ティア・ブランコとマヒナ・マエダがQF進出。エリセイラ・ワールド・ジュニア大会3日目
プライア・ドス・ペスカドーレス、エリセイラ/ポルトガル(2016年1月6日水曜日)3日連続で開催となったエリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップは、セカンド・ロケーションであるプライア・ドス・ペスカドーレスの3~4フィートのコンディションで再開。残りのメンズ・オープニング・ラウンドの3ヒートが行われたのち、ウイメンズの8ヒートが行われた。
ウイメンズでは、ラウンド2の6ヒート、ラウンド3が3人ヒートで2ヒート行われ、ラウンド3で1位の選手がクオーターファイナル進出。2位と3位の選手がラウンド4を戦う。そして、一足早くクオーターファイナル進出を決めたのは、ティア・ブランコ(USA)とマヒナ・マエダ(HAW)のふたり。
18才のティア・ブランコ(USA)は、ラウンド1でまさかの敗退で、ラウンド2を強いられたが、今日の2ラウンドでは、シングル・パワフルスナップをフォアハンドで披露。インプレッシブな8.17を含む複数のエクセレント・ウェイブをスコア。昨日を払拭するパフォーマンスを見せた。
「コンディションは明らかにタフでしたが、 2本の素晴らしい波も見つけられハッピーでしたね。凄く楽しめました。」と、ブランコが言った。「自分のファースト・ヒートではベストを出せませんでしたが、起る事全てに理由があると思うんです。ラウンド2ではちょっとしたエクストラの練習が出来て良かったと思います。」
ブランコは、ラウンド3でラウンド1のハイライト・パフォーマーだったブリッサ・ヘネシー(HAW)とヨーロピアン・ジュニア・チャンピオンのジュリエット・ブライス(FRA)と対戦、申し分のないウェイブ・セレクションとラディカル・サーフィンでクオーターファイナル進出を決めた。
「今回が私にとって初めてのワールド・ジュニアで、年齢的に最後のチャンスなんです。ですから、自分がいまここにいれて本当にハッピーです。」
ウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンに君臨する17才のマヒナ・マエダ(HAW)は、土壇場の逆転勝利でクォーターファイナル進出を決めた。
「ちょっと慌てましたね。今朝、私たちはコンテストがオフだと思ってカスカイスにサーフィンしに行っていたんです。そうしたら急に自分のヒートが直ぐだって、電話が来たんです。」と、マエダが認めた。「準備ができていない感じでしたが、そのヒートをメイクするためにトライしました。」
本日は日本代表はラウンド2のH1に川合美乃里、H4に須田那月が登場。
ショートライドながらターンを刻み、ヒートスコア9.17でヒートを終始リードした川合美乃里。対戦相手のキャロル・ヘンリークは優先権を持ち、セットの波で一発逆転を狙う作戦で、ジリジリとその差を縮めて来る。
川合美乃里は、ラストウェイブでバックアップを塗り替えたが、ヘンリークも最後にグッド・ウェイブをキャッチ。川合美乃里はまさかの逆転負けを食らった。
スローな展開となったヒート4で須田那月(JPN)は、ヨーロッパ・ジュニアチャンピオンのジュリエット・ブライス(FRA)と対戦。思うような波が見つけられず、2.67と4.30のトップ2スコアでヒートスコア6.97で敗退。川合、須田は今回13位でフィニッシュとなった。
勝利目前の逆転負けとなった川合美乃里だったが、自身のSNSで「初のWJCラウンド2で負けてしまいました。悔しい思いもありますが、今まで出た試合の中で1番レベルの高い大会だったのでとっても楽しかったです。もっと上手になって、勝てるように努力します。」とポジティブなコメントを残した。
明日メンズが再開されれば、ラウンド2ではヒート1に森友二、ヒート7に都築百斗、ヒート9に安井拓海、ヒート15に稲葉玲王、ヒート16に渡辺寛が登場する。頑張れ!日本!
ネクストコールは現地時間の7時45分、日本時間の16時45分。
今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。
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オフィシャルサイト:
※ WJC日本代表
Men’s Pro Jr (U-20) /大原洋人、新井洋人、稲葉玲王、都筑百斗、渡辺寛、森友二、安井拓海(ワイルドカード)
Women’s Pro Jr (U-20) / 須田那月、川合美乃里
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2015年 日本代表選手プロフィール
http://www.jrpro-jpn.com/2012/competitor/
エリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのRD2結果:
ヒート1:キャロル・ヘンリーク(PRT)10.80 def.川合美乃里(JPN)10.04
ヒート2:カミラ・ケンプ(PRT)10.83 def.ジーナ・スミス(ZAF)4.00
ヒート3:ティア・ブランコ(USA)15.56 def.ミラスカ・テーヨ(PER)9.84
ヒート4:ジュリエット・ブライス(FRA)10.56 def.須田那月(JPN)6.97
ヒート5:ダックス・マクギル(HAW)15.73 def.ニコル・パレット(ZAF)10.26
ヒート6:メラニー・ジュンタ(PER)12.84 def.アリアン・オチョア(EUK)6.90
エリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのRD3結果:
ヒート1:ティア・ブランコ(USA)15.17、ブリッサ・ヘネシー(HAW)11.64、ジュリエット・ブライス(FRA)9.20
ヒート2:マヒナ・マエダ(HAW)13.03、カミラ・ケンプ(PRT)11.21、テレサ・ボンヴァロ(PRT)10.94
残りのエリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのRD3組合せ:
ヒート3:チェルシー・トゥアク(BRB)、ダックス・マクギル(HAW)、キャロル・ヘンリーク(PRT)
ヒート4:イザベラ・ニコルズ(AUS)、ホリー・ウォン(AUS)、メラニー・ジュンタ(PER)
エリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズRD1結果:
ヒート14:ヤゴ・ドラ(BRA)15.44、ノア・シュワイツァー(USA)11.50、イライジャ・ゲイツ(HAW)8.17
ヒート15:オニール・マシン(PYF)10.00、カラニ・デビッド(HAW)9.90、カイ・ヒング(AUS)7.67
ヒート16:アルキデース・ネト(BRA)12.83、セス・モニーツ(HAW)10.67、ダニエル・グレン(USA)9.26
アップカミング・エリセイラ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズRD2組合せ:
ヒート1:デイヴィッド・シルヴァ(BRA)対 森友二(JPN)
ヒート2:ノエ・マー・マクゴナグル(CRI)対 ジュニーロ・ウシア(PER)
ヒート3:ノミ・ミニョ(FRA)対 ベヴァン・ウィリス(ZAF)
ヒート4:ルーカス・シルベイラ(BRA)対 アディン・メイセンキャンプ(ZAF)
ヒート5:ビクター・ベルナルド(BRA)対 シェーン・サイクス(ZAF)
ヒート6:ノア・シュワイツァー(USA)対 ジョーダン・マーリイ(ZAF)
ヒート7:カラニ・デビッド(HAW)対 都築百斗(JPN)
ヒート8:セス・モニーツ(HAW)対 ハリー・ブライアント(AUS)
ヒート9:安井拓海(JPN)対 チャーリー・キュヴョーン(FRA)
ヒート10:ミヒマナ・ブレイ(PYF)対 アロンゾ・コレア(PER)
ヒート11:グリフィン・カラピント(USA)対 ダニエル・グレン(USA)
ヒート12:パーカー・コフィン(USA)対カイ・ヒング(AUS)
ヒート13:ベンジ・ブランド(HAW)対 イライジャ・ゲート(HAW)
ヒート14:ネルソン・クローラック(FRA)対 イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
ヒート15:稲葉玲王(JPN)対 ルアン・ウッド(BRA)
ヒート16:ゲイティン・デラヘイ(GLP)対 渡辺寛(JPN)