多くの事を学びながら、残りのシーズンも楽しんできたいと思っています。」

 

ウィルコ PHOTO: © WSL/ Cestari

 

また、カレントリーダーのマット・ウィルキンソン(AUS)は、ラウンド2を強いられながらも、ワイルドカードで出場しているローカルのスティーブン・ソーヤー(ZAF)と対戦。クロスヒート・バトルを戦い抜いた。

 

ウィルキンソンはラウンド3へ勝ち上がり、このヒート勝利で次回のCTイベントであるビラボン・プロ・タヒチまでジープ・リーダー・ジャージーを維持することとなった。

 

「それは、スーパー・トリッキーなヒートだった」と、ウィルキンソンが言った。「このジャージをキープすることができてラッキーです。アウトでは凄くエキサイトしたけど、ワイプアウトが続いて、勝ち上がれてラッキーだった。

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)PHOTO: © WSL/ Cestari

 

現在のワールドNo.2であるガブリエル・メディーナ(BRA)はトップ・フォームで、彼のラウンド1のヒートを通して17.27のヒート・トータルで勝ち上がった。

ケリー PHOTO: © WSL/ Kirstin

11-タイムWSLチャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ラウンド1のヒート7でフリーペ・トリード(BRA)とマット・バンティング(AUS)を破り、ダイレクトにラウンド3へ進む。


 

ネクストコールは明朝午前7時30分。現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間です。現地時間の 朝午前7時30分は、日本時間の同日14時30分です。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1457/j-bay-open


Jベイ・オープン・ラウンド1結果:
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)13.67、アレホ・ムニーツ(BRA)10.80、コナー・コフィン(USA)9.97
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)13.33、ミゲール・プポ(BRA)12.06、ライアン・キャリナン(AUS)8.43
ヒート3:カノア五十嵐(USA)15.64、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.24、キアヌ・アシン(HAW)12.60
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.76、カイ・オットン(AUS)10.80、ジョシュ・カー(AUS)7.00
ヒート5:ガブリエル・メディーナ(BRA)17.27、ダスティー・ペイン(HAW)12.77、アレックス・リベイロ(BRA)12.27
ヒート6:デイヴィ・キャスルズ(AUS)11.33、マット・ウィルキンソン(AUS)10.33、スティーブン・ソーヤー(ZAF)7.43
ヒート7:ケリー・スレーター(USA)12.26、フリーペ・トリード(BRA)12.00、マット・バンティング(AUS)9.43
ヒート8:コロヘ・アンディーノ(USA)14.16、ジャドソン・アンドレ(BRA)12.66、エイドリアン・バカン(AUS)12.50
ヒート9:ジョディ・スミス(ZAF)16.43、ウィゴリー・ダンタス(BRA)15.10、アダム・メリング(AUS)9.40
ヒート10:カイオ・イベリ(BRA)15.26、ジョエル・パーキンソン(AUS)13.60、ジェレミー・フローレス(FRA)12.90
ヒート11:ジュリアン・ウィルソン(AUS)18.77、ジャック・フリーストーン(AUS)10.17、ナット・ヤング(USA)7.50
ヒート12:セバスチャン・ジーツ(HAW)17.90、ミシェル・ボレーズ(PYF)9.90、スチュアート・ケネディ(AUS)9.74

 

Jベイ・オープン:ラウンド2の結果
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)8.47 def.スティーブン・ソーヤー(ZAF)7.93
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.27 def.アレックス・リベイロ(BRA)11.77
ヒート3:フリーペ・トリード(BRA)16.54 def.カイ・オットン(AUS)14.34
ヒート4:エイドリアン・バカン(AUS)10.50 def.キアヌ・アシン(HAW)3.87

 

Jベイ・オープン:ラウンド2のアップカミング・マッチアップ
ヒート5:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ライアン・キャリナン(AUS)
ヒート6:ナット・ヤング(USA)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート7:ジョエル・パーキンソン(AUS)対マット・バンティング(AUS)
ヒート8:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート9:コナー・コフィン(USA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート10:ミゲール・プポ(BRA)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート11:ジョシュ・カー(AUS)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート12:ダスティー・ペイン(HAW)対スチュアート・ケネディ(AUS)